ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

「失敗に感謝」という話~秋山エリカさんの話~

2013-02-11 20:03:16 | 日々のできごと

2月9日、娘の通う小学校で、秋山エリカさんの講演会がありました。

その日は3時間目が、道徳公開授業があって、4年生は秋山エリカさんの「失敗に感謝」という教材についての授業でした。

小さいころは病弱で、ぎこちない走りで先生に「真面目に走れ!」と怒られていたそう。

ケガをきっかけにクラシックバレエを小学生から中学生までして、高校時代から新体操を始めた。

最期の大会で一生懸命練習したのに、フープを観客席にとばす大失敗。

成功してたら、やめてたかもしれないけれど、やっぱり頑張りたいと思い、大学でしっかり基礎からやりなおした。

そうしたら、「もうやめたい」「楽しくない」とおもってばかりだったのが、できる手応えを感じて、楽しく思えるようになった。

だから、厳しい練習も苦痛でなくなった。

そして、その結果オリンピック選手になれた。

あのとき、失敗してたからオリンピック選手になれた、「失敗に感謝」というお話しでした。

その時、教室の前に進み出たのは秋山エリカせんその人。

どんなに運動オンチだったか、失敗したときのこと、その後の頑張り・・・

子ども達にわかりやすく説明してくださいました。

 

その後、全校生徒と保護者に向けて、4時間目には体育館で講演会。

最初に、アヴェマリアの音楽でボールとリボンで美しい演技を披露。

それはそれは素晴らしく芸術的だった。生の演技はすごい。

オリンピック選手としての経験の話、3時間目の授業の続きのような話をしてださいました。

(全日本選手権では1985~1989年連覇で←帰ってから調べた)日本では一番でも、

世界では背も高くスタイルもよく手足のきれいな選手が山ほどで、「どうせ私なんか」とずっといじけた気持ちで思っていたとのこと。

ある年の世界選手権で、演技の後で、目に飛び込んできたのは自分とは体型がそう変わらないブラジルの選手。

その人がとっても楽しそうに演技をしていて輝いている姿が衝撃だった。

自分はミスなく、対してその人は順位は自分よりも低かったけど、演技が楽しくて仕方ないという姿が感動的だった。

それをきっかけに、背も低く手足も短く、でも、自分にしかできないことを工夫することで、その後の大会で、日本の音楽で工夫を凝らした演技をして銅メダルを獲得した。

その演技で、観客の喝采を受け、ライバル国の選手達も拍手してくれた・・・!

 

子ども達にもわかる話をしてくださいました。

短所があるからこそ・・・発想の転換ですね。

失敗したからこそ、背が低くて見劣りするからこそ、ということが可能なのですね。

 

私も、「子育てに悩んだ自分だからこそできる仕事」をしたいといつも思っています。

(「夫婦関係につまづいた私だからこそできる仕事」もできたらいいなとも)

悩むこと迷うこと、さらには失敗だったなぁと思うことも、全ては学びになっていくのですね。

悩んでいる最中には全く気付かないのですけど、後になって振り返ると悩んでいる日々に成長してたのだなぁと思うこともあります。

わからない・できない、そんな日々であっても、逃げなかったからこそ、たどりつける結論があるのだと思います。

子育ての悩みも、他の人生の悩みも、全て同じことだと思います。

 

これからも失敗することはいろいろ経験すると思う。

でも、それを恐れないようにしようと思います。

いい大人がなんだと思われるかもしれないけれど。

失敗を恐れないと学べることがいっぱいあると思うから。

まだまだ成長したいですからね!

(最近、車座委員の先輩に褒められましたよ、佐山さん、最近人の話を聴けるようになったね!成長だね!と

もちろん、クリニックですから、あってはならない失敗は困りますけどね

「失敗に感謝」という話がとてもよかったので、シェアさせてもらいました~

うちの子にも、失敗を恐れないでチャレンジしてもらいたいものです。

ちょっと逃げちゃう子なので・・・

でも、まだまだ変わります。きっと。

成長途上ですからね~

赤ちゃんや数年しか生きてない子に「これできない・あれできない」と見ない方がいいですよ~

(大事な子どもですものね。そう思ってしまう気持ちもよくわかりますけど・・・)

子どもはどんどん成長する生き物ですからね、楽しみに見ててください。

あんなに先回りして心配して・・・な~んだ、ってことってとても多いのです。

 


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