HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

こんな感じに

2017-06-25 21:02:58 | 製作
バックカントリーと名付けた民間型タクティカルサバイバルナイフをカテゴライズして製作しています。
バックカントリーカテゴリーの小型ジャンルの主軸を担うモデルがTRAILなんですが、作業が進むにつれ違和感を感じるようになりました。
TRAIL-PROTO 2 後型にて角を付けたハンドルにして
●方向の認識性の向上
●角によるスベり止め
を狙いましたが、角が硬い(痛い)感じが残ります。



フォルムは「TRAIL決定プラン」にて紹介したままですが、前述の通り
●角が硬い
●ハンドルが大きく感じる→小さく見せたい
さて、どうしたかというと・・・

PROTO 2 後型ハンドル材をはタングから水平に残しています

決定プラン型では“なで肩”に面取りをする事で、握った時の硬い感じが無くなります。

なで肩に面取りしたハンドルはボリュームも削る事になり、大きく感じたハンドルも落ち着きました。

右からPROTO 2 前型、PROTO 2 後型、決定プラン型。
決定プランではハンドル長を115mmとしたのは、握った時の安定感を優先したものではありますが、結局のところ実用バランス的に偶然(計算ミスで)出来たPROTO(1号、クリップポイント)が最良だった事になります。
ただ105mmハンドルには別の企てが・・・


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AXEとHAWK

2017-06-18 21:05:42 | 製作
なかなか作り時間がなく作戦は立ててはいましたが・・・キッカケがあり、最近形にしたので考えをまとめながら紹介しようかと思います。
かつてはフルタング構造でオノを作っていました。
その時は、あまり考えもなくトマホークとしています・・・名前がカッコいいくらい。
あまり考えもなく・・・機能ではなく、アックスとトマホークの境界線の事で、どう作り分けるか?です。
オノもアックスとトマホークだけではなく他の種類もあるので、より細分化する必要が出てくると思いますが、とりあえずは2種の片手オノから始めます。


形にしたのはアックス。
以前作っていたフルタングのトマホークは刃長75mm程。

今回のアックスは
●刃長90mm
で設定。

●鋼厚6.5mm
になる予定です。
オノのイメージからすれば薄い感じもしますが、持ち歩くにはちょっと・・・というくらいの重さはあります。

W.Tと同時に作っていたヘッド(鋼厚3.0mm)以外はマイカルタの軽量オノ。
比較・・・にもなりませんが、手元にコレしかなく・・・
この軽量オノ=トマホークとして作った事で、オノの作り分けを考えるキッカケとなりました。

まだスケッチの次期トマホーク(フルタング)。
●アックス・・・作業が主たる用途
●トマホーク・・・軽量で運動性能を高めた戦斧
トマホークに関しては軽量化をどうするか?を考えて、ヘッドの幅を狭くしてみようかと思います。
スケッチも初期段階なので、形も変わっていくかと思います。
とりあえずは、こんな感じで・・・

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カウンタートラッキング?

2017-06-11 21:03:38 | 日常
さて、〇ンコ沢ツアーは漁とナイフの使用テストを基本に行っていますが、たまに追跡(トラッキング)ゴッコ・・・とかもやる事があります。
4つ足生物(たまに2足歩行も)の痕跡をたどり、生態を観察する遊び。
今のところ、4つ足生物を素手で捕らえる技術を持っていないので、遊びで終わっているのが現状です。

私がバイブルとしている本の中に
「狩りは手の届く距離でするものだ」
というのがあります。
その本には様々なサバイバルテクニックが書かれており、痕跡を消して追跡者をまくという技術もありました。
それを試したかった次第です。
昨年の「トラッキング」では2足歩行型生物を追跡した事がありましたが、今回は追われる立場のテクニックです。
痕跡・・・今回は足跡に限定しています。
本来なら自分の足跡で試すべきですが、浅くて見えにくいのでイノシシの足跡で試します。

足跡を


気付きにくい場所から切って来たクマザサの


葉っぱで優しくサラサラ擦ってやると・・・足跡が・・・みたいな
この行為を後ずさりしなからしていくという結構地味な作業です。
細かい事ですが、小石とかも自然に配置すれば分かりにくくなるかと。
修行が必要ですね。

ついでに漁もしています。
イワナとカジカ捕れました。
他にアマゴも捕っていますが、写真を撮る前に食っちゃいまして・・・

おまけにナイフ使用の報告を・・・まだダメージを負う使い方はしていないのでアレですが、石の上にガチャガチャ置いてもコーティングは無傷。
ミクロデント処理の表面硬度は高い様です
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Combat.Utility

2017-06-04 21:04:07 | タクティカル


前回紹介したC.S-Mで、ベースデザインより先にカスタムモデルが完成しており・・・と述べましたが、コレがその内の1本。
正確には先に作り始めているものの、同時にコーティングに出しているので完成もほぼ同じ。
ネタ的にベースデザインを先に紹介した方が分かり易いかと思った次第です。
さて、オーナーはスイス人のD氏。
何と外国からのオーダーであります。
何を変えたかというと・・・



〈ブレード〉
●180mm長、6.0mm厚、SKD-11/ミクロデント処理
●ホローグラインド
サイズは1.5インチ長くなり、グラインドより平面が残っているのでハードな使用にも耐える様になっています。
重量も重め。
スエッヂは通常より深く、突いた時の抵抗を少なくすると同時に多少なりの軽量化(というよりバランス取り)を狙いました。




〈ハンドル〉
●130mm長、ブラックリネンマイカルタ
●HORIZONTAL THRUST・・・D氏が勝手に付けた平面カット名
ベースデザインよりスマートなスタイルで製作、途中で平面カットを追加する事になり、ハンドル材を7mmから10mmに変更しました。
平面カットを入れると薄くなるので、ブレードとのボリュームバランスを考えた結果です。
私的にはやや厚く感じるくらいになりましたが・・・
尻は出さないタイプに。





〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
仕様的にはいつものタイプですが、3mm厚のカイデックスを使用。
ナイフのサイズは中型ですが、重量がそこそこあるのでボリュームと高耐久性を考えたトータルバランスを考えてあります。


〈あとがき〉
ほぼD氏の指定で出来上がったセミカスタムモデル。
ベースデザインと比べても結構違う感じになりました。
サイズが違うのもありますが、重量の違いで別物の印象があります。
重くなったといっても許容範囲でまとまったかと思います。





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