Darlim&Hamabal、韓国のカバーソング動画を挙げてくれているユニットさん。
歌唱担当のキム・ダリムさん、演奏・トラック製作担当のハマバルさんの二人組。
ざっと70曲の動画がアップされていて、その大半がJ-POPのカバーでしっかり日本語で歌っているのだ。
このふたりを知るきっかけになったのは、千と千尋の神隠しの主題歌「いのちの名前」のカバー。
今、ハマっている韓国グローバルアイドル、アイズワンのチョ・ユリが5月に行われた日本でのファンミーティングのコーナーで歌ったのをきっかけに、YouTubeで検索したら、オリジナルの他に、このふたりの動画と「なごや」さんのカバー動画がヒットしたのだ。
なごやさんの歌声もまた素晴らしいのだが、韓国の方がしっかりした発音で日本の歌をうたってくれているという点でDarlim&Hamabalを注目することになった。
まだまだつまみ食いのような聞き方しかしていないのだが、Hamabalさんが作るトラックは、抜くところは抜き、被せるところは被せるといったらいいのか、無理なくでも工夫され、ダリムさんのボーカルにフィットするようにアレンジされているところに、非常に感心してしまった。
曲によってはバンドサウンドで音楽制作ソフトに頼らずにトラックを製作することもあるし、オリジナルを損なわず、でもシンプルな感じは素晴らしい。
このクオリティを下手すれば1週間くらいで仕上げてしまうらしいことにもびっくり。
数曲はHamabalさんがボーカル参加しているものもあり、やさしいトーンでダリムさんの声質と合うのも素晴らしい。
そしてダリムさんの正確な発音の日本語とビブラートを多用しない素直な発声のボーカルが非常に聞きやすい。
選曲からすると結構アニソンも多いので、日本のサブカル全般がお好きなのかもしれないが、曲に集中できるし、逆にイージーリスニングとして流しても耳障りのいい声は素晴らしい。
絶対にどこかのプロダクションの練習生だろうと思っているのだが、トーク動画を見る限りそんな話はまだ出てきておらず、韓国内の音楽制作の塾?カルチャースクール?みたいなものに通っていて、そこでHamabalさんと知り合ったとのこと。
日本なら十分プロでやっていけそうな実力とビジュアルをもってらっしゃるのだが、まだプロとして音源発売されたりということはないようだ。
興味のある方は一度聞いてみてほしい、きっとチャンネル登録することになるだろう。