”あまロス”が持病に変わっていた4月半ばから「続 最後から二番目の恋」がスタートした。前作、2012年のスペシャルに続いての第3弾。6月26日に最終回が放映されてから、もう一度、少し飛ばしながら、1作目、スペシャル、そして今回の続編をまとめて見始めた。
まるであまちゃんにハマりはじめたときと一緒だ。あまちゃんのときは放映開始から3カ月遅れて、昨年7月頃から真剣に見始めたのだが、8月に放映された「朝まであまテレビ」(あまちゃん一週間ダイジェストの連続放送)でフォローでき、たまたま「純と愛」の予約録画を解除していなかったために、全話録画できていたことがわかって、レギュラー放映版もあまテレビのあとに全話おっかけて、深夜にゲラゲラわらっていた。
正にその繰り返しで、昨夜は1作目全話とスペシャルまで視聴し、今夜は「続~」を視聴予定。あまちゃんの記事を書いていたときには、1作目の小泉今日子演じる吉野千明と中井貴一演じる長倉和平の顔を合わせるたびに勃発する「言い合い」のテンポの良さ、千明の少々ヤンキー口調になるところが、あまちゃんの天野春子にも引き継がれて、、、、みたいなことを思っていたのだが、やはり天野春子と吉野千明はちゃんと演じ分けられている。どちらの役もベースに小泉今日子を当てて脚本が書かれていると推測され、共通点はあるのだが、夢をあきらめて結婚し、天野アキを育てた春子と、仕事一筋で頑張り、ドラマのプロデューサーとして崖っぷちを経験しながらも一応成功している吉野千明とでは、あたりまえだが、「違う」。
挫折しても、娘のアキによって、勘当同然だった母・夏、挫折の原因であった鈴鹿ひろ美と和解し、人生が逆転した春子。テレビドラマのプロデューサーとして第一線で活躍しているのに、結婚せず一人で頑張って生きてきて、孤独を感じていたが、鎌倉に引っ越して、長倉家の面々と出会い、人生が少しづつ変わり始め、「続~」では最終回でついに長倉家で暮らし始めるという「幸せ」に辿り着いたように見える千明。
キャラクターとしてはやはり会社勤めが長い、吉野千明の方が、天野春子よりは多少上品に、またキレ方も穏やかに演じているが、和平との掛け合いとなると、一方的に相手を論破、もしくは叩き潰してしまう春子よりも、千明のトークが冴えているように思える。絶対に息の合った二人のアドリブも満載なのだろうが、リハーサルに時間を多く取っているらしいこのドラマでは、さらに練り込まれているからこそ、和平・千明の夫婦漫才が弾んでいるのだろう。
何かと、酒の力を借りて酔い潰れないと素直にキスできない二人に大人の歯がゆさを感じるが、和平の優柔不断さに大いに共感してしまう自分はどうなんだろう、、、と考えてしまう。。
さて、これからもう一度「続 最後から二番目の恋」を連続再生。もしかしたら、同じテーマでもう一度書きます。
追伸
長倉万里子役の内田有紀は第1作目の3話くらいまでは、まだまだ地の内田有紀の喋りだったが、千明が万里子をドラマのスタッフに引っ張ったあたりから、長倉万里子の役柄に喋り方がシンクロし、「続~」ではもう完全にハマリ役で、2012年のスペシャルからのブランクをまったく感じさせない演じ振り。ギャグキャラクターとしても素晴らしい。できれば万里子主役で1本スピンオフが出来るのではないかというくらい、深い役柄になっている。