HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

Wallet Cleaber PROTO

2023-10-29 21:40:40 | ツール/アクセサリー/???



はるか昔、ウォレットトマホークを作り始めた頃は、数種類のツールの中の1つという位置付けでした。
機能の違う単純なツールを用途に合せて選べるというシステムとして考えていたわけです。
いろいろな都合で時が経ってしまいましたが、3種類目が出来そうな気が・・・
※ショウモデルとして数個作ったモノは、まだその範疇には入れません

刃の長さは両方共52mmくらい。
シリーズとしての統一感を考えたものです。

似たような形ですが、ウォレットトマホークはオノ、ウォレットクリーバーはナイフなので刃の向きが違っています。

ウォレットトマホークは3mm厚、コチラはオノなので叩いて使うコンセプト。
ウォレットクリーバーは切るコンセプトなので2mm厚。
鋼材は共にVG-10。

ハンドルに見える部分は指を引っ掛けるところ。
指1本引っ掛ける方が都合がよい場合もあり。

ブレードの穴はフルサイズにもあります。
クリーバーのアイデンティティ的なデザインですが、保管する場合に壁掛けにするためと聞いています。
サイズ的にはスベリ止めにもなるかと。

ツノはカッコ良きかなと思いましたが、手に刺さって痛いです。
邪魔なので変更します。







出来上がったついでに使ってみます。
今回のミッションはリンゴの皮むき。
包丁ですが、包丁ではないので使い勝手は包丁ほどではないのでアシカラズ。
ただウォレットトマホークには無理な作業です。
2つに割るには左右から。

というわけで、作業の休憩がてらのコーヒータイム。
次はいつもの川原で使ってみようと画策中・・・晴れたらですが・・・














コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mini Combat Survival 3号

2023-10-22 22:05:03 | タクティカル



ウェブナイフショウに展示してから3本目になるかと思いますが、依頼があったので製作しました。
まだマスターゲージを作っていないので、アウトラインはバラバラですが、基本的には同じモノになります。
カテゴリーはコンバット系サブコンパクト。
全長200mmくらいなので昔の価値観でいうエブリデイキャリー。
今でもその価値観的サイズは変わらないのだろうか・・・




〈ブレード〉
⚫4.5mm厚、105mm長、SKD-11/ミクロデント処理
105mm(4インチ)は短いブレード長ではありませんが、前例からサブコンパクトカテゴリーとしています。
私の基準となるブレード長は115mm(4.5インチ)なので、そういう意味からも合致します。






〈ハンドル〉
⚫105mm長、G−10(OD)
ハンドル長はブレード長に対して短めと考えています。
⚫ハンドル長は短め
⚫全長は200mmくらい
という事で、ブレード絡みの理屈より上記の方がサブコンパクトのイメージです。








〈シース〉
⚫カイデックス(OD)/DOTSロック仕様
⚫垂直装着設定
サブコンパクト用シース→コンシールドキャリーというイメージから垂直装着設定を採用。
左右、角度の設定は変更可能。
ソングホールのカシメ止めになっているので、ヒモを応用しての使い方、装着方法も工夫出来るようになっています。


〈あとがき〉
サブコンパクトサイズのナイフは他にも作っていました。
前モデルのミニスカウトもフルサイズとの共通デザインとしていたので、小型化モデルは2作目となります。
サイズが違うとはいえ共通デザインなので、特性も近いと考えました。
⚫大型モデルに近い使い方が出来る小型化モデル
このミニCSは小型化のわりにはバランスが取れているかと思っているので、深化させて完成度を高めれば面白いモデルになるのではないかと思います。
というわけで追加製作予定、時期は未定という事で・・・













コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業進捗2?

2023-10-15 21:34:38 | 製作



オーダーナイフの作業が進んでいるので報告ネタとします。
ここ最近はコンバット系。
主はファンタジーと謙遜されていますが、かなり実用的なスタイル(サイズも含む)となっています。
進捗はだいたい50%未満ですが、スタイルは見えてきました。
基本的には指定されたラインを踏襲していますが、細部は私の独自性も許されています。

グラインドはまだまだ。

背中は以前にもオーダー頂いたナイフと同様に丸めてあります。
前オーダーナイフとの共通デザインもあるので、細部処理もシリーズ的な共通点としました。

それに対し、先端は平面のままにしています。
完成時には面取り加工を施すので、幅が狭くなりますが、チラッと曲面と平面のコントラストが感じられればイカシて見えるのではと考えました。

ハンドルの加工はほぼ完了。
最終的なバランス取りはしますが、基本的には終わっています。

ソングホール周りは、ボール盤で穴を開けた後に手作業にて・・・

ハンドルの背中もブレードと同様に曲面にしています。
ハンドル加工後にブレードのロータリー研磨をしているので、少し段が出来てしまいましたが、太めの面取りで対応。
ハンドル材は指定よりやや厚め。
結構重いので、全体的なバランスを考えると厚めが都合がよいかと。



といった具合になっています。
他にも冬のナイフショウ向けに作業を始めています。
オーダーナイフの区切りのいいところで進めていきます。
コチラもおいおい紹介していきます。












コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Wallet Cleaber 鉄板編

2023-10-01 21:33:23 | 製作



今年前半はカギナワベースのトガッた系ツールを開発していました。
後半はサバイバル系ツールを考えてみます。
10年以上前からウォレットトマホークというエッヂドツールを作っています。
サイフに入れておいてサバイバル状況になった時に使うオノとして考えました。
正確にはオノの頭のみで、現地調達で柄を縛り付けるモノです。
今回はナイフタイプのクリーバーを考えてみました。
クリーバーナイフ・・・ドイツ(だったと思われる)発祥の肉切り包丁。
重厚な包丁で、動物や鳥を解体する時に、叩き切る等のナタ的な使い方が出来るというモノ。

というわけで、サイフに入るオノとナイフ(包丁)をサバイバル状況下で都合よく使い分けるというコンセプトになります。
運搬方法として





〈アルトイズ缶〉
この場合どちらか選択する必要がありますが、他に
⚫ファイヤースターター
⚫ミニスパナ
⚫パラコード(芯抜き)
⚫ベロクロカバー
と入れておく。






〈サイフ〉
上記のモノに
⚫ミニライト
を追加。
まだ試していませんが、オノとナイフ両方とも入りそうです。


サイズはこのくらい。


ところで、コレらの事をエッヂドツールと呼んでいますが、ナイフもエッヂドツールとも呼びます。
私的ですが、何が違うかというと
⚫ツールはベロクロカバー付
⚫ナイフは(まともな)シース付
で分けています。
ツールはより簡素で低価格帯を狙います。

そういえば、来週は刃物祭り。
暗躍するので、ブログはお休みします。








コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする