HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

L.E.M.S.S. 課題モデル

2019-12-29 22:16:04 | ナイフショウ
先週に続き、レムズ関連ネタです。
カンファレンスと共にコンペティションも行います。
今回のお題は
「タクティカル・ファイティング」
条件は特になしですが、カスタマーと用途は自主的に設定します。
●カスタマー・・・S.W.A.T.隊長ホンドー
●用途・・・銃が使えない時のカウンターファイティングナイフ
ファイティングナイフのイメージは、シースから抜いたら即斬というものではないでしょうか?
特殊部隊といえどもポリスなので、ポリスバトン的なコントロールデバイス機能を持ったナイフ(オノですが・・・)を提案してみました。




KAPAK.KECIL(カパ.ケシル)マレーシラットという武術で使う小型の戦斧。
現地語で“小さなオノ”という意味。
前に2本作っていますが、3号をコンペに合わせました。
L型なのでコントロールデバイスとして応用が利くのでは?と考えたからです。


〈ヘッド〉
●5.5mm厚、55mm長(エッヂ)、SKD-11
●ミクロデント処理
前述した通り
●抜く即斬ではないファイティングナイフ(オノですが・・・)。
コントロールデバイス+ファイティングナイフ=アンチリーサルウエポン(出来るだけ)というタクティカルナイフ。
カンファレンスと合わせてのセッティングです。












〈ハンドル〉
●180mm長(スパイク含む)
●ブラックリネンマイカルタ
2通りの持ち方をするように設計してあります。
縦に持った時はスパイクの横を使ってバランスを崩す等に使い、横に持った時はミドルレンジで牽制する時に使う等に・・・といった具合。
スパイクは打撃だけでなく、押さえ込む時にも使えます。
スパイク部のギザギザは引っかけた時のスベリ止め。






〈シース〉
●カイデックス
●DOTSロック仕様
カパ.ケシルは本来シースがない(と思われる、見た事がない)モノで、シースを設定してあるところもモダン(モダナイズド)タクティカルの特徴と見て欲しいところです。
シースはホリゾンタル設定。
オノを上に抜く仕様です。


〈あとがき〉
今回のコンペにおいて、“王道ともいうべきらしいヤツ”にしなかった理由として
●新しい使い方の提案
というのがありました。
ファイティングナイフでありながら、アンチリーサル(主に)なウエポン。
伝統武術に使う武器でありながら、時代や用途によって性格を変えていくというのもタクティカルナイフの特徴ではないでしょうか?・・・オノですが・・・

〈訂正〉
L.E.M.S.S.でYUUKI KNIVES(仮)氏のテーブルで、後からW.S.K.が並ぶのである・・・とありますが、間違いで、写真で全部並んでいるそうです。
プロハンタータイプを見間違えたか?11月の余韻か?




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L.E.M.S.S.-BLADE Conference-3rd-

2019-12-22 22:51:40 | ナイフショウ

先週、レムズブレードカンファレンスに参加して来ました。
盛況で、会場内でのお客さんの移動が困難な程。
1日でイベントが2つあるので、昼から夕方迄の時間は拘束されます。
とはいえ、会場から出入りは自由、個人で休憩は取れます。
写真が開場前のモノしかないのは、気が付いたのがショウが終わってからだから。
そんなわけで、ご来場のお客さん、出展者の皆さん、主催のネモトナイブズさん、お疲れ様でした。
で・・・

〈自分とこのテーブル〉
こんな感じです。



〈NEMOTO KNIVES〉
L.E.M.S.S.主催の池田氏と根本氏(腕)。
今年はカランビット祭りだ~との事。
確かに・・・
ちなみに、まだ全部並んでいません。



〈Rock Edge Works〉
国際ボディーガード協会のエージェント。
今回はカランビットは少なめか?と思いきや種類が増えました。



〈YUUKI KNIVES(仮)〉
オーソドックスなナイフで攻めるのである・・・と思いきやまだ全部並んでいないのである。
この後、W.S.K.が並ぶのである。



〈TOMAS KNIVES〉
中型ナイフを揃えてきたトマスナイブズさん。
新型フォルダーと自分で打った包丁も展示。

〈SDT WORKS & C-Tours〉
Cツアーズさんはちゃんと来てたのに・・・
SDTさんは開場5分前に到着。
はさておき、面白そうなアイテムが並んでいました。
今回は強力ながら低価格なタクティカルライトが目玉。

イベントとしてカンファレンスとナイフコンペティションがありました。
カンファレンスは
「タクティカルナイフ=ファイティングナイフという誤解」
というテーマです。
タクティカルナイフは、戦闘ナイフの事である、と思われている節があるので、このテーマになりました。
まず、SDTさんから実戦闘におけるナイフの使用時の状況をデータとして説明されます。
●戦闘にナイフとして使われるのは数パーセントでしかない
基地内等でのプライベートな道具としての使用がほとんどで、実はロマンでしかないという事になっています。
では、タクティカルナイフというモノは・・・となるワケです。
軍用で話をします。
ピュアなファイティングナイフ(例えばダガー)と道具としてのナイフを2本持つのは不合理である→機能を合わせて1本にまとめる→タクティカルナイフの特性の1つになります。
これを中心に考えると
●ピュアなファイティングナイフ=タクティカルナイフではない
という事になりますが、これはビッグデータ的(一般歩兵)な話。
それを踏まえて細分化されたファイティングナイフ(特殊部隊な人用)は有り得るのではないか?という意見も出ました。
●どういうシチェーションで使用するファイティングナイフか?
答え次第ではピュアなファイティングナイフも存在する。
矛盾しているようですが
●合理的で実用性重視で考えられたナイフがタクティカルナイフであり、アウトドアナイフもタクティカルナイフ足り得る。
●その中の1つのジャンルとしてファイティングナイフがある。
というのがL.E.M.S.S.の今の結論となりました。











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まとめてL.E.M.S.S.

2019-12-08 21:43:41 | ナイフショウ
アレ?来週かね?的にL.E.M.S.S.ブレードカンファレンスに参加します。
東京都 千代田区 内神田 1-18-12
内神田東誠ビル フォーラムミカサエコ 8F会議場
14日13時~18時
ご来場お待ちしております。
という事で、まとめて紹介です。


〈BAIL OUT〉
前回紹介したヤツ。










〈C.Q.D.-SP〉
●4.5mm厚、115mmブレード、SKD-11
●ミクロデント処理
●123mmハンドル、ブラックリネンマイカルタ
●カイデックスシース
●DOTSロック仕様
11月のサクラブレードショウでは板ハンドルのSTDを展示していましたが、今回はL.E.M.S.S.バージョンのマイカルタを立体的に削ったSPタイプ。
シルエット的には変わりません。
ギザギザ具合は変えています。
カイデックスはDOSロック仕様のいつものヤツ。










〈S.O.F. 7.5"改〉
●5.5mm厚、190mmブレード、SKD-11
●ミクロデント処理
●125mmハンドル、ブラックリネンマイカルタ
●カイデックスシース
●DOTSロック仕様
昨年のL.E.M.S.S.で展示したモノをリニューアル。
手間隙かけて改装したので、ただの化粧直しではないのだ・・・という事にしました。






〈TOOL系〉
コレらはまだ未完成なのでアレですが・・・
完成体はカモフラになりますが、会場にて!

という事で、例により来週はお休みします。



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BAIL OUT

2019-12-01 21:59:43 | タクティカル
12月14日に開催されるL.E.M.S.S. Conference-3rd-に参加します。
開場13時~18時
サクラブレードショウと同じビルですが、8Fです。
ご来場お待ちしております。

新アプリに変わり、話しが途切れると思いきや、続いてるじゃん。
タイトルも新規にHELL~4にしてみたら、従来のネタも“4”になっちゃってるし。
あ~ん?こういうもんかね?
という事で、しばらくしたらタイトルも“3”に戻します。



さて、このナイフはショウSPモデルとして製作した単発モデルになります。
基本コンセプトはA.S.A.P.と同じですが、継続して製作するモデルかナイフショウ限定版として作るかの違いがあります。




〈ブレード〉
●5.5mm厚、115mm長、SKD-11
●ミクロデント処理
●ホローグラインド
コンセプトはA.S.A.P.と同じですが、ブレードデザイン(全体的にもですが)を古典的ナイフのモダナイズドとしています。
ブレード長(+10mm)、鋼厚(+1.0mm)もコチラの方があるので、使い勝手は別モノになると思います。






〈ハンドル〉
●105mm長
●ブラックリネンマイカルタ
収納性を重視して、短めのハンドルになっています。
細身のアウトライン、短めの長さの設定なので、マイカルタ材でボリュームを持たせてあります。










〈シース〉
●カイデックス
●DOSロック仕様
アウトドアナイフ的なイメージで作っているので、使い勝手重視の前装着のクロスドロースタイル。
当然ながら後から装着位置は変更出来ます。


〈あとがき〉
バックパック等の中に常に収納しておき、思い立った時に直ぐ持ち出せる準備をしておく。
そういうコンセプトで作ってあります。
A.S.A.P.は軽量コンパクト、BAIL OUTは鋼厚増しで打撃力あり。
デザイン的な違いもあるので、好みから選択出来るというのがミソです。







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