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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『スポーツドリーム』 1/31

2009年02月03日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストはレーシングドライバーの脇阪選手。

今回は恒例の10の質問でレースの話などをあれこれと。
"運転技術は突き詰めると練習ではなく生まれもったセンスだ?"という質問には「はい」と答えていた脇阪選手。
いわく、センスというのは運転だけではなく色々な物事に気づく能力が必要だと思う、周りの人が何を求めているか何をどうすれば周りの人が気分よく仕事が出来るかとかそのことに気づかないとダメだと思うんでんですね、とのこと。
ただ、天才と言われるような人はそういうことは関係ない、とのことでした。
で、そんな天才の一人、日本一速い男と言われた星野一義さんの面白エピソード・・口癖が「う~ん全開!」の星野さん。雨が降って水が溜まったコーナーでも速いのでどうしたら速く走れるのかあるドライバーが訊きにいったら、やはり「う~ん全開!」という答え。それを聞いたドラバーが水溜りのコーナーを全開で行ったらクラッシュ、星野さんにもう一度訊きに行くと「そんなとこ全開で行ったら車グチャグチャ、いくつあっても足らないよ」と言われた・・という話を、かなり喋り慣れてる様子で話していた脇阪選手(笑)。
このへんは、もはや持ちネタという感じでしたが(笑)、"将来的にはお笑いや俳優など本格的なタレント活動も考えている?"という質問には「いいえ」という答え。
それは何故かというと、

南原 「お笑いタレントいけるじゃないですか」
脇阪 「いや、僕は今レーシングドライバー脇阪寿一っていう部分があるからこそ、たまにね、その色んな番組に寄せていただいて」
南原 「はい」
脇阪 「多少何かちょっと・・」
南原 「『ジャンクSPORTS』とか行って」
脇阪 「はい、「面白い、面白い」言ってくれますけど」
南原 「はい」
脇阪 「それが僕がレース終わって」
南原 「はい」
脇阪 「周りの方とか皆さんと肩を並べてね」
南原 「はい」
脇阪 「したところでね(笑)」
南原 「はい」
脇阪 「そんな甘い話じゃないっていうのはわかってますんで(笑)」
南原 「(笑)」
脇阪 「ま、それはそういう(笑)」
南原 「ちゃんと軸足を持ってる、わかってる」
脇阪 「えぇ、えぇ(笑)」
南原 「わかってますね~、えぇ、でも、もしもそういう話があったら、まぁまぁ」
脇阪 「そうですね」
南原 「はい」
脇阪 「で、それがまたサーキット場にね、その僕を見て来ていただく方が増えるようなことがあるならばね」
南原 「なるほど」
脇阪 「それはもう、僕がレースさしていただいたことから繋がる使命のようなことだと思いますんで」
南原 「はい」
脇阪 「それはまぁ、そうさしてもらいますけど、そんな甘い世界じゃないのは(笑)」
南原 「なるほど、軸足はあくまでもレーシングだと」
脇阪 「はい」

とのことでした。
う~む、このへんの考え方にも脇阪選手が言うところの"センス"が表れてる感じです。
よくスポーツ選手などがバラエティー番組に出て面白トークをしていますが、それはあくまでスポーツ選手の面白トーク・・野球選手なのに面白い、レーシングドライバーなのに喋りが上手いということであって、タレント(あるいはお笑い芸人)として面白いのとはちょっと違うわけで。
スポーツ選手やモデル、俳優やアイドルなど(あと知事とか・笑)、そういう肩書きがあると笑いのハードルはグッと下がりますが、肩書きが外れたときには、評価のされ方もまた変わってくることに・・・。
脇阪選手は、レースだけではなくこういうところでも周りが何を求めているのかちゃんとわかってる、というのがよくわかる話でありました。


あとは、脇阪選手による、隣に乗ってる人に対して優しい運転講座(曲がる時やブレーキを踏む時などに、それとなくわかるように運転すると良いそうです)などがありつつ。
今回のリクエスト曲は、

南原 「今週も、脇阪選手からリクエスト曲を1曲いただきたいんですが」
脇阪 「はい」
南原 「今週はどうしましょうか」
脇阪 「ユニコーンで『働く男』お願いします」
南原 「おぉ、これは?」
脇阪 「え~民生さんと、よくゴルフとか」
南原 「はい」
脇阪 「あの、公私共にお付き合いさせていただいてて」
南原 「はい」
脇阪 「今回ユニコーンが復活すると」
南原 「復・・僕も嬉しいですねぇ~、はい」
脇阪 「それでですね」
南原 「はい」
脇阪 「今回この、あの~今日、お邪魔させていただいて」
南原 「はい」
脇阪 「南原さんもおられますし」
南原 「はい」
脇阪 「昔の、あの『働く男』で」
南原 「これ」
脇阪 「『夢で逢えたら』で」
南原 「『夢で逢えたら』で、これももう思い出のやつですよね」
脇阪 「はい」
南原 「はい」
脇阪 「僕ももうバリバリ世代でですね」
南原 「はい」
脇阪 「『夢で逢えたら』もユニコーンもですね、いつも見てたあれなんで」
南原 「じゃあ、ね」
脇阪 「はい」
南原 「紹介していただきましょうか」
脇阪 「はい。ユニコーンで『働く男』」

ということで、『働く男』がかかってました。
う~む、この曲を聴くと、オープンカーに乗ってはしゃいだり夕日の浜辺で談笑している『夢逢え』メンバーの姿が、走馬灯のようによみがえってきます(笑)。
個人的には、ナンチャンを探せin香港の『スターな男』が好きだったので(南原さんが見つかったときに二階建て路面電車で松っちゃんがものすご~くわざとらしくはしゃいでいたのが、らしくなくて面白かったな~・笑)こちらを聴きたかったというのもありますが・・あ、そういえば、リンドバーグも復活するとかしないとか。
『BELIEVE IN LOVE』にのせ、落ち込んでる南原さんを心配してる『夢逢え』メンバーのオープニングも好きだった・・この話をしだすとキリがないので、このへんにしておきます(笑)。


あとは、サーキットからの帰り道で煽られることがあるので、道を譲ると抜き際にガッツポーズしてる人がいるけどそれで喜んでもらえるなら良い、という大人な脇阪選手(笑)の話や、最近は計算されつくしたレースをしているので今年はお客さんをワクワクドキドキさせるようなレースをしたい、という話。
それから、本当にいいシーン(最終ラップの最終コーナーで相手を抜くときなど)にはスローモーションで物事が見え結果もわかりその通りに行く、という話などもしていて、興味深そうに話を聞いていた南原さん同様、私もラジオの前で興味津々で聞いてしまいましたが、長くなりそうなのでそのへんの話は全面的に割愛させていただきます(笑)。


ってな感じで、南原さんとはあまり馴染みがないイメージのモータースポーツではありましたが、あれやこれやと話が弾んでいた30分でした。