ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

今できることを丁寧に・・・

2016-04-22 22:56:13 | 日々のできごと

熊本の地震からもうすぐ10日になります。

その間、なんとなく、ブログの更新もできないままでした。

繰り返す地震、避難所という環境で、多くの人との生活。

亡くなられた方も数がどんどん増えてきて・・・なんとも言葉がみつかりません。

被災された方々に、どれほどの困難があり、今後も続くのでしょうか。

何ができるのか、考えても、行動として具体的にできるのは、募金をするくらいです。

ほかにできることとしては、自分の場所の防災をさらにしっかり考えること。

地域で防災を学ぶ機会があったときに、わかったことは、自助共助公助の順番であり、

自助共助のみで、最初の3日の準備は必須だということです。

普段、助けを借りずに暮らせる人は、3日は自分でなんとかしないといけないということを学びました。

公助は高齢の方、障がいをお持ちの方に優先です。

妊婦さん・乳幼児を育てているお母さんは災害弱者です。

ですが、公助はそこに届くのでしょうか・・・

ひだまりクリニックも、もう少し自分の今の仕事(とりくんでいる産後ケア)の見通しがついた段階で、

次は母子救護所としての仕事ができたら・・・と考えています。

災害時、弱者である母子を助ける仕事ができたら、その力をつけられたらというのが、次の目標です。

だから、今何ができるかというと、やはり、今の仕事を確立していく、しっかりしたものにしていく、ということなのだと思います。

備えをして、自然を畏れ、当たり前に暮らせる感謝を忘れずに、できる努力を重ねていくということなんだろうなと思います。

仕事で力をつけて、よりよい支援ができるように、防災減災のための支援も含めていけるように、したいです。

今日も、おっぱいDayでした。

来てよかったと思っていただけるように、スタッフみんなで頑張っています。

来月から、新しい産後ケアサービスも始めます。

行政の助成のものですので、使える人とそうでない人が出てくるのがとても残念なのですが、

できるところから、コツコツと!努力して精進していきます。

いつの日か、出産した誰もがよい産後ケアを受けられて、健やかに幸せな産後を過ごせるように・・・と願っています。

早くお母さんを中心にした国の指針が出ますように・・・

 

自分の仕事をしつつ、いろいろなグリーフを抱えている人のことを忘れません。

出会う人のみでなく、熊本のこと東北のこと、忘れません。

不安な小さい人のこと、小さい人を抱えて不安な人のことも忘れません

気持ちはエールを・・・ともにいます。

 

 

 


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