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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『スポーツドリーム』 7/19

2008年07月20日 | スポーツドリーム
前回に引き続き、ゲストはクルム伊達公子選手。

まずは、

南原 「南原清隆のニッポン放送トヨタスポーツドリーム、今日のゲストは現役テニスプレイヤー、復帰後三ヶ月のクルム伊達公子選手です。今週もよろしくお願いします」
伊達 「よろしくお願いします」
南原 「いいですね、復帰後三ヶ月」
伊達 「三ヶ月(笑)ハッハハハハ」
南原 「何か産まれたてみたいな感じ(笑)」
伊達 「ハッハハハハハ」
南原 「いいですね~」
伊達 「はい、ちょっとこの響き、ハッハハハ」
南原 「この響き、気に入ってもらえました?」
伊達 「はい(笑)、復帰後三ヶ月(笑)」
南原 「何か新人な感じがして」
伊達 「新人な感じですね(笑)」
南原 「ねぇ」
伊達 「はい」
南原 「さ、今週は、一問一答形式」
伊達 「はい」
南原 「全ての質問に「はい」か「いいえ」で」
伊達 「ヘッヘヘヘヘヘ」
南原 「答えてもらいます」
伊達 「はい」
南原 「ノーコメント無回答は原則無しです」
伊達 「無し?(笑)」
南原 「無しです」
伊達 「原則ですね?」
南原 「アッハハハハハハハ」
伊達 「ハッハハハハ」
南原 「ここらへんがね~」
伊達 「ハッハハハ」
南原 「ここらへんが海外でやってきた人間ですよ」
伊達 「ハッハハハ」
南原 「「原則でしょ?じゃあこれはありね」っていうんじゃなくて、無しです」
伊達 「ハッハハハ」
南原 「無しです」
伊達 「はい(笑)」

という感じで、伊達選手の明るい笑い声が響くなか、今回も和やかに番組はスタート。
"テニスを始める年齢は早ければ早いほどいい?"という質問には「はい」と答えていた伊達選手。
ただ、小さい頃はテニスや、サッカー、水泳、体操など、バランス感覚を養うために色々なスポーツをやったほうが良いとのこと。
そして、伊達選手の

伊達 「テニスやるには5、6歳ぐらいまでが、いちばん良い年齢かなと」
南原 「あ、そうですか」
伊達 「はい」
南原 「それまでに一回覚えておくと」
伊達 「ちょっともう、ホントにボール遊びみたいな感覚で」
南原 「はい」
伊達 「テニスコートに行って、お母さんから離れてコートの中に一人で入れる・・」
南原 「あぁ」
伊達 「ところから、まず少しずつやってれば」
南原 「そうか~~」
伊達 「うん、充分だと思います。幼稚園もそうじゃないですか、まずはお母さんから離れて」
南原 「そうですそうです」
伊達 「友達の輪」
南原 「はいはい」
伊達 「幼稚園の輪に入ることから、成長していくわけですから」
南原 「そうですそうです」

という話を、真剣に聞いていた南原さん(笑)。
「そうか~~」と言ってた南原さんは、インタビュアーというよりもお父さんモードという感じ(笑)。
優さんのことを考えながら話を聞いてる感じが伝わってきて、微笑ましく思いながらもちょっと笑ってしまいました(笑)。
もしかしたら、これから優さんはバランス感覚を養うために色々なスポーツをやることになる・・かもしれません(笑)。

あと、11月の全日本選手権を当面の目標にしているという話などもしていましたが、伊達選手いわく、「(試合に)勝つとか(自分の)ランキングを上げることも、もちろん楽しんでやってますけど、それと同時にやっぱり、その、日本の選手が、世界に通用する選手が早く出て欲しいっていう気持ちもあるので、だからこそ日本人が沢山いるトーナメントに今も出てるので、自分がこう、もう一度グランドスラムとかオリンピックっていうことは、なんかこうあんまりぴんと来ないっていうところがありますね」とのこと。
そして、伊達選手と試合をした若い選手は、沢山のお客さんの前で試合をしてすることによって緊張したり色んなプレッシャーを感じたりして「それもすごく良い経験になってると思う」という話も。
う~む、伊達選手がこうやって若手選手に発破をかけて、「活きの良い若手選手、出てこいや~っ!!」(by 高田総統)と言ってくれてるわけですから(実際には言ってませんが、プロレスに例えるとニュアンス的にそうだということで・笑)、それに応える選手が出てきてくれることを期待したいと思います。

あとは、昔は簡単に勝てる時には簡単に勝ちたいと思っていたけど、今は悪い状況が起きてもこういう時に何が出来るかな?と考えてるのが楽しい、「(一度引退して)外からテニスっていうものを見ることによって、改めてテニスの本当の意味での面白さっていうことを知ることが出来たから、そういう苦しい場面になっても、外から見ても楽しかったし、また自分が内側にいる中でもそれをなんか楽しめる余裕、心の余裕っていうのが生まれたところが大きいのかなと思います」という話もしていましたが、こういう話を聞いてると、今の伊達選手は本当にテニスを楽しんでいるんだな~という感じで、"今の私の人生は充実してる?"という質問に「はい」と答えていたのも大いに納得でした。


恒例の夢色紙には、"テニスがもっとポピュラーに"と書いていた伊達選手。
伊達選手いわく、欧米ではテニスは確立されたスポーツだけど日本ではまだまだなので、テニスをやるスポーツとしてはもちろん見るスポーツとしても確立していかなければいけない。「そのためにも自分がコートに立って、今出来ることっていうのが、この私の新たな挑戦なのかなと思ってます」とのこと。
伊達選手は今回、日本の今のテニスコートが世界基準ではない砂入り人工芝になっているのでそれを変えていきたいという話もしてましたし、"テニス難民"と呼ばれるテニスをしたくてもコートがなくて出来ない人がいるという環境も変えていきたいという話もしてましたが、こうやって体を張りながらテニス界全体のことを考えて行動をしている伊達選手はまさににプロ、いや、真のプロ魂をもった人という感じで大いに敬服、そして大感心してしまいました。
伊達選手の今後の活躍に期待したいと思います。
・・と、ここまで書いていたら、今日の宮崎の試合で伊達選手が復帰後2勝目を飾ったというニュースが!!
本当におめでとうございます、であります。


という感じで、和やかムードのなか、二週にわたって興味深いテニス話満載の『スポーツドリーム』でありました。