以前から、野口医学研究所の方から、12月に米国ACGME (仮訳 米国卒後研修施設認定局)の方のめったに聴けない講演がある、と知らされており、必ず出席するよう、と勧められていました。幸い、出席させていただき、研修施設の認定に関して、世界の動きの最新状況、米国の統計を交えた現状を知る機会を得ました。
米国は医学部を増設したり定員を増やし、医師の育成を増やしてきましたが、2015年には、現在の卒後研修のポジションと卒業生の数がほぼ同数になるそうです。これまでは、ポジションの数と卒業生の数との間で、3,000人くらいの不足があり、米国人で外国の医学部卒業者や外国人がそのギャップを埋めていました。本日の講演者の先生のお話では、おそらく米国政府は研修ポジションを増やして、これまでどおり外国医学部を出た米国人や外国人が入れる余地をつくるのではないか?と予想していました。どうなるでしょうかね。
また、Thomas Jefferson大学の先生で、日米の架け橋として50年ぐらいやってこられたGonella先生が、generalistの重要性を熱弁されたのがとても印象的でした。
臨床教育者 Clinical educatorとして学生、研修医の方へ医師としての基本スキルとして何を教えるべきかも、非常に重要なヒントをいただきました。
これまで国内で学生、研修医の方へ「無意識」に懸命に伝えようとしていたことを、Gonella先生に「言語化」してていただき、納得しました。
それは、医師の基本スキルで、
1.リスクファクターを認識すること
2.疾患の原因 etiolotyを探ること
3.疾患の重症度 severityを判断すること
4.正確、specific、かつタイムリーな診断をつけること
5.適切な治療をすること
治療をモニターすること
6.リハビリ
特に、疾患の原因と重症度について、いつも、どうしてこういう病態になったのか、
それがどのくらいの重症度なのか(軽症で待てるのか、重症で待てない状態なのか)を判断できるように、指導しているつもりなのですが、言語化できていない部分が多かった、と反省しました。
今日のためになるお話を、今後の教育、自分自身の診療にも役立てたいと思います。
明日は、早朝から、東京医科歯科大学が会場で、野口医学研究所主催のセミナーです。
米国は医学部を増設したり定員を増やし、医師の育成を増やしてきましたが、2015年には、現在の卒後研修のポジションと卒業生の数がほぼ同数になるそうです。これまでは、ポジションの数と卒業生の数との間で、3,000人くらいの不足があり、米国人で外国の医学部卒業者や外国人がそのギャップを埋めていました。本日の講演者の先生のお話では、おそらく米国政府は研修ポジションを増やして、これまでどおり外国医学部を出た米国人や外国人が入れる余地をつくるのではないか?と予想していました。どうなるでしょうかね。
また、Thomas Jefferson大学の先生で、日米の架け橋として50年ぐらいやってこられたGonella先生が、generalistの重要性を熱弁されたのがとても印象的でした。
臨床教育者 Clinical educatorとして学生、研修医の方へ医師としての基本スキルとして何を教えるべきかも、非常に重要なヒントをいただきました。
これまで国内で学生、研修医の方へ「無意識」に懸命に伝えようとしていたことを、Gonella先生に「言語化」してていただき、納得しました。
それは、医師の基本スキルで、
1.リスクファクターを認識すること
2.疾患の原因 etiolotyを探ること
3.疾患の重症度 severityを判断すること
4.正確、specific、かつタイムリーな診断をつけること
5.適切な治療をすること
治療をモニターすること
6.リハビリ
特に、疾患の原因と重症度について、いつも、どうしてこういう病態になったのか、
それがどのくらいの重症度なのか(軽症で待てるのか、重症で待てない状態なのか)を判断できるように、指導しているつもりなのですが、言語化できていない部分が多かった、と反省しました。
今日のためになるお話を、今後の教育、自分自身の診療にも役立てたいと思います。
明日は、早朝から、東京医科歯科大学が会場で、野口医学研究所主催のセミナーです。