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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『Get Sports』 2/8

2009年02月10日 | Get Sports
しばらく『Get』出演はないだろうと思っていたら、普段より30分遅れの0時45分から始まったニュース&スポーツに生出演していた南原さん。
朝は名古屋、昼は岐阜で理不尽三昧(笑)、夜は六本木でミニミニサイレントコント(笑)。
う~む、これは全盛期のピンクレディーもビッくりのスケジュールです(笑)。
いや、でも、本当に、お疲れ様であります。
CM前のミニミニコントでヘロヘロになってたのも、あながち大袈裟ではないかも?と思ってしまいましたが、地方公演はまだまだ続きますので(その間に尾道の舞台挨拶やパンキッシュガーデンもありますし)、体に気をつけて無事に千秋楽を迎えて欲しいと思います。


『Get』本編にも南原さんは出演していましたが、こちらはさすがに生ではなく録画だったようです。
まずは、提供クレジットが読み上げられるなか、凛々しい顔をした南原さんや中西さんなどが二列縦隊でスタジオに入る映像が約10秒ほど。
最初は、
Chapter 1 サッカー日本代表の玉田圭司選手の特集。
そして、スタジオのG-Talkは、"2.11運命のオーストラリア戦直前!サッカー日本代表徹底討論スペシャル"。
普段この企画をやるときは大抵"生討論"ですが、この日は"生"の文字は入っていませんでした。
楕円のテーブルを囲んで討論をするメンバーは、南原さん、栗山さん、中西さん、中山アナといういつもの『Get』MC陣に、セルジオ越後さん、堀池巧さん、松木安太郎さん、北澤豪さんを加えた計8人。
まず、

南原 「さ、いよいよ水曜日には」
栗山 「はい」
中山 「はい」
南原 「ワールドカップ出場への最強の敵」
栗山 「うん」
南原 「オーストラリア戦でございますけども」
中山 「そうです」
栗山 「はい」
南原 「さ、そこで今日は皆さんにですね、集まっていただいて、岡田ジャパンの抱える課題」
中山 「はい」
南原 「そして、オーストラリア戦に向けて具体的な、何をすればいいのか、ここを改善すればいいんじゃないかってことを、徹底討論を行いたいと思います」
栗山 「聞きたいですね」
中山 「はい」
南原 「今日はスペシャルゲストとして」
栗山 「はい」
南原 「元日本代表、そして、今、日テレ代表の」
栗山 「そうですよね(笑)」
全員(笑)
(笑いを堪えるような感じで横を向いて鼻をつまみ、真顔になって向き直る北澤さん)
南原 「北澤豪さんに!なんとテレ朝に来てもらいました」
栗山 「ありがとうございました」
南原 「えぇ、北澤さん、さっそくお聞きしたいんですけども」
北澤 「はい」
南原 「ね、ここはテレ朝なんで、日テレじゃないコメントでですね」
北澤 (笑いを堪える顔)
全員(笑)
南原 「今度のオーストラリア戦は、日本にとってどんな意味があると思いますか?」
北澤 「あの~・・・もう重要ですよね」
南原 「重要ですよ」
北澤 「ワールドカップに行けるのか行けないのか」
南原 「うん」
北澤 「過去の経緯から考えると、何か行ける雰囲気ありますけど」
南原 「はい」
北澤 「それ取っ払って考えたときには」
南原 「うん」
北澤 「その道が作れるのか作れないのかっていうゲームになるんじゃないですかね」
南原 「道が作れるか作れないか」
北澤 「えぇ、もう途絶える可能性もありますからね」
南原 「ま、北澤さんもね、選手時代に」
北澤 「うん」
南原 「こう予選を戦ってきて、絶対にここは突破しなきゃいけない時どういう心境で迎えてたんですか」
北澤 「う~~ん、そうですね、ま、いくつか、こうどの試合も厳しいんですけど」
南原 「うん」
北澤 「より厳しい試合の中で、あれですよね、こう当然作り上げていかなきゃいけないセオリーだったり決め事だったりとかっていうことが重要になってくるんですけど」
南原 「はい」
北澤 「それ以外のことをしてかないと」
南原 「それ以外!?」
北澤 「う~ん(と言いながら笑いを堪えるような顔)」
南原 「うん、何ですかその含み笑いが気になりますけども」
栗山 「気になりますね、それ以外、はい(笑)」
南原 「それをですね」
栗山 「はい」
南原 「色々、今日たっぷり伺いますんで」
中山 「はい」
南原 「徹底討論したいと思います。よろしくお願いします!」
全員 「(頭を下げて)お願いします」

というやり取りで討論はスタート(笑)。
北澤さんは少し前に『スポドリ』にゲスト出演してますし、北澤さんが話していたちょっといい話にも、南原さんは「飲み屋トーク」とツッこみ(笑)を入れたりしてちょっと親しくなっていた様子だったので、南原さんは今回は最初から遠慮なく北澤さんに対して接していた感じです。
北澤さんは終始真面目モードで話をしようとしていましたが、南原さんの真面目な顔をしてふざけたことを言うフリ(笑)には耐え切れず、笑いを堪えるのに必死という感じでした(笑)。
それから、北澤さんが「含み笑い」をしていたのは、南原さんが「それ以外!?」と、あまりにもいいリアクションをしたからじゃないのかな?(笑)
このあとの討論の中で、北澤さんが言っていた「セオリーや決め事以外」についての話・・コンセプトを裏切るような変化をつけた動きが必要・・云々、ということを北澤さんがちゃんと話していましたので、打ち合わせをしたにも関わらずさも初めて聞くようなリアクションをしていた南原さんを見て、北澤さんは思わず笑ってしまった・・・のでは??
これは私の勝手な想像ですので、間違っていたら悪しからず、です。


討論は、サポーターへのアンケートやオーストラリアの選手を分析するVTRを途中で交えたり、フリップを使ってそれを細かく紹介したりして、日本代表の問題点やオーストラリア戦への対策などを話してました。
"今の日本代表に満足してますか?"というサポーターへのアンケートでは、不満69% 満足29% という結果に。
その結果を受け、

南原 「さぁ、それではですね、皆様方の、えぇ、5人揃った精鋭の皆さん、どんなふうな。自分の理想を100パーセントとして」
栗山 「はい」
南原 「何パーセントかっていうのが、数字ですけどもちょっと出してもらいたいと思います。いっせいにどうぞ」
(フリップを机の上に出すセルジオさん、堀池さん、北澤さん、松木さん、中西さん)
中山 「今の日本代表の現状に対する満足度」
南原 「はい」
中山 「ということですね」
南原 「セルジオさん35パーセント、これ、セルジオさんが70パーセントだったら異常ですからね」
栗山 「ハッハハハハハ」
越後 (笑顔)
南原 「十分ですよ」
越後 「(笑)」
南原 「そして、堀池さん、松木さんがね、このテレ朝コンビが60パーセント」
栗山 「はい」
南原 「で、北澤さん、中沢さん」
中西 「中沢じゃない(笑)」
南原 「あ、ごめんなさい」
全員(笑)
南原 「中西さん」
全員(笑)
中西 「名前間違えるのは」
松木 「ストッパーじゃないんだから」
南原 「ごめんなさいごめんなさい」
中西 「(笑)」
中山 「ストッパーでね」
栗山 「長い付き合いですから」
中西 「あ、(日本代表のDFの)中沢のことで頭がいっぱい・・」
南原 「そうそうそう」
中西 「はいはいはい」
南原 「北澤さん、中西さん、えぇ、特任大使組が50パーセントと」
栗山 「ハッハハハハ」
中西 「(笑)」
北澤 (笑いを堪える顔)
南原 「色々なそれぞれの立場で、それぞれのパーセンテージ挙げますけどもねぇ、えぇ」

というやり取り(笑)。
南原さんの「ごめんなさいごめんなさい」の言い方が、「謝りますよ、謝ればいいんでしょ」という感じで半分逆ギレ気味だったのが面白くちょっと笑ってしまいましたが(笑)、お疲れの南原さんということで、中西さんも大目に見てやってつかーさい(笑)。
それから、"特任理事"のことを"特任大使"と間違って言ってましたが、これもお疲れ・・いや、このへんの言い間違いはいつものことですので(名前の言い間違いもわりとお馴染みですが・笑)、疲れとは関係ないかもしれません(笑)。


それから、岡田JAPANの通算成績12勝3敗7分のうち、中村俊輔選手がいないときに3敗してる、中村選手がいないときにも攻撃できる形を作る必要がある、という話では、

南原 「じゃ逆に言うとね、敵から言うと、もう中村俊輔選手が出なかったら「お、ウチもらい」、(中村選手の)良さを消したら「あ、ウチもうかなり、ウチ強いよ」ってことですよね」
北澤 「もう、その通りですよ」
南原 「ねぇ」
北澤 「うん、まぁ(敵チームは中村選手を)抑えにきますよね、当然ね」
南原 「ちょっと、協会、どうなって・・大丈・・大丈・・」
中西 「(笑)協会(笑)」
南原 「誰か(中村選手以外にも)入れないと!ほら~」

というやり取りも(笑)。
今回は特任理事が二人いましたので、南原さんも"特任理事"と"協会"イジリをせずにはいられない、という感じでした(笑)。
あと、水曜日に行われるオーストラリア戦の予想スコアを、ゲストがそれぞれフリップに書いて出すということもやってましたが、セルジオさんは2-0(で日本が勝つ)、1-0(でオーストラリアが勝つ)という二つの回答。
それを見て、

中西 「セルジオさん、それは何なんですか?」
南原 「セルジオさん、これ・・」
北澤 「それズルいよね」
全員(笑)

と、ボソっと小声でツッこみを入れてた北澤さん(笑)。
子供の頃に度肝を抜かれて「セルジオに言われたら仕方ない」と『スポドリ』で言ってた北澤さんでしたが、ツッこむときはツッこむ特任理事でありました(笑)。


あとは、セルジオさんの、W杯はもう始まってる、ヨーロッパのチームと近いレベルのオーストラリアにホームで勝てなかったらW杯で予選突破できない、という話や、日本代表の守備や攻撃の問題点についての話、オーストラリア戦は先制されると逆転は難しい・・等々、真面目にあれこれと(面白かったとこだけおこしてますが、8割方は真面目な話をしてました・笑)話していましたが、そのへんの細かいサッカー話は全面的に割愛させていただきます(笑)。


最後は、

南原 「さぁ、いよいよ今度のオーストラリア戦は、もう実は、これはもうワールドカップ始まってると」
北澤 「うん」
南原 「今の日本の力がどんだけか、皆さんで刮目しましょう」
栗山 「楽しみです」

というやり取りで、約35分の討論は終了。
真面目にサッカーについて討論をしながらも、南原さんが所々でツッこみを入れたり話を引き出したりして、終始和やかムードのG-Talkでありました。


Chapter 2 は、シンクロ日本代表の足立夢実選手の特集。

Chapter 3 は、フィギュア雑学王。
でした。



『Get Sports』 1/18

2009年01月19日 | Get Sports
Chapter 1 は、川口能活選手の特集。

Chapter 2 は、松井秀喜選手の特集。

Chapter 3 は、この時期恒例の朝日ビッグスポーツ賞の授賞式と、授賞式会場でのG-Talk。
ニュース&スポーツでは、渡辺監督の靴イジリをしたり、伝書鳩役になって王監督に質問をしにいったりしていた南原さん(笑)。
授賞式では、ソフトボールの元日本代表の内藤恵美選手に、南原さんがGet Sports賞のトロフィーを渡してる様子が、約4秒ほど流れてました(笑)。
各賞が発表されたあと、受賞式会場からG-Talk。
壇上にはタキシーズ・・ではなく、南原さん、栗山さん、中西さんの3人がタキシード姿で勢揃い(笑)(栗山さんと中西さんは蝶ネクタイでしたが、南原さんはニュース&スポーツでも映っていたように、お馴染みのスカーフふうのタイでした)。
壇上で話を聞くゲストは、女子レスリングの吉田選手、水泳の北島選手、ソフトボールの上野選手の金メダルトリオ。
まずは、

南原 「さぁ、ここからはですね」
栗山 「はい」
南原 「『Get Sports』のトークに、こんだけね、色々な名選手がいらっしゃる中で、この3人を素材で選ばさせてもらいました」
栗山・中西「ハッハハハハ」
中西 「素材なんですか(笑)」
栗山 「独断で」
南原 「すいません、独断で、えぇ、若干こう、ありますけども、はい」

というやり取りでG-Talkがスタート(笑)。
「素材で選ばさせてもらいました」という南原さんの言葉を聞いて、最初は???と思ったのですが、これ、もしかしてサッポロのCMにかけてたのか?(笑)
ちなみに、この日の『Get』ではサッポロのCMが1本流れていましたが、麦とホップを間違える田村○和さんが出てきて、南原さんのCMは流れていませんでした。
あ、それから、ア○ヒビールのCMも1本流れていましたが、どうやらア○ヒはWBCのスポンサーでテレ朝がWBC(予選?)の独占放送をするようで。
う~む、このへんの事情が「若干こうありますけども」ということ・・なのかどうかはわかりませんが、とにもかくにも、責任品質な男はあっちこっちに気も配る男、という感じでした(笑)。

壇上では、南原さんたちが3人の選手に質問をしながら色々な話を聞いていましたが、北京オリンピックで一番苦しかった試合は?という質問に対し、北島選手は「200メートルの決勝」という答え。
それは何故かというと、

南原 「100(メートル)終わって優勝して」
北島 「はい」
南原 「まぁ、モチベーションもあがってますよね」
北島 「(うなづく)」
南原 「な、何でつらかたんですか?」
北島 「あの~、僕、試合が始まってから、予選、準決、決勝って毎日レースで」
南原 「はい」
北島 「最後に自分の個人種目が200の決勝だったので」
南原 「はい」
北島 「それがしかも、いちばん朝イチだったんですね」
南原 「はい」
中西 「はいはいはい」
北島 「しんどかった~、起きんの」
(会場・笑)
中西 「起きんのがしんどかったんですか」
北島 「はい」
南原 「あれ逆に、1時間遅かったら、これ世界記録出てたと思いますか?」
北島 「思います」
南原 「ハッハハハハ」
栗山 「ハツハハハハ」
北島 「あれ、30分でも遅かったらもうちょっと記録良かったと思います」
南原 「200が一番しんどかった」
栗山 「そういうところあるんですね」
南原 「理由。眠かった」
栗山 「はい(笑)」
(会場・笑)
南原 「北島さんらしい」
中西 「疲れて起きられなかったじゃないですかね」
南原 「そうですね」
中西 「はい」

とのことでした(笑)。
北京五輪の水泳競技はかなり変則的な日程だったので北島選手も大変だったと思いますが、眠くなければ世界記録が出てたかもしれないのか!?(笑)
金メダルを獲れたのは喜ばしいことですが、起きるのがしんどくて世界記録が出せなかったのはちょい残念でありました(笑)。


金メダルのかかった決勝直前何をしていた?という質問では、吉田選手は、連勝がストップした時に獲った銅メダルを決勝戦の入場直前に栄監督から見せられた、という答え。
それを聞いて、

南原 「何て監督なんですか!」
(会場・笑)
南原 「逆に(テンションが)下がるかもわかんないでしょ」
中西 「今日(栄監督が会場に)いらっしゃってますよ(笑)」

ってなやり取り(笑)。
ちなみに吉田選手は、銅メダルを見せられて栄監督から「悔しい思いは2度としたくないな」と言われ「ガッと燃えた」と言ってましたので、南原さんの心配は杞憂だったようです(笑)。


あと、集中力を高めるのに聴いてる曲は?という質問では、

南原 「よくね、スポーツ選手は」
中西 「この1曲」
南原 「曲をよく聴いたりしてモチベーション上げたりとかする、(この質問)いいですね」
中西 「北島さん、何かよく・・」
南原 「ヘッドフォンしてますね」
中西 「してるじゃないですか」
北島 「はいはい」
南原 「何あれ聴いてるんですか?」
中西 「何聴いてるんですか?」
北島 「あれけっこう何ンにも聴いてないとき多いんですよ」
(会場・笑)
南原 「はぁ?え!?」
中西 「え?何も聴いてない」
北島 「はい、実は」
南原 「でもこうやって何か、こういう感じ(と言って音楽にノッてるジェスチャーをする)で来てるじゃないですか」
北島 「話しかけられないじゃないですか」
栗山 「はぁ~」
中西 「あぁ~」
南原 「(手をポンと叩き)なるほど」
北島 「(うなづく)」
南原 「よくバスから降りてくるときも、こうやって聴きながら」
北島 「あれ聴いてないっすよ、実は(笑)」
南原 「音楽流れてない」
北島 「はい(笑)」
中西 「流れてない」
南原 「えぇ。実は「頑張れよ!」とか言っても、実はちょっとうっすら聞こえてるぐらい」
北島 「聞こえてますね」
南原 「ハッハハハハハ」
北島 「「北島さん」っていうのも聞こえてますから(笑)」
中西 「それでこうやらずに(ヘッドフォンを外さずに)普通に歩いていくみたいな感じですか」
北島 「はい」
南原 「でも、いちいちこうやって(握手するジェスチャー)やると、リズム狂っちゃんうんで」
中西 「はぁ~」
南原 「何も聴いてない(笑)」

という話も(笑)。
う~む、北島選手はヘッドフォンをしてるけど何も聴いてなかったとは!?
お釈迦様でも気がつくめぇ、という感じの裏話でありました(笑)。


あとは、南原さんからの「(試合前に)少しの不安もないですか?」という質問に、北島選手は、少しの不安もすごく大きくなるのでその不安を埋めるために練習をやってきたんだと自分に言い聞かて気持ちでカバーする、という話をしていたりして、硬軟取り混ぜた話題で盛り上がっていた約10分のG-Talkでありました。



Chapter 4 は、シンクロ日本代表の高校3年生、乾友紀子選手の特集。

Chapter 5 は、フィギュアスケート雑学王 #2「スピン」。
でした。



『Get Sports』 12/21

2008年12月23日 | Get Sports
まずは、

南原 「2008年、Get Sportsも今夜の放送で年内最後になりました」
栗山 「はい」
南原 「今年もね、色々なスポーツが盛り上がりましたが、中でも」
栗山 「はい」
南原 「僕がですね、個人的にちょっとまぁ複雑な思いが残ってるのがですね、北京オリンピックの野球、日韓戦なんですけども、栗山さん」
栗山 「はい、あの、僕もいちばん大きな試合だと思うんですね」
南原 「うん」
栗山 「あの北京、金メダルか、メダル無しかっていうね」
南原 「はい」
栗山 「明暗が分かれたわけなんですけども、じゃ、なぜ韓国が」
南原 「うん」
栗山 「全勝で金メダルを獲れたのか、韓国に行って探ってまいりました」
南原 「大きなヒントがある」
栗山 「はい」

というやり取りで番組はスタート。
う~む、今回の放送が今年最後の『Get』だったのか!?
1月に責任品質な男のCMが流れはじめたのは、ついこの前という感じもしますが・・・。
月日の流れの早さを感じてちょいしみじみしてしまいましたが、それはそれとして(笑)。


Chapter 1 は、"栗山英樹 徹底取材 韓国野球が教えてくれたこと"
韓国の野球は、アテネ五輪ではアジア予選で敗退し出場できず。
2006年に行われたアジア大会でも、アマチュア選手だけが出場した日本に敗戦。
そんな状況を受け、韓国のプロ野球はマウンドの高さ、ボールの大きさ、ストライクゾーンをすべて国際基準に変更したり、五輪期間中は韓国プロ野球をすべて中断したりして、北京五輪で戦うために周到な準備をしていたとのこと。
日本と韓国の違いは準備だけではなく、栗山さんがインタビューしていた韓国のキム・ソングン監督いわく「一番大切なのは気持ち」「日本は満足して不足のない野球を(国内で)やってますよね。だから切羽詰ったところが一個もないと思いますね」。
韓国では五輪でメダルを獲ると兵役免除になるのでそのために皆が必死で戦い、兵役免除を得るために戦っている後輩のためにベテランの選手もサポートをしてチームが一つになっていた、とのこと。
実際に北京で韓国と戦っていた宮本選手は、日本に勝った瞬間にライトの選手がうずくまったのを見て「勝てるわけないなと思いましたね」「負けないくらい僕らも金メダル獲りたいと思って(試合に)臨んでましたけども、韓国ははるか上を行ってたような気がしますね」。
ただ、宮本選手いわく「韓国は徴兵制度がね、免除になったりとか、キューバでいうと金メダル獲ったら国会議員になれたりとか、日本何も無いって言うんですけど、僕はそれが良いとこだと思うんですよね、何も無いけど日本のためにやるという、僕はそこが、その、日本人らしくてね、あの~、良いところだと思うんですよ」とのことでした。

スタジオのG-Talkは、南原さん、栗山さん、中西さんに中山アナという、いつものメンバーで野球話をあれこれと。
中西さんの、サッカーは代表のためならという気持ちになれるけど野球はなかなか一つになれない、という話や、南原さんの「日本のプロ野球はね、一応プロ野球で生活できてるわけじゃないですか、帰るところがしっかりあるわけですよ。じゃどこでね、一つになれっていうのがね、これ難しい問題ですよ」という話、あとは、韓国のベテラン選手が後輩のためにサポートをしていたのと同じように、水泳の森田選手はメドレーリレーのメンバーから外れた後もメンバーのサポートに徹していた、というエピソードを南原さんが紹介したりしつつ、

栗山 「宮本選手、(インタビューの)最後に言ってくれましたけども」
南原 「はい」
栗山 「みんなが一つになる要因を何か作んなけゃいけない、で、ナンチャンあれカッコ良くないですか?宮本選手の言った(言葉)」
南原 「いやいや、ホントそうだと思いますよ。戦ってる宮本選手は思ったと・・ま、外から見てる僕らも実はそう感じましたからね」
栗山 (何度もうなずく)
南原 「で、難しいです、プロ野球選手が戦いながら、シーズンやりながら、またオリンピックが終わって(チームに)帰ったらまた敵として戦うってことでしょ。どこまで本音で喋れてるのかっていうことがね」
中西 「う~ん」
南原 「最後の最後はどうなのよ!、っていうのが」
中西 「そこ、だから、やっぱり何のために戦うか?っていうところで、じゃ、何かものとか、名誉とか、何賭けて戦うか?っていうところで、いや、日本の野球界のためだ。例えばサッカーだったら日本のサッカー界のためだっていうふうに、まぁ中村俊介君とか、必ず一切手抜きもせずにすべて教えたりするわけですよ、後輩にね、そういう何か、宮本選手は「何も無いことが良いことだ」っていう、僕あれはすごく良いことだと思うんですよ。何も無くても日本の人たちは日本のサッカーのために、日本の野球のためにってなれると、たぶんイチロー選手も前回WBCの時に日本の野球のためにっていうふうにきっと思ったと思うんですけど、そこが僕大事なのかなと思ったんですけどね」
栗山 「そうなりたいですよね」
南原 「これ、僕の勝手な個人的な意見ですけどもね」
栗山 「はい」
南原 「実はね、ダルビッシュ選手とか湧井選手とかね、ああいう若い世代は、人間って若いと後先見ずに走れるじゃないですか」
中西 「うん」
南原 「熱いものを持って走れると思うんですよ、これがね、30過ぎたあたりになるとね、色んなことが周りが見えてくるんですよ、まぁ僕もそうだったんですけども」
中西 「うん」
南原 「で、「あ、これはやめておいたほうが良い」「やらないほうが良い」って、けっこう考えてきたりするんですよね」
中西 「はいはいはい」
南原 「そこらへんのね、脂の乗り切った世代の人たちがどんなふうにやってくれるのか」
栗山 「どう把握するかね」
南原 「これがポイントだと思いますね」
栗山 「ポイントになりますね」
南原 「はい」

というやり取り。
南原さんはオリンピックの特集の時と同じく、身振り手振りで言葉に力を込めながら喋っており、熱い男ここにあり、この件の関しては語らずにはいられない、という感じでした(おこしではイマイチ伝えづらいのですが、言葉の初めにいちいち力が入ってました・笑)。
そして、ニュース&スポーツでは噛んで南原さんから説教(?・笑)されていた中山アナ(笑)が、来年行われるWBCの候補メンバーをフリップで紹介。
それを見て、

南原 「イチロー選手が良いこと言ってましたよね」
栗山 「はい」
南原 「えぇ」
栗山 「まぁ、あの、シーズンの後のことを考えたらジャパンでは戦えないんだと」
南原 「うん」
栗山 「もう、そこで怪我しても何してもそこまでの選手なんだと、WBCにすべてを注ぎ込むっていうね」
南原 「う~ん」
栗山 「ま、この想いだと思うんですよ」
中西 「やっぱりアメリカにいるっていうことは、やっぱり日本人っていうことをすごい意識する空間にいらっしゃると思うんで、そういう意味ではそういう気持ちにきっとなってるんだと思うんですけど、国を代表してっていうね」
南原 「もともと来るんだったら「後先考えずに来い!」と」
栗山 「うん」
中西 「うん」
南原 「そうじゃなかったら日本のユニホーム着ちゃいけないよっていうことを」
栗山 「そうですね」
中西 「それできっとね、意識がパッと揃うんじゃないですか」

というやり取り。
ここでも南原さんは言葉に力を込めて喋っていましたが、それは取り敢えず置いといて。
イチロー選手がWBCにかける想いというのは、前回WBCで優勝した後のインタビュー(2006年9/16放送の『Get』)で、「今までどんなプレーをしても、どんな記録を残してこようとも、イチャモンつける奴はいっぱいいますよ、アメリカには。やっぱり(野球は)アメリカのもんだと思ってる奴はいっぱいいますから。でもそうじゃない。「もう、そうじゃないよ、悪いけど。日本、世界一だから、ごめんね」っていう感じですよね」「要は日本の野球っていうのが・・こっちの人(アメリカ人)ってね、「所詮日本の記録だろ」って思ってるんですよ。日本でやってきた記録なんて。「なんて」って思ってるんですよ。そういうことを「バカヤロー」って言うためにも、日本の試合数より少なくそれ(日本の安打数を超える1278安打)を達成する(ことが大事)」という話をしており、イチロー選手がWBCで見せた気迫の理由とその熱い想いをうかがい知ることが出来ました。
で、日本でプレーしてる選手に、イチロー選手と同じような熱い気持ちがあるのかといえば・・・。
日本でプレーしてる選手とイチロー選手では立場が違いますが、中日の選手がWBC出場を辞退をしたりして、韓国のキム・ソング監督の言うように「切羽詰まったところが一個もない」という感じです。
WBCで勝って日本の野球のレベルの高さを世界に示すということは、ファンを喜ばすだけではなく巡り巡って自分のため、日本のプロ野球のためになると思いますが、日本球界の動きを見ていると、そう思ってない選手が少なからず存在するようで、はなはだ残念。
韓国やキューバのようにニンジンをぶら下げられたから頑張るのではなく、宮本選手の言うように「何も無いけど日本のためにやる」・・いや、モノではなく日本のプロ野球のステータスを上げるため、そして、矜持のために戦ってる選手の姿を、WBCでは是非とも見てみたいと切に思います。
・・・熱弁を振るう南原さんに影響されてちょいと熱く語ってしまいましたが(笑)、WBCではSAMURAI JAPANの名に恥じぬような戦いっぷりを見せてくれることを願うばかりです。

ってな感じの、今年最後の約9分間のG-Talkでありました。


Chapter 2 は、シンクロの新しい日本代表の女子高生デュエットの特集と、マドリッドで行われたワールドトロフィーの試合中継録画。
でした。



『Get Sports』 11/23

2008年11月24日 | Get Sports
今回の『Get』は、ニュース&スポーツを含め1時間の短縮バージョン。
『Get』本編は、山口素弘さん、セルジオ越後さん、松木安太郎さん、堀池巧さん、そして南原さん、栗山さん、中西さんというメンバーで、サッカー日本代表について徹底討論。
まずは、

南原 「さ、日本はですね、最終予選の3試合を終えて、2勝1分の勝ち点7となって、まぁね、2位をキープしてるんですけども、今日はそれぞれの論客に集まってもらって」
栗山 「はい、(カタール戦の日本は)強かったですよね、でも」
南原 「強かったですね~」
栗山 「すごかったですね」
南原 「えぇ、まぁ前半はちょっとどうなるかということころもあったんですけども」
栗山 「(笑)」
南原 「えぇ、さ、今日はナマということで」
栗山 「はい」
南原 「大分からわざわざ山口さんが・・」
全員(笑)
栗山 「よろしくお願いします」
南原 「よろしくお願いします」
山口 「よろしくお願いします」

という、南原さんと栗山さんのお気楽な感じのやり取りとともに(笑)、討論はスタート。
あ、それから、この日ゲストでわざわざ大分から来た山口さん(笑)といえば、以前『スポドリ』に出演したとき、南原さんが「老舗旅館の若旦那みたいな感じ」ってなことを言ってたっけ(笑)。
テレビに映る山口さんの顔を改めて見てみると、確かにそんな感じだな~と南原さんの上手い例え話にちょっと感心してしまいましたが、それはそれとして(笑)。
松木さんとは、

南原 「時差ボケ治ってます?大丈夫です?」
松木 「大丈夫です大丈夫です」
栗山 「(笑)」
松木 「僕は千葉から来ましたから」
全員(笑)
南原 「近いじゃないですか」

というやり取りがあったり(笑)、セルジオ越後さんと堀池さんには、「さぁ、セルジオさん堀池さん、やベっちとはまた違う意見も聞きたいんですけども」ってなことを言ったり(笑)、中西さんとは、

南原 「さぁ、どうですか?協会側からしては」
全員(笑)
中西 「そのフリは何ですか(笑)」
南原 「ハッハハハ、いやいや、どうですかこの(予選の)3試合見てみてと、はい」
中西 「いや、別に、あの、勝ち点も取れてますし」
南原 「はい」
中西 「あの・・」
南原 「もっと喜んでいいんじゃないですか?だって、そしたら」
中西 「いや、今、予選を突破するのは別に問題ないと思いますけども、僕は」
南原 「はい」
中西 「それはまぁずっと前から言ってますけど」
南原 「うん」
中西 「ま、岡田さん(W杯で)ベスト4って言ってますけど」
南原 「うん」
中西 「ベスト4は絶対無理だし、ベスト8も無理だし、決勝トーナメントも無理だと思いますよ。(W杯の)予選リーグも絶対勝てないです。このままだったら」

というやり取りがあったりしつつ(笑)、日本代表や先日行われたカタール戦、次に対戦するオーストラリア戦についての話をあれこれと。
細かい討論の内容については割愛しますが、カタールはキーパーが下手だったから3点取れたけどオーストラリア相手だったら3点も取れてない、相手に引かれたら日本は苦戦するだろう、日本代表は継続性が無い・・等々、全体的に辛口な内容。
日本代表のFWは全体的に背が低いので大きい選手が欲しい、という話題では、

松木 「平山、平山」
南原 「そう、平山選手どうですか?平山選手。大きくてねぇ」
松木 「(オーストラリア戦まで)2ヶ月あるしね」
南原 「2ヶ月ありますから、どうですか?」
越後 「ただね、大きくても、あの~やっぱり基本的なもの持ってなかったら・・」
南原 「ハッハハハハハ」
越後 「ただ身長(が高いだけ)でしょ」
南原 「(笑)」
越後 「これはね、僕はバスケットの選手も知ってるし」
南原 「はい」
越後 「ただサイズだけじゃないと思う、やっぱりね、向こうは大きくて早い上手いっていうね」
南原 「はい」
越後 「やっぱりそういうレベルに通用する、ただ身長(が高いだけ)ではね、やっぱり上手くいかないじゃないかなと思うんですね」

と、相変わらず辛口なセルジオさん(笑)。
セルジオさんいわく、Jリーグでは、背の高いポストプレーが出来るFWは外国人選手に頼ってる、背の高い良い日本人選手がいないから代表ではJリーグと同じようなサッカーが出来ない、とのこと。
そんなセルジオさんの話を聞いて、特任理事に話を振る南原さんでしたが、

南原 「これ協会的にどうすりゃいいんですかね?これ。(外国人選手の)呼び方おかしいんじゃないですか?」
中西 「何でそんな僕に(笑)」
南原 「いやいやいやいやいや、弱い所を呼ぶのはそうですけども。日本のサッカーどうすれば世界に・・ま、近づくというか、どうなんですかね?」
松木 「オリジナル」
南原 「だんだん出てきてるような感じもするんですけども」
中西 「日本オリジナルのサッカーをやっぱ見つけなきゃいけないんじゃないですか」
南原 「うん、見つけなきゃいけない」
中西 「それは皆おのおの意見があると思いますよ。岡田さんにも岡田さんの意見があると思いますけども、それが見えてこないんで、僕は勝てないって言ってるだけで、岡田さんのままだったらワールドカップへ行っても勝てないと思います」
南原 「何てことを言うんですか」
中西 「いやいや」
南原 「ハッハハハ」
中西 「事実、だってビジョンが見えないじゃないですか」

と、この日はセルジオさんよりもさらに辛口な中西さん(笑)。
特任理事になっても気持ちは反体制、置きにいくコメンはしない中西さんでありました(笑)。


ってな感じで・・具体的な討論の内容についてはほとんど書いてませんが(笑)、日本代表はまだまだ発展途上、ちょっと勝ったくらいで喜んでる場合じゃないぞ、ということが良く分かった約20分の徹底討論でありました(笑)。



『Get Sports』 10/19

2008年10月20日 | Get Sports
Chapter 1 は、今週末のフィギュアスケート・グランプリシリーズの開幕戦に出場する、中野友加里選手の特集。
スタジオのG-Talkは、南原さん、栗山さん、中西さん、中山アナと本間アナ、そしてゲストに佐野稔さんと伊藤みどりさんを迎え、フィギュア話をあれこれと。
ゲストの伊藤みどりさんといえば、世界で最初にトリプルアクセルを跳んだ女子選手。
ということで、まずは、伊藤みどりさんが1992年アルベールビル五輪で跳んだトリプルアクセルのVTRが流れていましたが、それを見て、

南原 「余裕ありますよね、なんかね」
佐野 「これね~、このトリプルアクセルはね」
南原 「えぇ」
佐野 「見本にならないんですよ」
南原 「え、どういうことですか?」
佐野 「(ジャンプが)高すぎて」
南原 「あ、高すぎて」
佐野 「あんなにねぇ」
南原 「えぇ」
佐野 「跳べないんですよ」
南原 「あ!?今の選手でも、もう難しい・・」
佐野 「あんな跳べない跳べない、男子でもあれぐらい跳べるかどうかですよ」
南原 「はぁ~!?」
佐野 「(隣の伊藤みどりさんを両手で現しながら)もうちょっと細っそりしてたんですよ」
南原 「ハッハハハハハハ」
伊藤 「いやいや~、いやいやいや」
南原 「いえいえ」
佐野 「いやいやいや、ね(と笑顔で言いながら伊藤さんの両肩に手を置く)」
伊藤 「大根足だったから跳べるんですよ」
南原 「あ、筋力が必要なんですか」
伊藤 「そうです、はい」
南原 「う~ん」
佐野 「すごい、あのトリプルアクセルは。今でもあれは出来ない」
南原 「あ、そうですか」
佐野 「すごいです。彼女はね」
南原 「うん」
佐野 「地球人じゃないのね」
全員 (笑)
南原 「何人ですか?(笑)」
佐野 「そのくらいすごい才能を持った選手」
南原 「もう異質だった」
佐野 「異質、今見てもすごいね、やはりね」

というやり取り(笑)。
フィギュアのシーズンになると『Get』に登場する佐野稔さん。
相変わらずトボけたおじさん、というか、失礼なことを言ってたおじさんでしたが(笑)、それは兎も角として。
伊藤みどりさんのトリプルアクセルは、佐野さんの言うように今見てもホントにすごいな~。
現世界女王の浅田選手と比べてみても、桁違いのジャンプ力です。
以前、某番組でフィギュア好きのマツ○デラックス嬢(?・笑)が「みどりはスゴかったのよ!」と力説してましたが、あのジャンプを見ると、デラックス嬢が巨体を揺すりながら熱弁をふるうのもわかる気がしました(笑)。
で、

中山 「そのジャンプなんですけども」
南原 「うん」
中山 「(試合で)ポイントになると思うんですよね。今日は、3回転、4回転は無理にしても」
南原 「うん」
中山 「ジャンプの難しさ」
南原 「うん」
中山 「そしてどうしたら上手くなるのかを」
南原 「なるほど(と言ってポンと手を叩く)」
中山 「スタジオでやっていこうかなと」
南原 「え!?」
中山 「チャレンジしようかなと」
南原 「(ちょっとわざとらしく)誰が?」
中山 「いるじゃないですか」
南原 「あ、来た。テレ朝イチ押しのアナウンサー」
スタジオ(笑)
伊藤 「かわいぃ~~」
南原 「「育てろ」という上からの命令が・・」
スタジオ(笑)
南原 「(本間アナにむかって)ドンドン出なきゃ、やってみますか?」
中山 「はい、よろしくお願いします」
本間 「よろしくお願いします」

というやり取りがあり、本間アナがスタジオでジャンプの実演をすることに。
先々週、本間アナと八木アナがこの番組の担当になって以降、二人をフューチャーしようという意図は番組を見ていて感じましたが、これは上からの命令だったのか(笑)。
今回の中野選手の特集も、わざわざG-Reportと銘打って本間アナが取材をしていてテレ朝イチ押しというのはよくわかりましたが、う~む、それにしても・・・。
バラエティ番組ならともかく、スポーツ番組で新人女子アナをこういうふうに起用するのは如何なものか。
スポーツのことは何もわからないけど元気とやる気と笑顔で頑張ります、の女子アナを取材に行かせたり、そんな女子アナを売りにしたスポーツ番組をやるのは、フジテレビあたりに任せておけばいいんでないの?
『Get』はテレ朝の良心(笑)としてスポーツ番組の王道を行って欲しいと思いますが・・・この問題について語り始めると長くなりそうなので、この話はこれくらいにしておきます(笑)。

本間アナは、佐野さんと伊藤さんのアドバイスを受けながらジャンプを実演。
そして、

南原 「(ちょっとわざとらしく)じゃ次。女子もありますけど、男子もやらないと」
佐野 「(白々しく)男子はやっぱりだいぶ回転が増えないといけないですよね」
南原 「ジャンプの得意な男がいるんですよ」
佐野 「はい」
南原 「(中西さんの腕をつかんで)この男がいます」
中西 「ちょっと(笑)、得意じゃないじゃない(笑)」
南原 「この専任理事が行きます(と言って中西さんの腕を引っ張りスタジオ中央に連れて行く)」

というやり取りとともに、打ち合わせ通り(?・笑)今度は中西さんがジャンプをやってみることに(笑)。
中西さんは、「まさか日曜日の深夜にジャンプするとは思いませんでした」と言いつつも、わざわざ上着を脱ぎやる気満々でジャンプをしてましたが、勢い余って転倒(笑)。
手を胸にあて足絡めて一本の棒のように跳ぶ、という佐野さんと伊藤さんのアドバイスを受けもう一度ジャンプに挑戦する中西さんでしたが、今度は南原さんから「ダメだ、今、欽ちゃん走りになっちゃった」というツッこみが入り、ジャンプ実演は終了(笑)。
新人アナよりも確実に多く笑いをとっていた特任(専任にあらず・笑)理事でありました(笑)。
あ、そういえば、以前『ナンだ!?』のフィギュア特集をやった時に、南原さんは本間アナや中西さんと同じようにその場でジャンプをしてたことがあったっけ。
確かその時は、"回転にはうるさい男"(笑)としてわりといい感じに跳んでいたと思いますが、今回はそのジャンプを見れず残念でした(笑)。

あとは、佐野さんと伊藤さんからジャンプをするコツなどを聞いたり(南原さんはいつものように興味津々で話を聞いてました・笑)、今シーズンからルールが変わりジャンプの得点が上がる、という話もしてましたが、佐野さんは「もう、二人(トリプルアクセルを跳べる浅田選手と中野選手)のために(ルールを)変えていただいたようなもんでね」「他の人(トリプルアクセル)出来ないんですから」ってなことを言って、最後までトボけたおじさんっぷりを発揮してました(笑)。
ちなみに、ジャンプの得点が上がるのと同時に、失敗した時の減点も大きくなるようなルールになったので、リスクは大きいけど観てるほうは面白くなった、とのことでした。


Chapter 2 は、レイズの岩村明憲選手の特集。
でした。



『Get Sports』 10/5

2008年10月06日 | Get Sports
まずは、今回から『Get』の担当になった新人の本間智恵アナと八木麻妙子アナを、スタジオで南原さんが紹介したあと、"10.1 清原和博引退試合ドキュメント 「KK」の全てを大公開"と題した、清原選手の特集。
清原選手の引退試合が行なわれた10月1日、タクシーで京セラドームに向かう南原さん。
バックネット裏から試合を観戦していた南原さんは、王監督が清原選手に花束を渡す場面では拍手をしながら「あ~すごいねぇ~」。
清原選手が最後の打席で空振り三振をすると、右後ろで試合を観戦していた桑田さんに南原さんは視線をやりますが、桑田さんは表情を変えず無言のまま。
その後、桑田さんが南原の肩に手をかけて何か言葉をかけると南原さんは笑いながら頷き、去っていく桑田さんと握手。
そして試合終了後、球場内の通路で待っていた南原さんのところへ、大勢の記者たちとともに歩いてきた清原選手に南原さんがインタビュー。

南原 「お疲れ様でした」
清原 「あ、南原さん、(帽子を脱いで笑顔で)今日、ありがとうございました」
(握手をする二人)
南原 「ありがとうございました」
清原 「お手紙もご丁寧に」
南原 「いえいえ、もう」
清原 「(脱いだ帽子を胸にあてて)(引退の挨拶の)途中でもうパニクってですね」
南原 「あ、そうですか」
清原 「えぇ、僕も始めての経験ですから」
南原 「はい」
清原 「引退っていうものがどういうふうに自分に入ってくるのか」
南原 「あぁ」
清原 「昨日も夜、湾岸線でバーって走りながら」
南原 「湾岸線(笑)、はい」
清原 「関空まで行って往復して」
南原 「はい。あ、一人で走ったんですか」
清原 「えぇ。明日なんて喋ろうかな?明日どんな気持ちになるんだろうな?みたいな」
南原 「今日、高校球児みたいでしたね」
清原 「選手宣誓みたいでした?ハッハハハハハ」
南原 「いえいえ、高校球児みたいな声でしたよ」
清原 「あ、そうですか」
南原 「えぇ」
清原 「いや、もう途中で何を言っていいか分からなくて、「あ、金本のこと言うの忘れた」とかね」
南原 「ハッハハハ、いやいや」
清原 「ちょっと足りないところが僕の野球人生でしたね」
南原 「そんなことないですよ」
清原 「何よりもイチローがね、162試合っていう、もう、凄いシーズンを乗り切って、今年がいちばんしんどかったっていう、そのまま飛行機とび乗って僕のゲームに来てくれたっていうのがね」
南原 「人徳ですよ」
清原 「いや、これもね、仰木さんあっての・・」
南原 「もちろんそうですけど、でも人徳ですよ」
清原 「いやいや、ホントにね、あんとき仰木さんが僕に声をかけてくれなかったら、ホンっとに僕の野球人生っていうのは、ひと言で色紙に書いてくれって言われたら「憎」っていう字だけでしたね(笑)」
南原 「(笑顔で清原にちょっと近づく)」
清原 「でも、そこでホントに、野球通じて、あの・・・・つくづく思ったのは・・・打てないとか」
南原 「(無言で頷きながら話を聞く)」
清原 「そんなことはちっちゃなことですよね」
南原 「あぁ~」
清原 「もう、僕ら野球選手としてグラウンドに立てないほど残酷なことないですね。100打席ノーヒットでも残酷ですけど」
南原 「グラウンドどうでした?」
清原 「いや、もう最高でしたね」
南原 「う~ん、ヒット打ったじゃないですか今日。足・・」
清原 「いや、多分ね、右足肉離れしてるんじゃないですかね(笑)」
南原 「(ビックリしたような顔をしたあとしみじみとした感じで)ホントですか」
清原 「いや、でもホントにね、まぐれですよ」
南原 「いや、まぐれじゃないです」
清原 「(全球直球勝負だった)杉内投手がね、ねぇ、熱い男ですからね」
南原 「でもそれを引き出したんですよ」
清原 「そうっすか」
南原 「引き出したんですよ、きっと」
清原 「ホントにね、やっぱりそうやって相手がそういう球を投げてくれてる以上、やっぱり中途半端なスイングは出来ないと思うので、僕もフルスイングしますし、やっぱり数々・・投手とね、そういう対決出来たっていうのが」
南原 「(こみ上げるものを抑えるように握った左手を口元にあてながら話を聞く)」
清原 「それで桑田がネット裏にいるっていう」
南原 「(涙顔で頷きながら)ずっと観てましたよ」
清原 「うん」
(清原選手の最後の打席のあと、南原さんに声をかけて去っていく桑田投手のVTR)
南原 「ちょうど僕のすぐ後ろで桑田さんが観てたんですよ」
清原 「あ、そうですか」
南原 「はい、それで最後に「やっぱフルスイングやな」って言ってました」
清原 「ハッハハハハハ」

最初は大勢の記者とともに現れた清原選手でしたが、すぐに南原さんと二人っきり(少し離れたところに話を聞きたそうにしていた記者らしき人が数人いましたが)になって話していた清原選手。
終始笑顔で答えていた清原選手の顔と、清原選手の話を聞いて感極まった表情をしていた南原さんが印象に残ったインタビューでありました。

南原さんによるインタビューのあとは、今年引退した桑田さんと清原選手のこれまでの軌跡をVTRで紹介。
甲子園で活躍する二人の懐かしのVTRでは、「甲子園は清原のためにあるのか!」という名実況が聞けて思わず涙(笑)。
いや、このフレーズは今でも心に残る名言&名実況でありました。
あとは、当時PL学園の監督だった中村監督のインタビューや、運命のドラフト会議、初のKK対決が実現し優勝目前に清原選手が涙した1987年の日本シリーズ、そして、2度目のKK対決になった1994年の日本シリーズ第5戦の試合も紹介されていましたが、清原選手にホームランを打たれた桑田投手は、当時のインタビューで「真ん中に全力で投げた、それだけです」。
清原選手は、桑田投手を評して「(前の打席でホームラン打たれても)もう1回同じ球種同じコースに投げてくるぐらい強気のピッチャーですから」。
そんな二人の対決に、当時キャッチャーだった村田真一さんも、桑田投手が投げたがっていた清原選手得意のアウトコースのサインを出したそうで。
う~む、こういう話を聞いてると、これぞ男と男の勝負!という感じで、今さらながらゾクゾクしてしまいました(笑)。
そんな二人の対決があった後、桑田投手は右肘を怪我、清原選手はFAで巨人に移籍。
桑田投手が683日ぶりに勝利を上げた復活の試合では、清原選手が巨人移籍第一号のホームラン。
そして今年3月引退した桑田投手が、清原選手のためにバッティングピッチャーをしている様子などが紹介されたあと、引退試合で王監督から花束をもらう清原選手の映像が流れる中、「ラストゲーム、王貞治から思わぬ言葉をかけられる」というナレーションが入り、再び南原さんによるインタビュー。

清原 「僕はただ単に(王監督から)花束をもらえるだけだと思ったんですよ、試合前に」
南原 「(王監督と話してる時間が)長かったですよねぇ」
清原 「えぇ、それで、僕の目をグッと見てですね」
南原 「はい」
清原 「「今度生まれ変わったら、必ず同じチームで僕とホームラン競争しよう」」
南原 「(最初は笑い、その後感極まったような表情で何度も頷き、握った左手を口元に持っていく)」
清原 「もう、それ言われた瞬間に・・・」
南原 「(涙顔で清原選手を見ながら左手をまた口元に)」
清原 「ハッキリ言って、僕の、その・・・18歳の時にね」
南原 「(頷く)」
清原 「王さんの・・王さん今まで僕のことをね、気にかけてくれてたんだっていう、その気持ちが本当に嬉しかったですね」
南原 「(左手を口元に持っていって、何度も頷く)」
清原 「それで桑田がネット裏にいるっていう」
南原 「ずっと観てましたよ」
清原 「うん、だから今思えばあれ(ドラフト会議で桑田選手が巨人に指名され清原選手が西武に指名されたこと)が良かったんだと思えるように・・」
南原 「(笑顔で何度も頷く)」
清原 「僕、今日なれたんで」
南原 「あぁ」

南原さんによるインタビューのあと、松坂投手や渡辺久信監督、工藤投手、斉藤雅樹さんなどのインタビューコメントがあり、スタジオからG-Talk。
南原さん、栗山さん、中西さんに中山アナといういつものメンバーに加え、今回は本間アナと八木アナも参加。
まずは、

栗山 「さぁ、ナンチャン、あの」
南原 「はい」
栗山 「実際にね」
南原 「はい」
栗山 「清原選手の最後の姿を」
南原 「うん」
栗山 「グラウンドでご覧になって」
南原 「はい」
栗山 「清原選手と話をして」
南原 「はい」
栗山 「如何だったですか?」
南原 「あの~、ま、(試合が)終わってから挨拶だけっていう感じで、ま、いたんですよ」
栗山 「はい」
南原 「そしたら、こう会見が終わって来てくださって、で、ああいうインタビューになったんですけども」
中西 「うん」
南原 「10分ぐらい、こうずっと、こう喋りかけてくれるんですよね。印象的だったのはですね、非常に、こう、ま、言い方はあれですけど、憑き物が取れたみたいに穏やかなね」
中西 「うん」
南原 「もうねぇ、ありがた~い顔になってるんですよ」
中山 「うん」
南原 「破顔っていう言葉がありますけども、破れる顔と(書いて)、パカッとこう開いてね、何でも包み込むような、そういう良い表情だったのが印象的でしたね」
中西 「う~ん」
栗山 「ま、あんな表情で」
南原 「うん」
栗山 「僕も語るのは初めて、何か色々あったんだけれども」
南原 「うん」
栗山 「やること、ある程度やれたんだ、みたいなところありましたよね」
南原 「そうですね」
栗山 「話し方にね」
南原 「はい」
栗山 「うん」
南原 「あの~・・ま、二軍に復帰する時にちょっと、こうお話する機会があって電話で話をさせてもらったんですけども」
栗山 「はい」
南原 「う~ん、「どうなんですか?」と、ま、僕はファンですから「長く(ユニホームを)着てもらいたいんですけども」って言ったら、ま、日常生活の中でも、お子さんを追っかける時にもやっぱ(足に)痛みが走ってしまうような」
中西 「あぁ~」
南原 「う~ん、ま、「そういう状態」っていう、「あ、それはちょっと大変ですねぇ」、でも僕も「何かでも、代打とかでもね、こう、やってもらったら」って言ったら、「う~ん、僕はホームラン、しかも距離のあるホームランが自分の存在理由みたいなもんですから」っていうことを仰った時に、「う~ん、そうなんだな~」っていうのはありましたけども」
栗山 「(何度も頷く)」
南原 「はい」

というやり取り。
南原さんと清原選手が、電話のやり取りをするほど親しかったとは知らなかったな~。
それに、インタビューでは手紙を書いたというようなことも言ってましたし、う~む、いつの間にそんな関係になってたんだ?という感じです(笑)。
それはそれとして。
今回のインタビューでいちばん印象に残ったのは、前述しましたが清原選手の笑顔でした。
南原さんの言うように「ありがた~い顔」になっていた清原選手(笑)。
それはまるで、阿修羅が仏様になったような感じでした(笑)。
何でそんな穏やかな顔になったのかといえば、戦いの舞台から身を引いたということもあると思いますが、それに加えて「今思えばあれ(ドラフト会議)が良かったんだと思えるように、僕、今日なれたんで」という言葉を、清原選手自身が言えるような心境になったということも大きいような気がします。
今回の特集の最初には、清原選手が引退試合後の記者会見で「ホントに僕の野球人生は、最初は泣いて始まりましたけど、最後も泣きましたけど、涙の意味は全く違うと思います」と話していたVTRも流れていましたし、野球人生「憎」しかなかったという清原選手からこういう言葉を聞くことが出来、憎しみとは無縁の穏やかな笑顔を見ることが出来て、本当に良かったです。
あと、清原選手が王監督からかけられた言葉は新聞などで知ってはいましたが、清原選手の口から直接聞いたら南原さんと同様ちょっと泣いてしまいました(笑)。
涙もろい南原さんに影響されたわけではありませんが、最近は涙もろくなって困ったものです(笑)。
あ、それから、今回の取材は現代狂言の稽古真っ最中に行なわれたようで。
連日の激しい稽古の中、大阪出張&取材、本当にご苦労さまでありました。

あとは、

中山 「ホントに(清原選手と桑田投手の)伝説はいっぱいありますけども」
南原 「はい」
中山 「やっぱり日本シリーズ振り返っていく中で」
南原 「うん」
中山 「1994年の」
南原 「はい」
中山 「巨人と西武の日本シリーズ、これはもう南原さんも中西さんも栗山さんも」
南原 「うん」
中山 「大きなね、印象に残ってると思うんですけどね」
南原 「これ、あの、僕ね、たまたまそれ(KK対決を)球場で観ることが出来たんですけども」
栗山 「あぁ」
南原 「ナマを」
中山 「えぇ」
南原 「点差は開いていて、この時に「あれ?ちょっと桑田投手、これ(清原選手との)勝負にいってる」っていうのが、すぐ伝わってくるんですよ」
中山 「はい」
南原 「「え?こんな日本シリーズの大事なとこで」って思ったら、球場がザワザワザワ、ザワザワザワっとしてきて、シーンとなって、カーンと(清原選手の)ホームランです。ワーっとなって「やっぱすごいねぇ!清原選手。ま、投げた桑田投手もすごいけども」って言ったら、もう一回やってきて、「え!?(ちょっと声を裏返して)もう一回?真剣勝負すんの?」って」
中山 「えぇえぇ」
南原 「それもね、球場自体がね、もう楽しんでるんです、この二人に。固唾を呑んで見守ってたっていう、そういう記憶がありますけども」

という話もしてましたが、西武球場にKK対決を観に行った話は、『A.N.N.』でも興奮しながら南原さんが話していたのでよく憶えています(笑)。
(清原選手がゲストで出演した回の『ナンだ!?』の感想記には「ちょっと記憶があやふや」と書きましたが、その後テープを聞きなおしてちゃんと思い出しました・笑)
確か、当時の南原さんは「毎週KK対決やってくれないかなぁ」ってなことを言ってました(笑)。

それから、

中山 「ま、ホントにKK、清原さんと桑田さんと言えば、何でこんなにこの二人に魅力を感じるのか」
栗山 「うん」
中山 「日本中が」
南原 「これ何ですかねぇ」
中山 「はい」
南原 「まずひとつに、人柄だと思います」
中山 「人柄」
南原 「はい、僕、あの~『ナンだ!?』という番組やらせてもらったんですけども」
中西 「うん」
南原 「ま、数々の選手来たんですけども、いらしてくれたんですけども、こう、お土産というかですね、まず最初にお土産もらったっていう、ま、バットをね」
栗山 「バットをね、持って来てくれたんですよね」
南原 「いただいたんですけども」
栗山 「はい、実はね」
(『ナンだ!?』のオープニングで南原さんが清原選手からバットを手渡されてるVTRが流れる)
南原 「それはね」
栗山 「はい」
南原 「すごく印象的な、ビックリしたんですよ」
中山 「(『ナンだ!?』のVTRを見ながら)そう、驚いてますよね、南原さんね、見ると(笑)」
南原 「しかもオールスターでね、松坂投手、西口投手から打ったやつ(バット)をわざわざやってもらって」
中山 「へぇ~」
南原 「あ、こういう気遣いされる方なんだ!?っていうふうに思ってるんですよね」
(スタジオに置いてある"2005年オールスター・南原清隆様へ"と書かれたバットのアップ映像)
栗山 「ですから、ホントに松坂投手のサインも入っていて」
南原 「はい」
栗山 「自分のこう思い出に、大事なバットだったんですよね、あれね」
南原 「そうなんですよね、はい」
栗山 「きっとね、そうなんですよね」
南原 「それを、こうポーンと、こう初対面の僕に渡してくださった。そういう人柄なんだ、大きな人柄なんだなていう」

というやり取りも。
南原さんと清原選手が親しくなったのは『ナンだ!?』で共演してから・・なのかどうか、真偽のほどは分かりませんが、とにもかくにも、大事なバットをプレゼントされて、感激ひとしおという感じの南原さんでありました(お土産をもらったことを例に挙げて「大きな人柄」って言うのもどうなんだ?という気がしないでもありませんが(笑)。でも、大事なバットをもらって感激するのは分かりますし、そんな清原選手は太っ腹な人なのは間違いありません。それに、今回のインタビューを聞いていたら清原選手の気遣いや人柄というものが良く伝わってきました)。
それから、清原選手と桑田投手が魅力を感じる理由について南原さんは、ONの頃は世間は終身雇用で王さんも長嶋さんも巨人一筋だったけどKKの頃から世間は転職の時代に変わった、清原選手と桑田投手は終身雇用に翻弄される人たちの代弁者だったのでは、という話もしてました。
あとは、これから二人には監督としてもがんばって欲しい、清原選手は「日ハムの中田選手に期待してる」と言っていた、という話などもありつつ、

南原 「僕はね、スーパースターもそうなんですけどもね、"野球人"をつくってもらいたいですね、えぇ。えぇ、野球に生きる野球人。(清原選手と桑田投手の)二人とも野球人だったと思うんですよね」
中山 「うんうん」
南原 「うん、どこか無骨で、どこか効率的な社会からちょっと外れてるけども、自分の思ってることを突き進んで行くっていう、一途な野球人」
中西 「うん」
栗山 「"野球道"みたいな、そんなイメージですね」
南原 「えぇ、それ、時代とはね、合うか合わないか分かんないですけども、でもやっぱりそれに惹かれますよね」
栗山 「うん」

という話などもしていた、G-Talkでありました。


続いては、新人の本間アナと八木アナが、巨人戦と阪神戦をそれぞれ取材したG-Report。
スタジオのG-Messageは、南原さん、栗山さん、中西さん、本間アナと八木アナの5人で、初めて野球の取材をした感想や、中西さんと栗山さんが新人二人に選手を取材をする時のアドバイスを話したりしてました。



『Get Sports』 9/7

2008年09月10日 | Get Sports
Chapter 1 は、W杯アジア地区最終予選の特集。
スタジオのG-Talkは、南原さん、栗山さん、中西さん、中山アナといういつものメンバーで、6日に行なわれたVSバーレーン戦を振り返りながらあれこれと。
中西さんが生徒役の南原さんと栗山さんを相手に講義をするというお馴染みのスタイル(笑)で、日本の戦い方などについて解説をしていましたが、いわく、アジア地区3次予選と最終予選で日本が取った得点は半分以上がセットプレイだったけど、今まで出たW杯3大会で日本はセットプレイから一点も得点していない、「世界の舞台では日本のセットプレイはあまり通じてない」とのこと。
6月に行なわれたユーロ(欧州選手権)でも、セットプレイからの得点は2割から3割しかなく、7、8割は流れの中の得点だったそうで。
「日本のゴールを取ってる割合と真逆、世界ではセットプレイでは、もう最近は失点しないんですよ」とのことでしたが、そんな中西さんの話を聞いて、

南原 「ちょっと~(自分の腿の当たりを片手でパンと叩いて)特任理事どうすんだよ!(強い口調で言いながら怒ったような顔で中西さんを指差す)」
中西 「(笑)」
中山 「そうですよ」
南原 「協会としてはどうするんだよ!」
中山 「サッカー協会特任理事」
中西 「で、あの~、僕がこの番組で・・」
栗山 「(無邪気な感じで)おめでとうございます」
中西 「いやいや、その話は・・」
南原 「頼むよ、今まで通り!(強い口調と怒ったような顔で言いながら中西さんを指差す)」
(スタッフの笑い声)
南原 「気持ちは反体制だからね!」
中山 「ハッハハハ」
栗山 「(笑顔で)大事ですからね、哲っちゃん。コメント大事だからね」
南原 「そうだよ~」
中西 「いや、僕は置きにいくコメントはしてませんから大丈夫ですよ」
中山 「(笑)」

と、中西特任理事に詰め寄る南原さん(笑)。
中西さんがサッカー協会の特任理事になったのは随分前のことだと思いますが、テレ朝のスタジオでやるG-Talkは6月8日以来ですので、南原さんも今までツッこむ機会がなく、ようやく特任理事イジリが出来たということなのでしょう(笑)。
持論を展開したくてウズウズしてる中西さんをよそに、南原さんに乗っかって栗山さんも中山アナも特任理事ネタを楽しんでいて、そのチームワークの良さに(このへんのやり取りは打ち合わせはしてないと思いますが・笑)ちょっと笑ってしまいました(笑)。
それはそれとして。
中西特任理事によると、日本が得意なセットプレイは攻撃のスイッチが「いっせいのせ」で入れられるので点が入りやすい、そのスイッチを流れの中でも入れられれば素晴らしい形になる、とのこと。
で、中西さんがVTRでバーレーン戦を振り返りながら、流れの中でスイッチが入った場面とそうでない場面の解説をしていましたが、選手の連携が上手く行かずスイッチが入らなかった場面では、南原さんは、

南原 「(選手同士)同じ絵が描けてなかったんですか」
中西 「あ、もう、まさにその通りです」

と、今度は中西さんの話を分かりやすいように、上手い例えでフォロー(笑)。
特任理事にツッこんだり、フォローしたり、中西さんの講義を神妙な顔で聞く生徒になっていたりと、一人で何役もこなしていた南原さんでありました(笑)。

あとは、最終予選で日本がこれから戦うオーストラリアやカタール、ウズベキスタンの戦力分析などもありつつ。
中西さんは、ワールドカップベスト8という目標を達成するためには、最終予選で勝ちながら内容も積み上げていかなきゃいけない、日本はセットプレイ以外のストロングポイントを見つけるためにこの最終予選をうまく活用していかなければいけない、という話もしていましたが、

南原 「(最終予選を)戦いながら、自分たちの戦い方を見つけていく」
中西 「はい」
南原 「そして世界で勝てるような日本チームをつくる」
中西 「はい」
南原 「これ、まだいっぱい論点ありますよね」
中西 「あります。ただ、このままではダメです(キッパリ)」
南原 「(腕組みして横を向きながら)フッフフフ」
栗山 「(うつむいて苦笑い)」

というやり取りで、G-Talkは終了(笑)。
置きにいかない特任理事の厳しい言葉(笑)に、最後は笑うしかなかった南原さんと栗山さんでありました(笑)。



続いては、南原さんの北京五輪取材レポ。
「さぁ、天安門広場に来ました。私は今から北京オリンピックをつぶさにリポートしてみたいと思います。(周りを見回し)しかし、広いっす、ここは・・(遠くに見える写真を指差し)あぁ~・・毛沢東」という北京レポ(笑)で始まった、南原さんのオリンピック取材。
先日の『Get』でも南原さんが女子レスリングや競歩などの競技を観戦してる様子が放送されていましたが、今回は吉田選手、山崎選手に加え、
「とみた~!」
「むろふし~!」
と、体操とハンマー投げで声援を送ってる南原さんの映像や、女子走り幅跳びで予選落ちした池田選手を観て「いっぱい準備してきてもあっという間、1時間半ぐらいで終わっちゃう・・」としんみり語る場面も少しだけ流れてました。

そして、"伝統継承" と題し、南原さんが競泳とシンクロを取材&インタビュー。

Chapter 2 南原清隆が見た「情熱的北京五輪」 ♯1日本シンクロ~伝統のメダル~
'84年のロス五輪で正式種目になって以降、前回のアテネ五輪まで6大会連続でメダルを獲っているシンクロデュエット。
新たにデュエットの選手に選ばれた鈴木絵美子選手と原田早穂選手は、金子チームリーダーから「石にかじりついてでもメダルを死守しなさい」と言われたとのこと。
2005年の世界水泳では銅メダルを獲得した鈴木・原田ペアでしたが、今年4月に行われたプレ五輪では、中国の後塵を拝しメダル圏外に。
北京でメダルを獲るため、五輪本番までの3ヶ月間は、プレ五輪で中国に逆転されたフリールーティーンの演技・・一番体力が消耗している時に繰り出すラスト20秒の脚技を成功させるためにウェイトトレーニングで上半身の強化に取り組んだとのこと。
鈴木選手いわく、すごい体型になっちゃうんじゃないかと思うぐらいトレーニングをやった。
原田選手は、手にマメが出来るほどウェイトトレーニングをした、とのことでしたが、二人にインタビューしていた南原さんは、「手にマメが出来たんですか?」「えっ!?野球選手みたいな手になってますよね」と、原田選手の手を見てビックリの様子でした。
そして北京五輪本番では、テクニカルルーティーンで中国を上回る3位、フリールーティーンではウェイトトレーニングの甲斐あってラスト20秒の脚技を成功させ、日本ペアは銅メダルを獲得。
現地でその戦いを観戦していた南原さんは、中国ペアの演技を観て「いや、脚きれいだ」「あ、乱れた、最後乱れたちょっと」。
日本ペアの演技には、「揃ってる、揃ってる」。
二人が演技を終えたあとは心配そうに・・今にも泣きそうな顔をして拍手をしていた南原さん。
そして、得点を見てメダル獲得を確信した(この時点ではメダル確定ではありませんでしたが、中国ペアを上回っていたので事実上決まってた)鈴木選手と原田選手の涙を会場の大きなモニターを見た南原さんは「相当なプレッシャーだったんだね~」としみじみ。
オリンピックには驚・歓・奮・叫・涙 の5つには入りきらない表情があることを教えてくれた南原さんでありました(笑)。

伝統のメダルを死守した鈴木選手と原田選手は、南原さんのインタビューに答え、

鈴木 「メダルを獲らなければいけないという責任は絶対果たしたかったし、デュエットでつなぐことが出来て正直ホッとしてます」
原田 「絶対獲りに行くぞっていうふうに思ったメダルというか・・うん、今回はすごい重みのあるメダル」

そして、激闘のエピソードとして、インタビューの最後には、

南原 「お二人が入ってくるところを、僕はじっとこう見てたんですけれども、中国(の演技)を見て、もう点数は分かってたんですか?」
鈴木 「いや、全然見てなかったんですけど、チラッと、本当にチラッとですよ(笑)」
南原 「チラッと」
鈴木 「出番前に、こう、ちょっとストレッチしながら」
南原 「はい」
鈴木 「テレビが置いてあるんですけど、そこで演技が出るんですね、中国の演技見るつもりもなくパッと見たら」
南原 「はい」
鈴木 「最後の脚技ですっごいバラバラだったんですね」
南原 「ハッハハハハハ、はいはい、そうでしたそうでした」
鈴木 「本当に彼女たちもすごいプレッシャーがあるんだなと思ったし、やっぱり私たちはそんなミスは絶対したくないというか、やっぱ後悔は絶対したくなかったので、なんか、より気持ちが引き締まったというか」
南原 「そこで(原田選手に)言ったんですか?「(声をひそめて)バラバラだったよ」とか」
鈴木 「言いませんでした(笑)」
南原 「言わなかったんですか」
鈴木 「はい(笑)。これ、私が(原田)早穂ちゃんに声をかけることで早穂ちゃんが舞い上がったりしても」
原田 「(笑)」
鈴木 「あの、なんか、ちょっとヘコんだりとかしてもダメだなと思ったので」
原田 「(鈴木)絵美ちゃんが画面を見てるの、実は知ってたんですよ」
南原 「アッハハハハハハハ」
(スタッフの笑い声)
南原 「あ、分かってた(笑)、はいはい(笑)」
原田 「はい、画面は見なかったんですけど、絵美ちゃんのことは、ちょっとたまに見てて」
南原 「はい」
原田 「「あ、絵美ちゃん画面見てる」と思って」
南原 「はい」
原田 「でも、ホントに表情ひとつ変わらなかったんですね」
南原 「はい」
原田 「なんで、ちょっと不安になったんですよ」
南原 「アッハハハハハハ」
原田 「でも、ホントに何も変わらなかったから、もしかしたらいけるんじゃないかと思って」

という裏話も披露。
笑いを交えながらのインタビューでしたが、鈴木選手と原田選手の本番前の緊張感や不安など微妙な心理状態がよく伝わってくる、文字通り"激闘のエピソード"でありました。



Chapter 3 南原清隆が見た「情熱的北京五輪」 ♯2競泳ニッポン~継承~
オリンピック終了直後の8月28日。
競泳日本代表監督の上野さんに、花束を持って出迎えた南原さんがテレ朝の会議室(?)でインタビューをしていましたが、オリンピック前にも南原さんは上野監督にインタビューをしいたようで。
プールサイドで話を聞いていた南原さんに、上野監督は「僕は(北京五輪の)テーマとして、オープンマインド」という話をしていましたが、その心は、

上野 「自分のコーチじゃなくても、どんどんどんどん分からないことがあったら、どんどん質問する」
南原 「うん」
上野 「そしてコーチも、自分の選手じゃなくてもどんどん指導すると」
南原 「うん」
上野 「選手同士も意見交換をすると、所属の垣根を取り外して出来るってことが、非常にテーマになってくるということだと思ってます」
南原 「それぞれ持ってるものを持ち寄って、お互いに刺激しあって」
上野 「はい」
南原 「まずは心を開いて」
上野 「そういうことです」

とのことでした。
取材VTRでは、上野監督の言う"オープンマインド"・・経験という財産を共有するために、全体ミーティングで五輪経験者の北島選手や柴田選手が「最初の時は僕も緊張しすぎて、キャップ被れなくて震えちゃったというのが一番最初の思い出で(by北島選手)」という話を、五輪初出場の選手に話したり、大会直前合宿にアテネで銀メダルを獲ったバタフライの山本貴司さんが来て若手のケアをしたりして、オープンマインドを実践してる様子が紹介されてました。
"オープンマインド"という考えが生まれたきっかけは、アトランタ五輪で有力選手が居たにも係わらずメダルがゼロだったことがきっかけで、上野監督は、敗因は選手が個人としてのみ戦っていたことだと分析し、個人競技の水泳をチームとして戦う"チームワーク"を導入したとのこと。
上野監督いわく、「同種目だったら、片一方のコーチが「あっち失敗してくれればいい」なんて考えを持たれちゃうと、これ、日本チームですから、そんなコーチは要らないわけだし、選手も要らないわけであって、同じライバルであっても日本チームの一員という自覚を持って望むってことがオリンピックじゃないかと思います」。

上野監督が言う"個人競技の水泳をチームで戦う"という話は、アテネ五輪の後の『Get』でも、スタジオに上野監督を招いて南原さんが直接話を聞いていたのでよく憶えているのですが・・・。
個人競技をチームで戦うというのはどこかで見たことあるな~・・と思い、4年前にしばし考えて出した結論は、ウリナリ社交ダンス部と同じだということでした(笑)。
いや、ホントに、冗談抜きで、ウリナリ社交ダンス部こそ個人競技をチームで戦う集団、チームワーク抜群の部だったように思います。
級取り大会などでは、お互いライバルでありながらも自分のダンスが終わったら他のペアを大声で応援。
そして、「先生や部長の顔が見えたので安心しました」「皆の応援が聞こえて心強かったです」という部員たちの言葉を何度聞いたことか。
これをチームワークと言わずに何と言う!
・・・失礼しました。わたくし興奮してしまいました(笑)。
オリンピックと社交ダンス部を一緒くたにするのはどうなんだ、という気がしないでもありませんが、個人競技をチームとして戦うという考え方は、不安になりがちな個人を勇気づけ、本来の力を十分に発揮させるということですので、そういう意味ではオリンピックも社交ダンス部も同じではないかと思います。
話がちょっと逸れてしまいましたので、社交ダンス部話はこれくらいにして(笑)。

上野監督は次世代のエース育成のために、北島選手と背泳ぎの入江選手をオリンピックの選手村では同部屋するということもしていたそうで。
それから、男子400mメドレーリレーのメンバーに選ばれなかった森田選手が、ビデオ係や会場の場所取りなど、裏方として働いていたというエピソードも紹介されてました。
メドレーリレーのメンバーは北京での成績で決まる、という話を以前『スポドリ』のゲストに来た宮下選手がしていましたが、森田選手は準決勝敗退で、宮下選手は8位入賞。
メンバーから漏れた森田選手はその後チームのサポートに徹し、最終日は同室のメドレーリレーメンバーの佐藤久佳選手を個室で寝かせるために床に寝ていたとのこと。
う~む、森田選手のラブポーズは伊達じゃない・・いや、ホントに、森田選手のチーム愛に大感心&大感心でありました。
で、メドレーリレーは、森田選手の献身に答えた佐藤選手やエース北島選手、宮下選手の頑張りもあり、みごと銅メダル。
2003年以降の世界大会で、常にメダルを獲り続けてきたこの種目の伝統を継承したのでありました。
その様子を観客席で観ていた南原さんは、以前取材したことがある佐藤久佳選手に「久佳がんばれ~!」「まだ行けるまだ行ける、よし、食い込め食い込め」と大声で声援。
そして試合後は、「若い水泳陣がんばったね」「大きな銅メダル、大きな銅メダル、良かった。これで若いスイマーたちが自信つけて、この経験が伝統となって繋がってくれればねぇ」と、ここでもしみじみと語っていた南原さんでした。

スタジオのG-Messageは、南原さん、栗山さん、中西さんと中山アナという、これまたいつものメンバーで、北京五輪を振り返ってあれこれと。
まずは、

南原 「さぁ、私はシドニーとアテネと北京を生で見させてもらう機会に恵まれたんですけども」
中西 「はい」
南原 「この3つの大会を見て、今回思ったことはですね、世界は急速に進化してる」
中西 「はい」
中山 「はぁ~」
南原 「特にアテネから北京のこの4年間の世界の進歩の仕方」
中山 「はい」
南原 「水泳に関して言うと、ヨーロッパの小さい国とかが」
中西 「うん」
南原 「どんどん決勝に残ってメダルを獲ってる」
中西 「うん」
中山 「うん」
南原 「そういうのを見たときにですね、あ、これは日本の勢いは正直言って失速してます。それくらい他の国はですね、すっごくスポーツに対して熱が入ってる」
中西 「うん」
南原 「で、今回、上野監督にインタビューさせてもらったんですけど、印象に残ったのが、「戦えるかどうかだ」と、えぇ。オリンピックに出て「楽しもう」とか「自分のプレイをしよう」とか、「そういうレベルじゃもう勝てないんだ」と。「戦えるかどうかだ」と言ってました」
中西 「う~ん」
南原 「えぇ、どうですか?」
栗山 「いや」
南原 「北京に行かれた、えぇ」
栗山 「いや、あの、今回、ナンチャンがすごい怒ってる印象が、ものすごい・・」
南原 「ハッハハハハハ」
中山 「ハッハハハハハ」
栗山 「僕はもう思い・・ま、それだけこう愛情を持って色んなスポーツを見てくださって」
南原 「いえいえ」
栗山 「で、やっぱり、その、他の競技の選手たちが、勝ってる選手たちがどういう状況でどんなプレイをしたかっていうのは」
南原 「はい」
栗山 「特に野球なんか、僕は野球(に)ずっとついて見れなかった」
南原 「はい」
栗山 「それを見ることによって学ぶことっていうのは、今回いっぱいあったなっていうのが、すごく印象でしたね」
南原 「野球悔しかったですねぇ、えぇ」

というやり取り。
栗山さんは南原さんの話ぶりについて「怒ってる印象が」と言ってましたが、確かに、これだけ熱弁をふるう南原さんは珍しいかもしれません。
そんな南原さん、ロンドン五輪へ向け、戦う集団へのキーワードとして「一体感」「コミュニケーション」「準備」の3つを上げていましたが、こられは全て「戦う一体感」であり「戦うコミュニケーション」であり「戦う準備」であるということを強調。
そして南原さんは先日の『スポドリ』のゲストだった沢選手の話・・一敗一分の崖っぷちで迎えたノルウェー戦前に選手だけでミーティングをし、今までだったら出なかった足がもう一歩でるようになり戦える集団になった、という話も披露し、「オリンピックに出られる人なんだから一体感は出ると思うんですけども、その一体感じゃなくて、もう一っこ上がった一体感、これが必要なんだなと思ったんですけども、どうですか?中西さん」と、ここでも熱弁(笑)。
南原さんは「ひとつ上の一体感・・」について沢選手にも質問をしていましたので、南原さんの中でかなり気になっていることのようですが、中西さんいわく、女子サッカーの未来は私たちが勝ってつくるしかないという使命感が戦う集団の一体感になった、とのことでした。
そして、南原さんは上野監督が森田選手や宮下選手とよく話し合いをしていたことを例に出し、「選手から信頼がなくなったら終わりだから、どんな小さいことでも一つ一つ確認していくっていうことが、あ、こういうコミュニケーションが必要だなと思ったんですけども」。
韓国の野球選手が勝った瞬間うずくまっていたことについては「彼らは戦いに来てるんですよ!負けたら終わりだと思ってるんでしょうね」。
さらに、スポーツに対して「他の国はすっごく(予算を)かけてます」と、熱弁に次ぐ熱弁の南原さん(笑)。
いや、南原さんがこれだけ真正面から熱弁をふるう姿を見ることはあまりなかったので(内村さん相手だとちゃんと聞いてもらえずすぐ飽きられてしまいますし・笑)ちょっと新鮮な感じもしましたが、現地に行って各国の選手の戦いぶりを見ることによって色々と感じることや思うことが多く、熱く語らずにはいられなかったということなのでしょう。
最後も、

南原 「そして、全体(見て)思ったんですけど、栗さん」
栗山 「はい」
南原 「タフさが欲しいですよね」
栗山 「ホントです」
南原 「うん」
栗山 「まぁ、心も体も」
南原 「はい」
栗山 「概念にとらわれないで、やる時はガーッ!と行ってしまう」
南原 「はい」
栗山 「タフさがありましたね、勝った選手はね」
南原 「そうですね。選手村にはロナウジーニョが居たらしいですよ」
中西 「はいはい(笑)」
南原 「えぇ、ロナウジーニョが普通の選手と一緒に、太鼓叩いたりとか」
栗山 「あ、そうですか」
南原 「そういうコミュニケーションをしながら試合もこなしてる」
栗山 「へぇ~~~!」
南原 「(サッカーの)メッシも居たし、(陸上の)ボルトも居たし、どんな環境でも自分のベストを出来る、出せる、そのタフさがあるんですよ」
栗山 「へぇ~~」
中山 「はぁ~~」
南原 「これ、是非ですね!もう一回タフな!」
栗山 「うん」
南原 「戦える!」
中西 「うん」
南原 「集団! これを作ってもらいたいなと思いました」
栗山 「そうですね」
南原 「はい」

というやり取りで、最後まで熱弁&力説、松岡さんも顔負けの熱い男・南原さんでありました(笑)。



という感じで、今回は取材からスタジオトークまで、文字通り2時間出ずっぱり(『Get』本編は約1時間半ですが)の南原さん。
そして、このあと放送されていた、インカレ水泳2008の中継録画を含めると4時間(!?)の『Get』でありました。



『Get Sports』 8/17

2008年08月18日 | Get Sports
Chapter 1 は、"南原清隆&栗山英樹 情熱的オリンピック"と題した、南原さんと栗山さんによる北京五輪リポート。
先週の予告通り、今回は北京でいろいろな競技を観戦している南原さんの様子が放送されていましたが、南原さんが北京入りしたのは15日で、初めて観た競技は水泳のメドレーリレーの予選だったようで。
ん?ということは、北島選手の歴史的瞬間にも遭遇出来ず、鈴木選手の試合も観ることが出来なかったのか!?
う~む、北島選手の歴史的瞬間はともかく、鈴木選手の試合に行けなかったというのは・・・。
鈴木選手は初戦で負けてしまいましたのでゲン云々という話ではなかったと思いますし、休みなしの連日の舞台はものすごく大変だったと思いますから千秋楽のあとにすぐ北京入りするというのは難しかったと思いますが、本人を目の前に約束しながらそれを守れないというのは如何なものか、と、いちおう苦言を呈しておきます(笑)。
それはそれとして。
南原さんは、15日には水泳のメドレーリレー予選を真剣な表情で観戦しつつも「いけいけいけ」と声援。
翌日の16日は鳥の巣に行き、男子20km競歩を観戦。
最初はメインスタンドから身を乗り出すように観戦し、競技場の大きなモニターを見て「あーいたいた山崎、ついてってるついてってる」と言っていた南原さんですが、「(競技場の外に)出ますか」と言うと、今度は周回コースに出て「山崎~!粘れ粘れ、いいよいいよ!!」と目の前を歩いていく山崎選手を大声で応援。
で、必死に歩いてる山崎選手を見て南原さんは「ずーっと自分と対話してるような感じがするよね、このスポーツは、歩いてる間、レースしてる間。歩くってのは過酷だよね、もう顔見たら」。
そしてレース後は、周回コースになっていた路面を実際に手で触れ、コースに敷いてあったマットのようなものをめくりながら「これ足にきそうだなぁ」と言い、腕とお尻をフリフリしながら競歩選手のように歩いてみる南原さん(笑)。
相も変わらず好奇心旺盛っぷりなところを見せてくれた南原さんでしたが(笑)、長~いコースを見て「とてつもない遠いよ、これゃ大変だ」と言ってすぐに歩くのをやめてしまってましたので、マラソン同様、南原さんが競歩をやることは無さそうな感じです(笑)。

その後南原さんは、「レスリングの決勝に進んだ二人を応援に行きます。行ってきます」と言いながら女子レスリングの会場へ。
会場の入り口では、お揃いの黄色いTシャツを着た家族と記念撮影をしていましたが、その家族は、なんと吉田沙保里選手のお兄さん家族。
南原さんは吉田選手のお兄さんに、「2連覇できるといいですね」と声をかけ、いざ試合会場へ。
決勝が始まり吉田選手がポイントを獲ると、手を叩きながら「よーし、よしよしよし!」。
で、第1ピリオド終了後は「大丈夫、落ち着いてる大丈夫」と、頷きながら冷静に観戦していた南原さんでしたが、吉田選手が金メダルを獲った瞬間は、拍手しながら指を一本天に突き上げ「イェ~!やった~!!」と言って大興奮(笑)。
そして、監督に肩車されて涙涙の吉田選手を見ていた南原さんの目にも涙が・・・。
う~む、南原さんはホントに一人で、驚・歓・奮・叫・涙 の5つの表情を見せてくれるな~(笑)。
しかもたった2日観戦しただけでこれですから、このあと大丈夫なのか、体はもつのかちょっと心配にもなりますが(笑)、そんな心配をよそに、夜は栗山さんと合流して今度は野球観戦。
朝から晩までオリンピックを堪能しまくりという感じの南原さんでありました(笑)。


そんな南原さんと栗山さんの五輪観戦レポのあとは、北京のスタジオから、南原さん、栗山さん、武内アナというメンバーで、オリンピック話をあれこれと。
南原さんの、(北京の)ボランティアは積極的、加油!加油!の応援がすごかった、という話などがありつつ、金メダルを獲った吉田選手や北島選手については、

南原 「4年間いろいろ取材さしていただいてですね、吉田選手もですね、やっぱりちょっと自分の力を信じられない時期もあった」
栗山 「あ、そうなんですか」
南原 「はい。監督も「若干、力が落ちたかな」っていうふうに、ちょっとコメントをした時があったんですよ。だからですね、アテネとは違ったあの涙、えぇ、監督も泣いてましたから、よっぽどこれ見て辛かったんだろうなっていうのが」
栗山 「えぇ」
南原 「辛い日々を乗り越えて来たんだな、2連覇の難しさ。北島選手も100m(のレースの後のインタビュー)で泣いたっていうね、えぇ、この4年間が決して平坦ではなくて、山あり谷あり、もうずっと、谷、谷、谷だったんですけども、この1年ぐらいで上がってきただけですから」
武内 「う~ん」
南原 「よっぽどここに来るまでが大変だったんでなっていう、2連覇っていうのが。ま、内容(結果)だけ見たら、ここだけ見たら圧勝してましたけども、実はそこまでが大変だったんでなっていう思いは感じましたけどね」
栗山 「やっぱり、あの、勝つことよりも勝ち続けることが難しいっていう、まさにそういうことがあるんですね」
南原 「そうですね」

長年取材してきた南原さんだけに、2連覇の難しさを語る話は実感がこもったものでした。
そして、これまで『Get』で放送された北島選手や吉田選手の特集を思い出すと、南原さんが吉田選手の試合を観て思わず泣いてしまったのも納得でありました。
それから、女子マラソンについての話では、先日の『スポドリ』でゲストだった有森さんの話を引き合いに出し、「(スタートラインに)立つこと自体、非常に大変なことだなっていう思いを受けましたね」という話もしてました。

あとは、野球で苦戦している日本代表について、栗山さんは「モチベーションが、気持ちが難しかった。(予選リーグなので)負けてもいいんだけど勝たなきゃいけないっていうところの、行ききれない感じっていうのを僕は正直言うと感じるところがあって」と話していましたが、確かに、テレビで観ていてもそんな感じがするな~。
大事なのは決勝トーナメントに入ってからの2試合ですが、ベスト4に残れなかったらなんにもなりませんし・・う~む、なかなか難しいところです。
ただ、今日のカナダ戦では苦戦しながらも勝ち、決勝トーナメントは何とか大丈夫そうですので、悲願の金メダルを目指して是非とも加油って欲しいです(笑)。

それから、競歩の話では、周回コースで実際に応援していた南原さんは「(応援してる場所から)2、3メートル(の場所)で(選手が歩いていて)、何回も何回もね、往復してくるんですよ。だから選手がこっちを覚えてるんじゃないかって、声援が届くんですよ」。
競歩の山崎選手といえば、『スポドリ』で南原さんとは顔馴染みですし、お客さんがそれほど多くないコースの側で南原さんはかなり大きな声で声援を送ってましたので、山崎選手には南原さんが応援してるって分かったんじゃないかな?(笑)。
南原さんの声援が届いていたのか山崎選手に聞いてみたいところですが、それは今後のお楽しみにとって置くとして(笑)。
南原さんが「山崎選手得意の50km残ってますから、僕ね、順位上げてくると思う」と言うように、本命の50kmでは山崎選手には上位入賞を目指し・・出来ればメダルを目指して頑張って欲しいと思います。

という感じの、VTR約7分、スタジオのトーク約5分の"南原清隆&栗山英樹 情熱的オリンピック"でありました。


Chapter 2 は、横浜ベイスターズの吉村裕基選手の特集。
Chapter 3 は、野村監督と長嶋一茂さんの対談。
Chapter 4 は、世界に実在するゴルフ都市伝説。

でした。



『Get Sports』 8/10

2008年08月11日 | Get Sports
ここ2ヶ月ほど『Get』への出演がない南原さん。
この日も舞台の真っ最中ということで、当然ながら南原さんは出てませんでした。
が、しかし、次週予告で登場(笑)。
しかも、その次週予告が、各局の女子アナがやっている民放五輪CMのパロディになっていて大笑いでした(笑)。

驚・歓・奮・叫・涙 の5つの表情をしているオリンピック観戦中の南原さんの映像が次々に流れ(一人で5つの表情を見せてくれるところがすごい・笑)、「情熱的オリンピック、北京を観るならGet Sportsで」というナレーション。
そして、アテネの野球場でネット越しに「中畑~!」と叫んでる南原さんの映像(いくら世代とはいえ、何でコーチの名前を叫んでるんだ?・笑)。
アテネの柔道会場の観客席では、ゲンになってる鈴木選手が金メダルを獲って帰ってくるところに「すずき~!」と叫んでる南原さん(テロップでは「すずけ」と出ていて、よくよく聞いてみるとたしかにそういうふうに叫んでいるようにも聞こえました・笑)。
アテネの水泳の観客席では、夕日のなか南原さんはサングラスをかけていましたが、レース前(?)に「メガネにしようか」と言って、ちゃんとメガネに掛けなおしていた律儀な南原さん(笑)。
夜のアテネの街では、遠くに見えるライトアップされたパルテノン神殿を指差し「あれバックに写真撮ろうよ」と言ってる、すっかり観光気分の南原さん(笑)。
女子マラソンのゴールになっていたアテネの競技場では「ノグ~チ、カモン!頑張れ~」と何故か英語交じりで応援してる南原さん(笑)。
そして、アテネの水泳会場の片隅で、お揃いの"KITAJIMA"Tシャツを着てる女性三人と記念撮影をしていた南原さん。
で、写真を撮っていた男性からは

男性 「ナンチャンいい男だ」
女性 「ナンチャンね」

という声も(笑)。
映像がすべてアテネ五輪の時のものだったのは、現在、北千住にいるミラクル浪人としては仕方のないところですので、それは置いといて(笑)。
『Get』はこんなおいしい映像を撮っておきながら、何故もっと流さないんだ?(あと、リュックを左肩にかけてアテネの街(?)をぶらり歩いてる南原さんの映像などもちょこっと流れてました・笑)
『Get』は真面目なスポーツ番組ですから仕方ないといえば仕方ないのですが、こういう映像を埋もれさせとくのはもったいないな~。
今まで南原さんが取材をして放送されていないVTRは恐らく何百時間もあると思いますし、今回放送された以外にもおいしい映像はたくさんあると思いますが、今回の次週予告では、普段は放送されないVTRの中から厳選されたレアな映像を堪能(と言っても約37秒でしたが・笑)してしまいました(笑)。
で、来週は「北京から南原清隆が感動を伝えます」とのことでしたので、久し振りに『Get』出演の南原さんが見られそうです。
100メートル平泳ぎの歴史的瞬間には遭遇することが出来なかったミラクル浪人ですが、200メートルでは是非ともミラクル記者として歴史の生き証人になって欲しいと思います(笑)。



『Get Sports』 6/15

2008年06月16日 | Get Sports
ニュース&スポーツには出ていなかった南原さんですが、1時間の短縮バージョンの『Get』本編には、先週の予告にあった通りVTRで出演してました。

Chapter 1 は、南原さんがインタビューする北島選手の特集。
「7年前から北島を見続ける南原清隆がその進化の秘密に迫った」というナレーションで始まった北島選手へのインタビューですが、特集の最初には、2001年から先日の競泳ジャパンオープンまで、南原さんが北島選手へインタビューなどをしてきた7年間の軌跡のVTRもちょこっと紹介されてました。
2001年の福岡の世界水泳のあと北島選手にインタビュー・・平井コーチの"次は世界記録を狙う"という言葉を、伝書鳩役になって北島選手に伝えていた南原さん(笑)。
2003年の世界水泳バルセロナで世界記録を出して帰ってきた北島選手に、ミックスゾーンで「見事!おめでとうございます」と言いながら拍手をして迎えていた南原さん。
2004年のアテネ五輪では観客席から歓声を上げてる南原さん・・ウエスタンハットふうの帽子をかぶり日の丸の小旗を右手に持ち「イェーー!」と雄叫びを上げながら万歳してる姿など、懐かしの映像の数々(笑)。
そして、競泳ジャパンオープンでは、「そしてこの日も南原は歴史的瞬間に遭遇する」というナレーションともに、北島選手の世界新記録を目の当たりにして「オー!!オー!!すごーい!」と言いながら立ち上がって拍手をしていた南原さん。
う~む、こうやって見てみると、南原さんはホントに歴史的瞬間に立ち会ってるな~。
南原さんがこうやって歴史の生き証人(笑)になれるのも、長年の取材活動・・テレビでは映らない部分を含めスポーツ記者として地道にやってきた結果だと思いますので、つくづく、継続は力なり、です。
そして、それが番組にもちゃんと生かされていて何よりであります。
それにしても、7年前の北島選手はまだやんちゃな風貌で、世界記録を狙うなんて本人もまだ半信半疑という感じでしたが、今では世界記録を狙うのが当たり前の世界王者。
南原さんも当時は髪が短くてちょっとやんちゃ坊主という感じでしたし(笑)、7年ひと昔、月日の流れを感じてちょいしみじみしてしまいました(笑)。
それはそれとして。
インタビューは、

北島 「(インタビュールームのドアを開けながら)失礼します」
南原 「お!?」
(スタッフの拍手)
ナレーション 「世界記録誕生の熱気冷めやらぬ大会終了直後・・」
(南原さんと北島選手が両手で握手)
南原 「世界記録おめでとうございます」
北島 「(真面目な顔で)ありがとうございます(と言ったあとちょっと笑顔)」
南原 「アッハハハハハハハ」
北島 「(笑)」

という感じで、和やかにスタート。
そして、先週のニュース&スポーツでもちょこっと放送されていた、

南原 「実に」
北島 「はい」
南原 「5年ぶりの」
北島 「はい」
南原 「世界記録」
北島 「そんなに経ちますかね、もうね」
南原 「2003年バルセロナ(世界水泳)・・」
北島 「それ以来出してないんですもんね、はい」
南原 「まぁ、私は幸運にもそこに」
北島 「はい」
南原 「立ち会えたんですけども」
北島 「良かったです、えぇ(真面目な顔でうなずく)」
南原 「ハッハハハハハ」
北島 「今日来られてる(笑)、南原さん来られてる時に記録が出せて良かったです」
南原 「いやいやいや、ホントに」

というやり取り(笑)。
北島選手は真面目な顔で「良かったです」と言いながら頷いていましたが、それが逆にイタズラっ子っぽく、南原さんが大笑いしていたのも納得でした(笑)。
それから、こちらも先週のニュース&スポーツで南原さんが話していた「(北島選手の)泳ぎが確実に変わってました・・云々」という話も。

ナレーション 「南原は北島の泳ぎに劇的な変化を感じていた」
南原 「ぜんぜん違う泳ぎで」
北島 「うん」
南原 「ピックリしました。力強くて、静かで、効率が良いっていう感じがしたんですけども」
北島 「2003年の頃に比べたら、進化した泳ぎっていうのが見せれたのかな~と思ってますし、良い泳ぎになったから良い記録が出たというふうに思ってるんで」

今まではキック主体の泳ぎだったのが、手の掻きも活かした泳ぎが出来るようになったとのこと。
北島選手いわく、手でも進んで脚でも進む、それが上手く組み合わさって良い泳ぎが出来てる。
平井コーチによると、手と脚で進む四輪駆動の泳ぎが出来上がってきてる、とのことでした。
四輪駆動の泳ぎが出来ることによって、ストローク数も減り体力の消耗が少ない泳ぎが出来るようになり、これまで課題だったラスト50mでも失速せずに泳ぐことが出来るようになったそうです。
そして、北島選手は「今までの中でパーフェクトな泳ぎが出来たのかなと思います、ホント」という話もしてましたが、

北島 「なんか若くなった気持ちですね」
南原 「アッハハハハハハ」
北島 「高校生とか中学生が泳げば(記録が)伸びるっていうね(笑)」
南原 「いや~、でも、そのキャリアでそのことが味わえるって・・」
北島 「幸せですよ、もうホントに良かったなって思いますもん」
南原 「ねぇ」
北島 「苦しい思い・・がやっぱ多いですからね、水泳競技は」
南原 「うん」
北島 「だからこういう・・こういう感じを・・オリンピックでも味わいたいですね」

というやり取りも。
北島選手は「苦しい思い」について多くを語りませんでしたが、5年近く自己ベストを更新出来なかったこれまでの経緯を思うと、北島選手の「ホントに良かったなって思いますもん」とい言葉は、軽い口調ながらも実感のこもった重みのあるものでした。
それから、これまた先週のニュース&スポーツで南原さんが喋っていた、


南原 「(レース直後のインタビューで)言いましたね、今日、奇しくも、なんか・・(笑)、「(北京で)金メダル獲らないと僕は(日本に)帰ってきません」っていうふうに、えぇ」
北島 「そのつもりで、もう、この記録はホントは自分に対してのプレッシャーだと思うんですね」
南原 「うん」
北島 「はい、もう、だからハンセンもう一回俺の記録塗り変えてくんねぇかなぁと思って(笑)」
南原 「おぉ~、そうすると、こっちももう一回」
北島 「そうしたら面白くなる・・んですけどね、うん」
南原 「勝負師ですね~」
北島 「圧勝はつまんないじゃないっすか」
南原 「アッハハハハハハハ」
北島 「(笑)」
南原 「ハッハハハハハハハ」
北島 「「うぁ~」っていうね、このドキドキ感があったほうが、ま、もちろん(オリンピックでは)ドキドキするんですけども(笑) 
南原 「ハッハハハハハハ」
北島 「絶対に(笑)」
南原 「ハッハハハハハハ」

という話もしてましたが・・・。
う~む、こんなことをアッサリと、いや、敢えて言っちゃう北島選手は、南原さんの言うようにホントに"勝負師"だな~、という感じです。
そして最後は、

北島 「あの、金メダルはホントにどんなこといっても獲りに行きたいなと思ってるんで」
南原 「う~ん、イヤイヤ、これはもうホントに、えぇ、新しい歴史をまたつくって下さい」
北島 「はい」
ナレーション 「8月、南原は再び遭遇するであろう、王者がつくり出す歴史的瞬間に」

というやり取りで、インタビューは終了してましたが・・・。
南原さんは8月に再び歴史的瞬間に遭遇することが出来るのか!?
平泳ぎの決勝がいつ行なわれるのか分かりませんが、北千住のミラクル浪人が北京ではミラクル芸人として・・いや、ミラクル記者になって活躍し、歴史の生き証人になってくれることを期待したいと思います(笑)。
あ、それから、今回のインタビューでは水着の話は出てきませんでしたが、水着問題は何やかんやありながらも解決したようで。
これで心置きなく泳ぎだけに集中出来るような環境になり、何よりであります。


Chapter 2 は、サッカー日本代表の松井大輔選手の特集。
あと、土佐礼子選手の特集。
でした。