HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

BACK COUNTRY BOWIE 12" CUSTOM

2024-02-25 21:38:16 | バックカントリー



依頼主さんとのやり取りもあり、随分と時間が経ってしまいましたが、オーダーナイフが完成しました。
バックカントリーボウイ12インチカスタム。
オーソドックスさを狙ったタクティカル.アウトドア.ワーキングナイフです。






〈ブレード〉
⚫6.5mm厚、310mm.SKD-11/酸化処理
前述の通りオーソドックスなボウイナイフです。
アメリカの南北戦争あたりでは、オーソドックスなスタイル、ブレード長。
現在でも少数ながらラインナップに揃えるメーカーもあり、それはベアナイフというハンティングナイフの部類に入ります。
この場合、獲物の解体ではなく、トドメを刺すという役割です。






〈ハンドル〉
⚫140mm長、ブラックリネンマイカルタ
ハンドル部分はシルエット的にはレギュラーモデル(今のところナイフショウモデルとして製作しているタイプ)と同じですが、ブレード長に対応するため、部分的に拡大したり、削り方を変更したりしました。
ハンドル前方のエグリは手の掛りを深くするのを狙っています。








〈シース〉
⚫カイデクッス/テックロック仕様
⚫スカウトキャリー設定
スカウトキャリーとは腰に水平装着するスタイルです。
シース本体に関しては、少し前に単独紹介しているので、詳しくは割愛させて頂きます。


〈あとがき〉
他メーカーでは、ベアナイフとして設定されているサイズのボウイナイフ。
ブレードが長大なため、オーソドックスなハンドルスタイルでも部分的に大型化して握り具合はもちろん、重量バランスも考えてあります。
サイズの割りに、軽く感じるとまではいきませんが、持ちやすいバランスになったのではないかと思います。








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TRIALⅡ-PROTOTYPE 1

2022-11-06 21:59:46 | バックカントリー



オーダーナイフの作業は続いていますが、今回は自主製作モデルの紹介をします。
私が夏のウン〇沢で使っているタイプの(アレもプロトですが)改案型です。
プロトタイプの1つとして使った時のアイデアを入れてみました。


〈ブレード〉
●5.5mm厚、130mm長、SKD-11
●フラットグラインド、酸化処理
ブレードの写真を撮る時に方向がクル区クル回ってしまい、何回か撮ってる間に忘れて背中のギザギザしか写真がありませんが・・・
フルハイトのフラットグラインドは従来型と同じです。
指をかけられるチョイルと緩やかな立ち上がりを変えています。
背中のギザギザも実用的なタイプに変えています。






〈ハンドル〉
●115mm長、ブラックキャンバスマイカルタ
ハンドル形状は従来型より直線的で幅広いスタイルにしてみました。
ハンドル後部はより強調しまてあります。
ハンドルの丸めはトラッドな感じに。
尻は微妙に出ています。








〈シース〉
●カイデックス/DOTSロック仕様
いつものクロスドロー設定ですが、パラコード追加で雰囲気を演出してあります。
実用性も狙っており、パラコードで装着する場合はDOTSロックを外して使います。


〈あとがき〉
トレイルはアメリカントラッドのモダナイズドサバイバルナイフとして考えました。
サイズ的にハード仕様のユーティリティーという立ち位置です。
重心が真ん中にあり、ユーティリティー的には良好(な意見が多い)ではあるものの、私的にはもう少しブレードに重さが欲しいところ。
今回はハンドル重視の設計から、重心が真ん中(予想よりハンドル側)に来た事から、重心バランスという方向でプロト2を考えてみます。














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TRIAL-NESSMUK

2022-08-07 21:43:53 | バックカントリー



前に紹介した時は、実験的にブラッククロームメッキを透かしてのヘアライン仕上げに施してみました。
しかし及第点に及ばず、ミクロデントで再処理しました。
おおまかにブラッククロームも悪くなかったので、食材を切らない条件のワーキングナイフになら・・・とも考えています。




〈ブレード〉
●5.5mm厚、130mm長、SKD-11/ミクロデント処理
1880年代、アメリカのアウトドア雑誌に寄稿していたジョージ.ワシントン.シアーズがグリーンリバーナイフをベースに考案したとされるスタイル。
ネスマックはペンネーム。
オリジナルとは違うコンセプトも多様で、もはやネスマックはスタイルの1つという認識です。






〈ハンドル〉
●105mm長、バーラップマイカルタ
このモデルはコピーという立場ではなく、私のラインナップであるトレイルをネスマック風味を加えたモノです。
ハンドルスタイルは私風で、厚い鋼材を使っているので、尻を出して叩けるようになっています。








〈シース〉
●カイデックス
●DOTSロック、パラコード選択仕様
以前紹介した小型ブッシュクラフト用シースでパラコードを設定したものを踏襲してもらいました。
場合に応じて合理的に装着する事が出来ます。


〈あとがき〉
ナイフに興味を持った頃からネスマックはイメージの中にありましたが、名前やエピソードは知らなかった(気にしてなかった)ので、グリーンリバーナイフとして作っていました。
最近、仲間からヒントを得て世界観を知る事となりました。
オリジナルネスマックは薄い鋼材でフィールドワーキングナイフ(と思われる)。
このトレイル-ネスマックは厚い鋼材のサバイバルナイフで、コンセプトも違い、スタイル的にもなだらかなラインとしました(古のイメージ)。
オリジナル(と思われる)モデルはグイっとカーブがエグいスタイルなので、もう少ししたら作ってみようと思います。







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TRIAL-NESSMUK

2022-07-17 21:56:26 | バックカントリー



オーダーモデルを作っている中で自主製作モデルが一応完成しました。
ずいぶん時間はかかってますが・・・
一応というのは、ヘアラインで仕上げていますが、この後にはコーティングを施す予定だからです。
こうゆう仕上げもなかなかしないので、少し手間をかけてみました。



ブレードはネスマックスタイル。
私が昔に見たグリーンリバーナイフと呼んでいたナイフがこのスタイルでした。
以後、なんとなくグリーンリバーナイフと称して作っていましたが、最近ネスマック(スタイル)を認識しました。





ハンドルは私がウン〇沢で使っていたトレイル型を踏襲。





シースはいつものスタイルに、少し前に紹介したパラコードを追加したスタイル。
DOTSロックは場合によっては外しましょう。

とゆうわけで、イメージで作っていたグリーンリバーナイフをネスマックというピンポイントなスタイルを意識してみました。
ただし、本来のネスマックは2.5mm~3mmくらいと推測していますが、この個体は5.5mm。
薄い鋼材は扱い易く、よく切れる軽作業向き・・・フィールドワーカー。
サイズは同じでも厚い鋼材はハードな使用に特化・・・サバイバルナイフ。
この辺がコンセプトの違いです。
例えるなら、果汁100%のオレンジジュースと果汁5%を加えた炭酸オレンジみたいな?






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BACK COUNTRY BOWIE 6"

2022-05-22 21:43:29 | バックカントリー
6月25日(土)にナイフショウ、T-O.D. Gear Spotが開催されます。
主催のRock Edge Works氏より、お誘い頂いていますが、1回目以降参加出来ずにいます。
そんなわけで、当ブログにて“勝手にT-O.D. WEB”を行います。
4月に行われたSAKURA ウェブナイフショウと同じ方式です。



で、今回のコレが出展用のボウイナイフで、微妙に完成しました。




〈ブレード〉
●5.5mm厚、155mm長、SKD-11/ミクロデント処理
6インチブレードは軽作業、打撃作業とバランスが取れるサイズとされていますが、スマートなスタイル・・・悪く言えば腺の細いスタイルなので、打撃力もやや軽めになるかと。




〈ハンドル〉
●125mm長、ナチュラルキャンバスマイカルタ
微妙に完成とは、組み立てたばかりでネジがシルバーのままなのです。








〈シース〉
●カイデックス/DOTSロック仕様
シースは前側装着のクロスドローで、使い勝手優先の設定です。
ナイフが古典デザインなので、シーススタイルもスタンダードタイプにしてあります。


〈あとがき〉
というわけで、T-O.D.Gear Spot(ウェブ)参加用を紹介しました。
スマートな6インチブレードのボウイナイフは軽いナイフでもあるので、ハンドルも長めに設定しました。
ハンドルの後ろを持つ事で遠心力を使い、打撃力を補うようにです。
私的には初スタイルなので、ショウモデルという立ち位置ですが、ラインナップ化も視野に入れています。
その前にショウモデルとして何本か変化させながら作る予定です。





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