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Opened Zipper

冬の大工事(28)ケーブル交換・調整(後編)

2010-07-28 00:00:01 | 折りたたみ自転車(MFWS-206F)
(2010年4月中旬)
リアVブレーキ周りが終わったので、続けてフロントディスクブレーキ側の作業に入ります。

サスペンションフォークを20インチ用→26インチ用に交換し、Vブレーキ→ディスクブレーキ化したので、ブレーキケーブルの長さが変わるため、以前のアウターケーブル長は参考になりません。
とりあえず仮でアウターケーブルを右ブレーキレバーに合わせて、そこからディスクブレーキキャリパーまでアウターケーブルを引き回し、こんなもんかなで長さを合わせてカット。
切断面をヤスリで削って、切断時にツブれたインナーチューブも丸ヤスリで広げて調整後、アウターケーブルのインナーチューブ内にオイルを噴きます。
またブレーキのインナーワイヤー表面にもグリスを塗ってからアウターケーブル内を通し、アウターケーブルをディスクブレーキキャリパーのアウター受けに固定。

アウターケーブルのエンドキャップを着けたままだと、キャリパー側のアウター受けに入らなかったので、ちょっと釈然としませんでしたがエンドキャップは外しておきました。
インナーワイヤーはキャリパーのケーブルガイド部分を通してボルトで締め込んで固定。

サスペンションフォークの前面のアーチの左側付け根にアウターケーブルを通して固定するガイドがあり、そこを通してフォーク内側を通してキャリパーのアウターブレーキ受けにハメ込みますが、何かちょっと変?
キャリパーのアウター受け位置のせいか、内側を通すより外側を通した方がアウターケーブルのアールが少なく取り回せそうな気がするんだけど?
「MTBメンテナンス」「MTBメンテナンス サスペンション&ディスクブレーキ」などの画像を参照してケーブル取り回しを確認しますが、やはり内側を通すで良いみたい。
ただし参照した画像だとキャリパーのアウター受け位置がもっとフォークから離れてるんだよな~…まぁ内側からでも外側からでも大差なさそうなんで、内側からで良いか。

バイブル「MTBメンテナンス」に書かれていた通り、インナーワイヤーは指3本分程度余らせてカット。
先端にまたJAGWIREのNON-CLIPインナーエンドキャップを装着。
…やっぱ便利だぞコレ、ちょっとしたパーツなんだけど、かなり気に入りました。

ケーブルが繋がったので、ブレーキの当り調整をします。
「MTBメンテナンス サスペンション&ディスクブレーキ」も参考にしましたが、機械式ディスクブレーキは片側にしか調整ダイヤルが無いという説明になっていて、BR-M495とは異なるのであんまり参考にできませんでした。
BR-M495自体の取扱説明書内の調整方法を参考に微調整。
キャリパーの左右に調整用のアーレンキー孔があり、ノッチ単位で回すことでディスクブレーキパッドの当り調整をします。
取扱説明書にはローターとの間隔を0.2mm~0.4mmで調整と書かれていますが、見てもよく分からないので、体感で調整しました。
前を持ち上げて前ホイールを回し、ローターとパッドが当っていないことを確認しつつ、右ブレーキレバーを握ったときのレスポンスが好みになるよう調整。
クイックレスポンスが好きなので、リアと同様に遊びを最小限にします。
ブレーキレバーの引きしろの調整用のボルトがあるので、こちらも調整して遊びを最小限に。
これでフロントブレーキ周りの調整完了です。

続けてリア側へのシフトケーブルとリアディレイラーの調整。
シフトケーブルは今回はインナーワイヤーは変更しません。
先日シフターを変えたばかりで、付属のシフトワイヤーを使っているため、勿体ないからまだ交換せずに使います。
もうすぐ9速化でリアディレイラーを換えるので、その際にインナーワイヤーを交換するつもり。
なのでアウターケーブルのみ交換です。

アウターケーブルは既存のものと同じ長さでカットし、インナーチューブ内にオイルを噴きます。
こちらもインナーワイヤー表面にグリスを塗り直してアウターケーブルを通し、シフターからリアディレイラー側へ引き回します。
チェーンステー前側のアウター受けに入れます。
ここからインナーワイヤーが裸になり、チェーンステー後側のアウター受けから再度アウターケーブルに入りますが、その後ろのアウター受け部分にはVIVO グリットロックというシフトワイヤーシール部品を装着しています。
アウターケーブル内に砂などゴミが入らないようにするためのパーツで、以前は無理矢理装着したフロントディレイラー用のアウター受け代わりに使っていましたが、フロントディレイラーを除去して用無しになったので、本来の用途に使っています。
グリットロックを通し、また短いアウターケーブルを通し、続いてAvid Rolla Majigを通します。
この短い方のアウターケーブルも、旧アウターケーブルと長さを合わせてカットしたもの。
ローラマジグはシフトワイヤープーリーで、リアディレイラー前でシフトケーブルのカーブがキツくなるので、Rがキツくなっても引き易くするためのプーリーです。
これらを通して、ようやくリアディレイラーにインナーワイヤーが到達。
ここでもJAGWIREのNON-CLIPインナーエンドキャップを使います、ブレーキワイヤーとシフトワイヤーの兼用なのがまた嬉しい。
ここから先の調整作業は今までと同じなので、リアディレイラーのワイヤーの引きや、HI-LO用のネジで調整していきます。

リアディレイラーのインデックス調整ですが、相変わらず9速用シフターなのにスプロケ・リアディレイラーは8速なので、1速余る状態。
調整上はトップギア分が余っていて、8速にシフトしてトップギアへ、続けて9速にシフトするとシフトワイヤーがちょっと緩む、という動作をします。
9速に入れなければ何の支障も無いし、もし9速に入れても脱線する訳じゃないから、これで問題なし。
いや、問題があった方が良いんだろうか…もう9速化のためのパーツ・工具入手は終わってるから、いつでも9速化できる状態です。
「早く9速化したいぞ」という気持ちに持っていかないと、また作業が先延ばしになってしまうかも。
夏までには9速化しようかな~、梅雨時期は乗れないから、梅雨に9速化するか。

そんなことを考えつつ、ケーブル交換と調整作業が終了です。
パーツ税込価格
(送料相当額)
JAG-WIRE リップコード テフロンコーティングインナーワイヤー シフト用(2100mm)¥425
(¥40)
JAG-WIRE リップコード テフロンコーティングインナーワイヤー ブレーキ用(1700mm)¥378×2個
(¥72)
JAG-WIRE DIYアウターキット シフトアウターケーブル(2m:ホワイト)¥453
(¥43)
JAG-WIRE DIYアウターキット ブレーキアウターケーブル(2m:ホワイト)¥340×2個
(¥65)
JAG-WIRE NON-CLIP インナーエンドキャップ(ブラック)¥577
(¥196)

もうほとんど完成ですが、サイクルコンピューターやサイドスタンド等のアクセサリ類の取り付けが残っています。