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Untersee-Boot

あるいは感想記として

『Get Sports』 6/15

2008年06月16日 | Get Sports
ニュース&スポーツには出ていなかった南原さんですが、1時間の短縮バージョンの『Get』本編には、先週の予告にあった通りVTRで出演してました。

Chapter 1 は、南原さんがインタビューする北島選手の特集。
「7年前から北島を見続ける南原清隆がその進化の秘密に迫った」というナレーションで始まった北島選手へのインタビューですが、特集の最初には、2001年から先日の競泳ジャパンオープンまで、南原さんが北島選手へインタビューなどをしてきた7年間の軌跡のVTRもちょこっと紹介されてました。
2001年の福岡の世界水泳のあと北島選手にインタビュー・・平井コーチの"次は世界記録を狙う"という言葉を、伝書鳩役になって北島選手に伝えていた南原さん(笑)。
2003年の世界水泳バルセロナで世界記録を出して帰ってきた北島選手に、ミックスゾーンで「見事!おめでとうございます」と言いながら拍手をして迎えていた南原さん。
2004年のアテネ五輪では観客席から歓声を上げてる南原さん・・ウエスタンハットふうの帽子をかぶり日の丸の小旗を右手に持ち「イェーー!」と雄叫びを上げながら万歳してる姿など、懐かしの映像の数々(笑)。
そして、競泳ジャパンオープンでは、「そしてこの日も南原は歴史的瞬間に遭遇する」というナレーションともに、北島選手の世界新記録を目の当たりにして「オー!!オー!!すごーい!」と言いながら立ち上がって拍手をしていた南原さん。
う~む、こうやって見てみると、南原さんはホントに歴史的瞬間に立ち会ってるな~。
南原さんがこうやって歴史の生き証人(笑)になれるのも、長年の取材活動・・テレビでは映らない部分を含めスポーツ記者として地道にやってきた結果だと思いますので、つくづく、継続は力なり、です。
そして、それが番組にもちゃんと生かされていて何よりであります。
それにしても、7年前の北島選手はまだやんちゃな風貌で、世界記録を狙うなんて本人もまだ半信半疑という感じでしたが、今では世界記録を狙うのが当たり前の世界王者。
南原さんも当時は髪が短くてちょっとやんちゃ坊主という感じでしたし(笑)、7年ひと昔、月日の流れを感じてちょいしみじみしてしまいました(笑)。
それはそれとして。
インタビューは、

北島 「(インタビュールームのドアを開けながら)失礼します」
南原 「お!?」
(スタッフの拍手)
ナレーション 「世界記録誕生の熱気冷めやらぬ大会終了直後・・」
(南原さんと北島選手が両手で握手)
南原 「世界記録おめでとうございます」
北島 「(真面目な顔で)ありがとうございます(と言ったあとちょっと笑顔)」
南原 「アッハハハハハハハ」
北島 「(笑)」

という感じで、和やかにスタート。
そして、先週のニュース&スポーツでもちょこっと放送されていた、

南原 「実に」
北島 「はい」
南原 「5年ぶりの」
北島 「はい」
南原 「世界記録」
北島 「そんなに経ちますかね、もうね」
南原 「2003年バルセロナ(世界水泳)・・」
北島 「それ以来出してないんですもんね、はい」
南原 「まぁ、私は幸運にもそこに」
北島 「はい」
南原 「立ち会えたんですけども」
北島 「良かったです、えぇ(真面目な顔でうなずく)」
南原 「ハッハハハハハ」
北島 「今日来られてる(笑)、南原さん来られてる時に記録が出せて良かったです」
南原 「いやいやいや、ホントに」

というやり取り(笑)。
北島選手は真面目な顔で「良かったです」と言いながら頷いていましたが、それが逆にイタズラっ子っぽく、南原さんが大笑いしていたのも納得でした(笑)。
それから、こちらも先週のニュース&スポーツで南原さんが話していた「(北島選手の)泳ぎが確実に変わってました・・云々」という話も。

ナレーション 「南原は北島の泳ぎに劇的な変化を感じていた」
南原 「ぜんぜん違う泳ぎで」
北島 「うん」
南原 「ピックリしました。力強くて、静かで、効率が良いっていう感じがしたんですけども」
北島 「2003年の頃に比べたら、進化した泳ぎっていうのが見せれたのかな~と思ってますし、良い泳ぎになったから良い記録が出たというふうに思ってるんで」

今まではキック主体の泳ぎだったのが、手の掻きも活かした泳ぎが出来るようになったとのこと。
北島選手いわく、手でも進んで脚でも進む、それが上手く組み合わさって良い泳ぎが出来てる。
平井コーチによると、手と脚で進む四輪駆動の泳ぎが出来上がってきてる、とのことでした。
四輪駆動の泳ぎが出来ることによって、ストローク数も減り体力の消耗が少ない泳ぎが出来るようになり、これまで課題だったラスト50mでも失速せずに泳ぐことが出来るようになったそうです。
そして、北島選手は「今までの中でパーフェクトな泳ぎが出来たのかなと思います、ホント」という話もしてましたが、

北島 「なんか若くなった気持ちですね」
南原 「アッハハハハハハ」
北島 「高校生とか中学生が泳げば(記録が)伸びるっていうね(笑)」
南原 「いや~、でも、そのキャリアでそのことが味わえるって・・」
北島 「幸せですよ、もうホントに良かったなって思いますもん」
南原 「ねぇ」
北島 「苦しい思い・・がやっぱ多いですからね、水泳競技は」
南原 「うん」
北島 「だからこういう・・こういう感じを・・オリンピックでも味わいたいですね」

というやり取りも。
北島選手は「苦しい思い」について多くを語りませんでしたが、5年近く自己ベストを更新出来なかったこれまでの経緯を思うと、北島選手の「ホントに良かったなって思いますもん」とい言葉は、軽い口調ながらも実感のこもった重みのあるものでした。
それから、これまた先週のニュース&スポーツで南原さんが喋っていた、


南原 「(レース直後のインタビューで)言いましたね、今日、奇しくも、なんか・・(笑)、「(北京で)金メダル獲らないと僕は(日本に)帰ってきません」っていうふうに、えぇ」
北島 「そのつもりで、もう、この記録はホントは自分に対してのプレッシャーだと思うんですね」
南原 「うん」
北島 「はい、もう、だからハンセンもう一回俺の記録塗り変えてくんねぇかなぁと思って(笑)」
南原 「おぉ~、そうすると、こっちももう一回」
北島 「そうしたら面白くなる・・んですけどね、うん」
南原 「勝負師ですね~」
北島 「圧勝はつまんないじゃないっすか」
南原 「アッハハハハハハハ」
北島 「(笑)」
南原 「ハッハハハハハハハ」
北島 「「うぁ~」っていうね、このドキドキ感があったほうが、ま、もちろん(オリンピックでは)ドキドキするんですけども(笑) 
南原 「ハッハハハハハハ」
北島 「絶対に(笑)」
南原 「ハッハハハハハハ」

という話もしてましたが・・・。
う~む、こんなことをアッサリと、いや、敢えて言っちゃう北島選手は、南原さんの言うようにホントに"勝負師"だな~、という感じです。
そして最後は、

北島 「あの、金メダルはホントにどんなこといっても獲りに行きたいなと思ってるんで」
南原 「う~ん、イヤイヤ、これはもうホントに、えぇ、新しい歴史をまたつくって下さい」
北島 「はい」
ナレーション 「8月、南原は再び遭遇するであろう、王者がつくり出す歴史的瞬間に」

というやり取りで、インタビューは終了してましたが・・・。
南原さんは8月に再び歴史的瞬間に遭遇することが出来るのか!?
平泳ぎの決勝がいつ行なわれるのか分かりませんが、北千住のミラクル浪人が北京ではミラクル芸人として・・いや、ミラクル記者になって活躍し、歴史の生き証人になってくれることを期待したいと思います(笑)。
あ、それから、今回のインタビューでは水着の話は出てきませんでしたが、水着問題は何やかんやありながらも解決したようで。
これで心置きなく泳ぎだけに集中出来るような環境になり、何よりであります。


Chapter 2 は、サッカー日本代表の松井大輔選手の特集。
あと、土佐礼子選手の特集。
でした。




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