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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『Get Sports』 9/7

2008年09月10日 | Get Sports
Chapter 1 は、W杯アジア地区最終予選の特集。
スタジオのG-Talkは、南原さん、栗山さん、中西さん、中山アナといういつものメンバーで、6日に行なわれたVSバーレーン戦を振り返りながらあれこれと。
中西さんが生徒役の南原さんと栗山さんを相手に講義をするというお馴染みのスタイル(笑)で、日本の戦い方などについて解説をしていましたが、いわく、アジア地区3次予選と最終予選で日本が取った得点は半分以上がセットプレイだったけど、今まで出たW杯3大会で日本はセットプレイから一点も得点していない、「世界の舞台では日本のセットプレイはあまり通じてない」とのこと。
6月に行なわれたユーロ(欧州選手権)でも、セットプレイからの得点は2割から3割しかなく、7、8割は流れの中の得点だったそうで。
「日本のゴールを取ってる割合と真逆、世界ではセットプレイでは、もう最近は失点しないんですよ」とのことでしたが、そんな中西さんの話を聞いて、

南原 「ちょっと~(自分の腿の当たりを片手でパンと叩いて)特任理事どうすんだよ!(強い口調で言いながら怒ったような顔で中西さんを指差す)」
中西 「(笑)」
中山 「そうですよ」
南原 「協会としてはどうするんだよ!」
中山 「サッカー協会特任理事」
中西 「で、あの~、僕がこの番組で・・」
栗山 「(無邪気な感じで)おめでとうございます」
中西 「いやいや、その話は・・」
南原 「頼むよ、今まで通り!(強い口調と怒ったような顔で言いながら中西さんを指差す)」
(スタッフの笑い声)
南原 「気持ちは反体制だからね!」
中山 「ハッハハハ」
栗山 「(笑顔で)大事ですからね、哲っちゃん。コメント大事だからね」
南原 「そうだよ~」
中西 「いや、僕は置きにいくコメントはしてませんから大丈夫ですよ」
中山 「(笑)」

と、中西特任理事に詰め寄る南原さん(笑)。
中西さんがサッカー協会の特任理事になったのは随分前のことだと思いますが、テレ朝のスタジオでやるG-Talkは6月8日以来ですので、南原さんも今までツッこむ機会がなく、ようやく特任理事イジリが出来たということなのでしょう(笑)。
持論を展開したくてウズウズしてる中西さんをよそに、南原さんに乗っかって栗山さんも中山アナも特任理事ネタを楽しんでいて、そのチームワークの良さに(このへんのやり取りは打ち合わせはしてないと思いますが・笑)ちょっと笑ってしまいました(笑)。
それはそれとして。
中西特任理事によると、日本が得意なセットプレイは攻撃のスイッチが「いっせいのせ」で入れられるので点が入りやすい、そのスイッチを流れの中でも入れられれば素晴らしい形になる、とのこと。
で、中西さんがVTRでバーレーン戦を振り返りながら、流れの中でスイッチが入った場面とそうでない場面の解説をしていましたが、選手の連携が上手く行かずスイッチが入らなかった場面では、南原さんは、

南原 「(選手同士)同じ絵が描けてなかったんですか」
中西 「あ、もう、まさにその通りです」

と、今度は中西さんの話を分かりやすいように、上手い例えでフォロー(笑)。
特任理事にツッこんだり、フォローしたり、中西さんの講義を神妙な顔で聞く生徒になっていたりと、一人で何役もこなしていた南原さんでありました(笑)。

あとは、最終予選で日本がこれから戦うオーストラリアやカタール、ウズベキスタンの戦力分析などもありつつ。
中西さんは、ワールドカップベスト8という目標を達成するためには、最終予選で勝ちながら内容も積み上げていかなきゃいけない、日本はセットプレイ以外のストロングポイントを見つけるためにこの最終予選をうまく活用していかなければいけない、という話もしていましたが、

南原 「(最終予選を)戦いながら、自分たちの戦い方を見つけていく」
中西 「はい」
南原 「そして世界で勝てるような日本チームをつくる」
中西 「はい」
南原 「これ、まだいっぱい論点ありますよね」
中西 「あります。ただ、このままではダメです(キッパリ)」
南原 「(腕組みして横を向きながら)フッフフフ」
栗山 「(うつむいて苦笑い)」

というやり取りで、G-Talkは終了(笑)。
置きにいかない特任理事の厳しい言葉(笑)に、最後は笑うしかなかった南原さんと栗山さんでありました(笑)。



続いては、南原さんの北京五輪取材レポ。
「さぁ、天安門広場に来ました。私は今から北京オリンピックをつぶさにリポートしてみたいと思います。(周りを見回し)しかし、広いっす、ここは・・(遠くに見える写真を指差し)あぁ~・・毛沢東」という北京レポ(笑)で始まった、南原さんのオリンピック取材。
先日の『Get』でも南原さんが女子レスリングや競歩などの競技を観戦してる様子が放送されていましたが、今回は吉田選手、山崎選手に加え、
「とみた~!」
「むろふし~!」
と、体操とハンマー投げで声援を送ってる南原さんの映像や、女子走り幅跳びで予選落ちした池田選手を観て「いっぱい準備してきてもあっという間、1時間半ぐらいで終わっちゃう・・」としんみり語る場面も少しだけ流れてました。

そして、"伝統継承" と題し、南原さんが競泳とシンクロを取材&インタビュー。

Chapter 2 南原清隆が見た「情熱的北京五輪」 ♯1日本シンクロ~伝統のメダル~
'84年のロス五輪で正式種目になって以降、前回のアテネ五輪まで6大会連続でメダルを獲っているシンクロデュエット。
新たにデュエットの選手に選ばれた鈴木絵美子選手と原田早穂選手は、金子チームリーダーから「石にかじりついてでもメダルを死守しなさい」と言われたとのこと。
2005年の世界水泳では銅メダルを獲得した鈴木・原田ペアでしたが、今年4月に行われたプレ五輪では、中国の後塵を拝しメダル圏外に。
北京でメダルを獲るため、五輪本番までの3ヶ月間は、プレ五輪で中国に逆転されたフリールーティーンの演技・・一番体力が消耗している時に繰り出すラスト20秒の脚技を成功させるためにウェイトトレーニングで上半身の強化に取り組んだとのこと。
鈴木選手いわく、すごい体型になっちゃうんじゃないかと思うぐらいトレーニングをやった。
原田選手は、手にマメが出来るほどウェイトトレーニングをした、とのことでしたが、二人にインタビューしていた南原さんは、「手にマメが出来たんですか?」「えっ!?野球選手みたいな手になってますよね」と、原田選手の手を見てビックリの様子でした。
そして北京五輪本番では、テクニカルルーティーンで中国を上回る3位、フリールーティーンではウェイトトレーニングの甲斐あってラスト20秒の脚技を成功させ、日本ペアは銅メダルを獲得。
現地でその戦いを観戦していた南原さんは、中国ペアの演技を観て「いや、脚きれいだ」「あ、乱れた、最後乱れたちょっと」。
日本ペアの演技には、「揃ってる、揃ってる」。
二人が演技を終えたあとは心配そうに・・今にも泣きそうな顔をして拍手をしていた南原さん。
そして、得点を見てメダル獲得を確信した(この時点ではメダル確定ではありませんでしたが、中国ペアを上回っていたので事実上決まってた)鈴木選手と原田選手の涙を会場の大きなモニターを見た南原さんは「相当なプレッシャーだったんだね~」としみじみ。
オリンピックには驚・歓・奮・叫・涙 の5つには入りきらない表情があることを教えてくれた南原さんでありました(笑)。

伝統のメダルを死守した鈴木選手と原田選手は、南原さんのインタビューに答え、

鈴木 「メダルを獲らなければいけないという責任は絶対果たしたかったし、デュエットでつなぐことが出来て正直ホッとしてます」
原田 「絶対獲りに行くぞっていうふうに思ったメダルというか・・うん、今回はすごい重みのあるメダル」

そして、激闘のエピソードとして、インタビューの最後には、

南原 「お二人が入ってくるところを、僕はじっとこう見てたんですけれども、中国(の演技)を見て、もう点数は分かってたんですか?」
鈴木 「いや、全然見てなかったんですけど、チラッと、本当にチラッとですよ(笑)」
南原 「チラッと」
鈴木 「出番前に、こう、ちょっとストレッチしながら」
南原 「はい」
鈴木 「テレビが置いてあるんですけど、そこで演技が出るんですね、中国の演技見るつもりもなくパッと見たら」
南原 「はい」
鈴木 「最後の脚技ですっごいバラバラだったんですね」
南原 「ハッハハハハハ、はいはい、そうでしたそうでした」
鈴木 「本当に彼女たちもすごいプレッシャーがあるんだなと思ったし、やっぱり私たちはそんなミスは絶対したくないというか、やっぱ後悔は絶対したくなかったので、なんか、より気持ちが引き締まったというか」
南原 「そこで(原田選手に)言ったんですか?「(声をひそめて)バラバラだったよ」とか」
鈴木 「言いませんでした(笑)」
南原 「言わなかったんですか」
鈴木 「はい(笑)。これ、私が(原田)早穂ちゃんに声をかけることで早穂ちゃんが舞い上がったりしても」
原田 「(笑)」
鈴木 「あの、なんか、ちょっとヘコんだりとかしてもダメだなと思ったので」
原田 「(鈴木)絵美ちゃんが画面を見てるの、実は知ってたんですよ」
南原 「アッハハハハハハハ」
(スタッフの笑い声)
南原 「あ、分かってた(笑)、はいはい(笑)」
原田 「はい、画面は見なかったんですけど、絵美ちゃんのことは、ちょっとたまに見てて」
南原 「はい」
原田 「「あ、絵美ちゃん画面見てる」と思って」
南原 「はい」
原田 「でも、ホントに表情ひとつ変わらなかったんですね」
南原 「はい」
原田 「なんで、ちょっと不安になったんですよ」
南原 「アッハハハハハハ」
原田 「でも、ホントに何も変わらなかったから、もしかしたらいけるんじゃないかと思って」

という裏話も披露。
笑いを交えながらのインタビューでしたが、鈴木選手と原田選手の本番前の緊張感や不安など微妙な心理状態がよく伝わってくる、文字通り"激闘のエピソード"でありました。



Chapter 3 南原清隆が見た「情熱的北京五輪」 ♯2競泳ニッポン~継承~
オリンピック終了直後の8月28日。
競泳日本代表監督の上野さんに、花束を持って出迎えた南原さんがテレ朝の会議室(?)でインタビューをしていましたが、オリンピック前にも南原さんは上野監督にインタビューをしいたようで。
プールサイドで話を聞いていた南原さんに、上野監督は「僕は(北京五輪の)テーマとして、オープンマインド」という話をしていましたが、その心は、

上野 「自分のコーチじゃなくても、どんどんどんどん分からないことがあったら、どんどん質問する」
南原 「うん」
上野 「そしてコーチも、自分の選手じゃなくてもどんどん指導すると」
南原 「うん」
上野 「選手同士も意見交換をすると、所属の垣根を取り外して出来るってことが、非常にテーマになってくるということだと思ってます」
南原 「それぞれ持ってるものを持ち寄って、お互いに刺激しあって」
上野 「はい」
南原 「まずは心を開いて」
上野 「そういうことです」

とのことでした。
取材VTRでは、上野監督の言う"オープンマインド"・・経験という財産を共有するために、全体ミーティングで五輪経験者の北島選手や柴田選手が「最初の時は僕も緊張しすぎて、キャップ被れなくて震えちゃったというのが一番最初の思い出で(by北島選手)」という話を、五輪初出場の選手に話したり、大会直前合宿にアテネで銀メダルを獲ったバタフライの山本貴司さんが来て若手のケアをしたりして、オープンマインドを実践してる様子が紹介されてました。
"オープンマインド"という考えが生まれたきっかけは、アトランタ五輪で有力選手が居たにも係わらずメダルがゼロだったことがきっかけで、上野監督は、敗因は選手が個人としてのみ戦っていたことだと分析し、個人競技の水泳をチームとして戦う"チームワーク"を導入したとのこと。
上野監督いわく、「同種目だったら、片一方のコーチが「あっち失敗してくれればいい」なんて考えを持たれちゃうと、これ、日本チームですから、そんなコーチは要らないわけだし、選手も要らないわけであって、同じライバルであっても日本チームの一員という自覚を持って望むってことがオリンピックじゃないかと思います」。

上野監督が言う"個人競技の水泳をチームで戦う"という話は、アテネ五輪の後の『Get』でも、スタジオに上野監督を招いて南原さんが直接話を聞いていたのでよく憶えているのですが・・・。
個人競技をチームで戦うというのはどこかで見たことあるな~・・と思い、4年前にしばし考えて出した結論は、ウリナリ社交ダンス部と同じだということでした(笑)。
いや、ホントに、冗談抜きで、ウリナリ社交ダンス部こそ個人競技をチームで戦う集団、チームワーク抜群の部だったように思います。
級取り大会などでは、お互いライバルでありながらも自分のダンスが終わったら他のペアを大声で応援。
そして、「先生や部長の顔が見えたので安心しました」「皆の応援が聞こえて心強かったです」という部員たちの言葉を何度聞いたことか。
これをチームワークと言わずに何と言う!
・・・失礼しました。わたくし興奮してしまいました(笑)。
オリンピックと社交ダンス部を一緒くたにするのはどうなんだ、という気がしないでもありませんが、個人競技をチームとして戦うという考え方は、不安になりがちな個人を勇気づけ、本来の力を十分に発揮させるということですので、そういう意味ではオリンピックも社交ダンス部も同じではないかと思います。
話がちょっと逸れてしまいましたので、社交ダンス部話はこれくらいにして(笑)。

上野監督は次世代のエース育成のために、北島選手と背泳ぎの入江選手をオリンピックの選手村では同部屋するということもしていたそうで。
それから、男子400mメドレーリレーのメンバーに選ばれなかった森田選手が、ビデオ係や会場の場所取りなど、裏方として働いていたというエピソードも紹介されてました。
メドレーリレーのメンバーは北京での成績で決まる、という話を以前『スポドリ』のゲストに来た宮下選手がしていましたが、森田選手は準決勝敗退で、宮下選手は8位入賞。
メンバーから漏れた森田選手はその後チームのサポートに徹し、最終日は同室のメドレーリレーメンバーの佐藤久佳選手を個室で寝かせるために床に寝ていたとのこと。
う~む、森田選手のラブポーズは伊達じゃない・・いや、ホントに、森田選手のチーム愛に大感心&大感心でありました。
で、メドレーリレーは、森田選手の献身に答えた佐藤選手やエース北島選手、宮下選手の頑張りもあり、みごと銅メダル。
2003年以降の世界大会で、常にメダルを獲り続けてきたこの種目の伝統を継承したのでありました。
その様子を観客席で観ていた南原さんは、以前取材したことがある佐藤久佳選手に「久佳がんばれ~!」「まだ行けるまだ行ける、よし、食い込め食い込め」と大声で声援。
そして試合後は、「若い水泳陣がんばったね」「大きな銅メダル、大きな銅メダル、良かった。これで若いスイマーたちが自信つけて、この経験が伝統となって繋がってくれればねぇ」と、ここでもしみじみと語っていた南原さんでした。

スタジオのG-Messageは、南原さん、栗山さん、中西さんと中山アナという、これまたいつものメンバーで、北京五輪を振り返ってあれこれと。
まずは、

南原 「さぁ、私はシドニーとアテネと北京を生で見させてもらう機会に恵まれたんですけども」
中西 「はい」
南原 「この3つの大会を見て、今回思ったことはですね、世界は急速に進化してる」
中西 「はい」
中山 「はぁ~」
南原 「特にアテネから北京のこの4年間の世界の進歩の仕方」
中山 「はい」
南原 「水泳に関して言うと、ヨーロッパの小さい国とかが」
中西 「うん」
南原 「どんどん決勝に残ってメダルを獲ってる」
中西 「うん」
中山 「うん」
南原 「そういうのを見たときにですね、あ、これは日本の勢いは正直言って失速してます。それくらい他の国はですね、すっごくスポーツに対して熱が入ってる」
中西 「うん」
南原 「で、今回、上野監督にインタビューさせてもらったんですけど、印象に残ったのが、「戦えるかどうかだ」と、えぇ。オリンピックに出て「楽しもう」とか「自分のプレイをしよう」とか、「そういうレベルじゃもう勝てないんだ」と。「戦えるかどうかだ」と言ってました」
中西 「う~ん」
南原 「えぇ、どうですか?」
栗山 「いや」
南原 「北京に行かれた、えぇ」
栗山 「いや、あの、今回、ナンチャンがすごい怒ってる印象が、ものすごい・・」
南原 「ハッハハハハハ」
中山 「ハッハハハハハ」
栗山 「僕はもう思い・・ま、それだけこう愛情を持って色んなスポーツを見てくださって」
南原 「いえいえ」
栗山 「で、やっぱり、その、他の競技の選手たちが、勝ってる選手たちがどういう状況でどんなプレイをしたかっていうのは」
南原 「はい」
栗山 「特に野球なんか、僕は野球(に)ずっとついて見れなかった」
南原 「はい」
栗山 「それを見ることによって学ぶことっていうのは、今回いっぱいあったなっていうのが、すごく印象でしたね」
南原 「野球悔しかったですねぇ、えぇ」

というやり取り。
栗山さんは南原さんの話ぶりについて「怒ってる印象が」と言ってましたが、確かに、これだけ熱弁をふるう南原さんは珍しいかもしれません。
そんな南原さん、ロンドン五輪へ向け、戦う集団へのキーワードとして「一体感」「コミュニケーション」「準備」の3つを上げていましたが、こられは全て「戦う一体感」であり「戦うコミュニケーション」であり「戦う準備」であるということを強調。
そして南原さんは先日の『スポドリ』のゲストだった沢選手の話・・一敗一分の崖っぷちで迎えたノルウェー戦前に選手だけでミーティングをし、今までだったら出なかった足がもう一歩でるようになり戦える集団になった、という話も披露し、「オリンピックに出られる人なんだから一体感は出ると思うんですけども、その一体感じゃなくて、もう一っこ上がった一体感、これが必要なんだなと思ったんですけども、どうですか?中西さん」と、ここでも熱弁(笑)。
南原さんは「ひとつ上の一体感・・」について沢選手にも質問をしていましたので、南原さんの中でかなり気になっていることのようですが、中西さんいわく、女子サッカーの未来は私たちが勝ってつくるしかないという使命感が戦う集団の一体感になった、とのことでした。
そして、南原さんは上野監督が森田選手や宮下選手とよく話し合いをしていたことを例に出し、「選手から信頼がなくなったら終わりだから、どんな小さいことでも一つ一つ確認していくっていうことが、あ、こういうコミュニケーションが必要だなと思ったんですけども」。
韓国の野球選手が勝った瞬間うずくまっていたことについては「彼らは戦いに来てるんですよ!負けたら終わりだと思ってるんでしょうね」。
さらに、スポーツに対して「他の国はすっごく(予算を)かけてます」と、熱弁に次ぐ熱弁の南原さん(笑)。
いや、南原さんがこれだけ真正面から熱弁をふるう姿を見ることはあまりなかったので(内村さん相手だとちゃんと聞いてもらえずすぐ飽きられてしまいますし・笑)ちょっと新鮮な感じもしましたが、現地に行って各国の選手の戦いぶりを見ることによって色々と感じることや思うことが多く、熱く語らずにはいられなかったということなのでしょう。
最後も、

南原 「そして、全体(見て)思ったんですけど、栗さん」
栗山 「はい」
南原 「タフさが欲しいですよね」
栗山 「ホントです」
南原 「うん」
栗山 「まぁ、心も体も」
南原 「はい」
栗山 「概念にとらわれないで、やる時はガーッ!と行ってしまう」
南原 「はい」
栗山 「タフさがありましたね、勝った選手はね」
南原 「そうですね。選手村にはロナウジーニョが居たらしいですよ」
中西 「はいはい(笑)」
南原 「えぇ、ロナウジーニョが普通の選手と一緒に、太鼓叩いたりとか」
栗山 「あ、そうですか」
南原 「そういうコミュニケーションをしながら試合もこなしてる」
栗山 「へぇ~~~!」
南原 「(サッカーの)メッシも居たし、(陸上の)ボルトも居たし、どんな環境でも自分のベストを出来る、出せる、そのタフさがあるんですよ」
栗山 「へぇ~~」
中山 「はぁ~~」
南原 「これ、是非ですね!もう一回タフな!」
栗山 「うん」
南原 「戦える!」
中西 「うん」
南原 「集団! これを作ってもらいたいなと思いました」
栗山 「そうですね」
南原 「はい」

というやり取りで、最後まで熱弁&力説、松岡さんも顔負けの熱い男・南原さんでありました(笑)。



という感じで、今回は取材からスタジオトークまで、文字通り2時間出ずっぱり(『Get』本編は約1時間半ですが)の南原さん。
そして、このあと放送されていた、インカレ水泳2008の中継録画を含めると4時間(!?)の『Get』でありました。