ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

2回の復職講座を終えて  熱性けいれんのことも・・・

2017-03-02 21:52:36 | クラス日記

復職・・・

保育園探しから始まって、ようやく決まったら急に不安になってきた・・・ということもあるでしょうね、復職。

2月3月にここ数年復職講座をしています。

去年は、希望者が多かったので、同じ内容の講座を3回したのですが、ひだまりクリニックですので、10人そこそこ・・・

今年は、よいご縁をいただいて、和田ゆうゆう館という場所で広々と20人ほどで2回の復職講座をしました。

本当にありがたかったです。

去年とは、お話しの順番を変えて、保育士の村上さん、助産師の伊藤さん、そして私の病気の話としました。

この方が絶対いいと思いました。

 

保育園に入ること自体が不安の最初ですものね。

保育士との信頼関係を子どもは見ているという話。そうそう。

子どもは感じる天才ですからね。

子どもがお母さんと離れて泣くことも当たり前で悪くない、しっかり絆ができてるからですものね。

でも、泣かないタイプの子もいる。そこはそれぞれですね。

 

おっぱいのあれこれの悩みも具体的にお話ししてもらえました。

卒乳しようかどうしようか・・・と思っている方もいるかもしれませんが、保育園という環境の変化と安らぎの大きな意味になる

おっぱいをやめるのを同時進行でするのはお勧めしません。

しばしば、保育園に入ってすぐの病気でおっぱいやめないでいてよかった~という声をききます。

保育園になれてから、ちゃんとママは迎えにきてくれていつもの生活はこれになったんだと子どもが受け入れてからの方がいいと思います。

 

病気の話では、本当にいろいろお伝えしたいことがあるのですが、時間が限られているので、最初にいいたいことをいいました。

それは、病気になったことに罪悪感を持たないで!ということです。

病気は病気。

誰だってなるし、いつだってなるし、重い時も軽い時もある。

また、珍しい病気にたまたまなることもある。

仕事をしてたから?もっとケアできてたらこうならなかたかも?

そう考えてしまうお母さんはとっても多いし、無理ない感情かもしれませんが、そんなことはないんです。

子どもの病気は、多くは感染症。

集団に入ると、(それが早くても遅くても)感染症にかかって強くなっていくんです。

それが、子どもの普通の姿です。

知って安心することができるようにと願ってお話ししました。

と、ここまで書いて、二回目の病気の話に熱性けいれんの話をするのを忘れたことに気づいた

熱性けいれんは、10人に1人くらいの割合で起こすので、かなり高率です。

熱による脳の興奮でけいれんが起きるのですけれど、呼吸が弱まり低酸素になるので脳の興奮がおさまり、自然に止まります。

5分以内にはとまるのが普通で、繰り返さないのも特徴です。

それから、左右差もありません。

右半身のけいれんが強いとか、目が横(左右どちらかの)を向いて白めになっているというのは左右差があるということです。

つまり

熱が出ているときに、5分以内に自然にとまり意識も呼吸も顔色ももどり、左右差のない、繰り返さない(24時間以内に)けいれんは

それほど心配のない単純な熱性けいれんです。

6か月頃から多くなります。(6か月未満のけいれんは心配です)

どれくらい続いたかと左右差はなかったかは受診時聞かれることですので、観察しましょう。

けいれん中は、衣服を緩めて安全な場所に横にします。

吐いたときは、横を向かせて口の中から吐物を書き出してあげてください。

名前を呼んでゆすって刺激したり、口の中に舌をかまないようにとモノを入れるのはNGです。

…というような内容のことを今日はすっ飛ばしてしまいました~

持ち時間30分(それでもオーバーしたけど)というのは、時間配分が大変!

今日は発熱でしゃべりすぎました~反省!

そう・・・講座ごとに反省は必ずでてくるんですよね~

 

働くことに納得していてほしいなと思います。

そうであると、気持もきりかえやすいからです。

「お母さん、頑張ってくるよ。あなたもがんばってね!」と明るくいってきます~とあいさつできるといいですね。

いろんな悩みがあるのは当たり前ですが、自分に優しくね、とお母さんたちには言いたいです。

 

働かないことを選択したお母さんも応援したいと思います。

 

春はいろんなことが変わる季節。

お別れの季節でもあり、出会いの季節でもあり・・・

前を向いて歩いていきましょう~

 

 

 

 

 


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