
ここ2、3年でウン〇沢用次期モデルを作ってみたものの、自分用にはならず、現行型を使い続けています。
ナイフ自体の耐久性という事に関しては問題ありませんが、いろいろ試してアイデアの結果を見たいという意味では潮時です・・・というか、ちょっと遅れ気味。
さすがに今期で交代しようと思います。
ショウモデルやオーダーモデルの合間に作っていこうと思っているので、完成は冬~春辺りになります。


次期型はWilderness,Survival.Knifeタイプにしました。
春に仲間と川原で合同テストをしまして、その時にW.S.K.使わせてもらい興味が湧きました。
ブレードは6インチ、今より1インチ長く、かなり重くなります。


ハンドルは今より25mm長い130mm。
2つあるフィンガーチャンネルを使い、いろいろな持ち方を試してみます。


握り位置①ハンドル前方を持って細かい作業をする時に使います。



握り位置②直感的な普通の持ち位置。
この持ち方でかなりのフロントヘビー。


握り位置③ハンドル後方を持ってチョッピング時に使います。
フロントヘビーではありますが、ブレード長が無いので、ハンドルを活かした使い方です。

厚みは鉄板で6.3mm程。
5.5mm厚にして、なりに軽くしてみようと考えていますが、まだ6mm厚も迷い中。

というわけで、次期自家用ナイフの開発を始めました。
未定の部分もあるので作業を進めつつ決めていこうとと思っています。
wskに関する批評は十分にご存知だと思いますが、wskの提唱者自体がナイフなどを持ち込まないネイティブアメリカンの技術を尊重する人なので、様々なアウトドアの場面で作業の取っ掛かりに使うくらいの広い心で使うと非常にアクティブに使えるものだと思っています。私個人としては、切っ先で魚のお腹を軽く刺し、トラッカーポイントを引っ掛けてお腹をさばく作業は他のナイフには出来ない利点だと思います。
欠点は多くの人が指摘している通り、器用貧乏なところと、研ぎにくい点ですね。もっとも、提唱者の在り方からすると、自然の中で長期間サバイバルをする上での道具として作っているようですので、あまり研がないことを前提としているのかもしれませんが。。。
実は大型ナイフも好きなのです。
山遊びはナイフの実験場にしているので、小型ナイフが多いのは、そのテストのためでもあります。
自作以外では、ランドール9"ボウイやM14を使ってました。
wskも指摘されている特性や欠点などを体験したいと思っての採用です。
ただ自分用wskも、ナイフショウで売ってしまわないために手を打っておきました。
明日のブログでは、鉄板状態のソレをお見せしようと思います。
私も完全タクティカルスタイルのナイフよりも、実はランドールナイフが好きなのですが、良いお値段がするので、全然手が出せないでいました。
WSKは欠点が多く取りざたされていますが、私個人としては、その批判の多くが神経質すぎる点が多いのではないかと思う部分がほとんどです。自然物を使ってハンドフラフトをするのにWSKを使うというのならともかく、肉や魚をさばき、木を叩き割ったり軽く削ったりしてサバイバルするには十分な性能だと思います。
ただ、作業の仕上がりはそれぞれの作業に特化したナイフには及ばない点が出てきますね。よって、hellhoundさんの「お仲間」から購入したwskは、ハイキングの調理用ナイフ兼台所での魚をさばくナイフとして使っている次第です。