C.Q.D.-STD

ご無沙汰の完成品、C.Q.D.です。

このC.Q.D.のカテゴリー分けでは、タクティカルになっていますが、年末に開催されるL.E.M.S.S.にて「タクティカルとは何か？」を主軸にカンファレンスを行っています。

そこでは、タクティカルナイフとはファイティングナイフの事だけではないという方向で話しが進んでいます。

このブログを書き始めた頃にはミリタリーというカテゴリーにするつもりでした→ミルスペックに準じて製作しているわけではないので却下しました。

細かく分けるならコンバットタクティカルとでもすべきかと考えていますが・・・

〈ブレード〉

●4.5mm厚、115mm長、SKD-11／酸化処理

タクティカルナイフの特性として、汎用性というのがあります。

ファイティング:ユーティリティー比50:50と設定しています。

数値化する事で、どの様な使い方に向いているのか分かり易いなると考えました。

〈ハンドル〉

●123mm長／ブラックG-10

3.5mm厚のG-10を使用。

素手で握ると、やや薄いと感じるかも知れませんが、グローブをはめた場合の事も考えてあります。

〈シース〉

●カイデックス／DOTSロック仕様

右利きクロスドロー設定。

ベルトのどの位置に装着しても邪魔にならない事になっていますが、好みで設定変更可能です。

〈あとがき〉

始めに少しタクティカルナイフについて述べていますが

●使い方、設計、製作方法、コストを合理的にかんがえられている

●最新技術、最新素材を吟味する

●量産化も視野に入れておく

等が挙げられる。

タクティカルとは1つのスタイルであり、カテゴリーの1つではないという事です。

スタイルとは私的には考え方と捉えており、上記の考え方を踏まえて設計されたナイフがタクティカルナイフになります。

ゆえにタクティカルブッシュクラフト、タクティカルハンターというナイフもありえると考えるようになったわけです。

やっぱり変更してみました

途中まで作りかけてハンドル材(マイカルタ)の積層が左右で違っているのに気が付きまして、換える事にしました。

STDと同じ丸めにしようかと思っていましたが、今年初めにガーバー社の未来型ハンドルのブッシュクラフターを見付けていたのを思い出しました。

ついでだからデザインも変えちゃおかな~というわけで、変更してみましたが・・・

早速ですが、こんな感じです。

ハンドル材はダークグリーンなリネンマイカルタ。

微調整は必要ですが、だいたいの形になっているので紹介しています。

ハンドルデザインの紹介ネタですが、STDなランブラーから変えた部分もあるので、チラっと紹介。

●ややドロップポイント

●背中のギザギザ

鋼材も焼き入れまで終了しています。

仕上げまでは、もう少しといったところ。

で、本題のハンドルです。

イメージ一新という事で、カクカクデザインにしてみました。

前述のガーバーデザインのイメージです。

STDランブラーはモダンなブッシュクラフターという立ち位置で製作していますが、レトロな雰囲気を残したレトロモダンスタイルにしています。

今回は、もう少し先進的なスタイルの展開という実験的な意味も持たせてみました。

私のブッシュクラフターのスタイル分けとして

●STDなスタイル・・・レトロモダン

●先進的なスタイル・・・タクティカルブッシュクラフター

という2本立てで考えていますが、最終的には融合されたスタイルが私のブッシュクラフターという事になるかも知れません。

引き続き製作中

オーダーと極秘開発モデルが続いているのでネタが・・・

という事で、製作中のモノの進行状況などを見て頂こうかと思います。

ところで、来週は刃物祭りだった日に合わせた打ち合わせがありまして、お休みします。

〈Wallet Tomahawk Ⅱ〉

しぶとく作ってます。

ナイフショウ毎に作っていく予定で、今回のは来週中に完成予定。

仕上げは酸化処理。

〈Kokopelli〉

あまり変わりないようにみえますが、ハンドルの仕上げは終わりました。

ブレードはロータリー研磨済み。

機会を見てグランドします。

〈Rambler〉

ミニブッシュクラフターとして作っていますが、余裕の4インチブレード。

少し外形を変えてぃます。

背中にもギザギザを追加予定。

ココペリとコンビなナイフにしようと思っています。

ハンドルの加工中にセットだったブラックリネンマイカルタの色がちぐはぐなのが判明。

ハンドルは作り直します。

〈Rambler 4.5" SP〉

仮名のままのブッシュクラフター4.5インチモデル。

HELLラインナップ的には、これがフルサイズという認識です。

作業は焼き入れ前まで終了。

ヘアライン状態にしてありますが、最終的にストンウォッシュの予定。

気が変わってヘアラインで仕上げるのもありえます。

シースはランブラーと共通、サイズには余裕を持たせてあります。

〈Strike Bowie〉

ちっちぇーヤツ&見慣れたヤツばかりなので、気分転換にミリタリーなボウイナイフを再び計画。

第二次世界大戦には存在したV-44をモチーフにした2号モデル。

ハンドルはODのG-10。

と、こんな感じで作業中であります。

再来週には何か形になっているかな・・・と。