ひだまりクリニックは、3年前に始めました。
ずっと温め続けてた想い「産後の母親学級が必要」の実現でした。
産後こそ母親学級は必要だと思ってたのです。今もです。
妊婦時代は、出産がゴールで、そこに焦点があたってて、実際に産むことは、大抵の場合かなり衝撃的で・・・
多分、多くの人がこんな辛いの?と思ったことだと思います。
その一方、小さな我が子はとても頼りなくて不安で、守らなくてはという緊張も強くて、
リラックスするのがおっぱいには大事なのにそれどころじゃありません。
睡眠不足、会陰の傷の痛み、おっぱいの痛みと不安、さらに追い打ちをかけるのが赤ちゃんのこと。
何も変わらない(気分も生活も身体も)夫にイライラしたり・・・
何もかもわからないし不安ですよね。初めてなら当たり前だと思います。
でも、周りはお祝い一色。辛い・わからない・できないかもしれないし不安だなんて言いにくいでしょう。
母親なんだし、ちゃんとしなきゃって頑張るんですよね。
そして、大抵の場合頑張れちゃうんです。
自分にとってすごく大変なことという自覚もなしに無理をしちゃうんです。できちゃうんです。
ホルモンの状態が乗り切れるようになってるんですね。
だから、とてもデリケートでピリピリしてることが多いんです。
ときどき・・・ですが、
ひだまりクラスに見える方が、そういう自分の無理に気づいたりして泣き出しちゃうってことがあります。
そして、だ~れも、それをおかしなことって思わないんですよ。
むしろ自然で当たり前なことと受け止めてくれているように思います。
ちゃんと出せるって素直な方なんだなと私も思います。
お産が思ってたのと違ってたこととか、
産後がとにかく辛くて辛くて・・・とか。
寝不足や体調の悪さが辛くて思わず子どもをぽん!とベッドに投げ出してしまった後で、
虐待だわ!と思いつめて泣いちゃうとか。
お友達が復帰したのに、自分は何も社会に関われてない?と子どもとの日々が空しく感じられる日があって辛いとか。
夫との関係が今までと違ってきたこと、なんとかしたいのにどうにもならない悩みとか。
泣いて話してくださる方がいます。
私ももらい泣きしちゃったりします
でも、そういう方に対して思うのは、泣けてよかったね、外に出すことができてよかったね、ということ。
そして、受け止めてくれる仲間がいっぱいいるんだと感じてもらえてよかったなということです。
外に出せる人、そして、助けを求めることが出来る人は回復する力がちゃんとあるなと思います。
むしろ、回復力が強いのかもしれません。
自分がおかしいということを自覚できてる、そして、助けを求められるということだから。
それができたら大丈夫です。
そういう人は安心だなと感じます。
人に繋がれない人がむしろ心配なんです。
辛い人にこそ、ひだまりはお役に立ちたいなと思います。
もちろん、幸せいっぱいの人にも来ていただきたいです。
幸せオーラが私を幸せにしてくれて、いろんな方に対する力をくれますから
いつも元気な人がそうでなくなることもありますしね。
そんなこと、子育て毎日してたらあるに決まってます。
ずっといつも元気なんてないです。
疲れてる日だって、ブルーな日だってあります。
どんな人のどんな気持ちにも寄り添うことができたら・・・そういう仕事をしたいと思っています。
なんて、決意っぽいことを書いてしまいました。
三年目・・・
最初の一年はほとんど予約もなくって、ひだまりクラスをしても、一人か二人の参加だったり・・・
懐かしいです。
そのころの赤ちゃんはもうすぐ4歳。
赤ちゃんが4歳になる時間が過ぎたのですね。
ひだまりクラスも順調に育っていると思います。
参加してくださる方、応援してくださる方のおかげです。
この場を借りて、ありがとうございます!
私も、人生下り坂・・・ですが、まだまだ成長し続けたいなと思います。
下り坂でも、緩やかに成長はしたいな・・・
まだまだのび代はあるはず!そういう姿勢でいたいです。
お母さんたちにいっているように、「自分のバランスに気を付けて」進んでいきたいなと思います。