HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

TRAIL決定プラン

2017-04-30 20:24:10 | 製作


民間型タクティカルサバイバルナイフという位置付けで、打撃を主とした(コジったりも)使い方をするカテゴリーをバックカントリーと名付け、提案しています。
そのカテゴリーの小型ジャンルを担うモデルとして製作しているのが今回の“TRAIL”。
トレイルと名付けたモデルはヨーロッパからのアメリカ移民が始まる頃に登場したマウンテンマン(1810~1840年頃に活躍)をイメージしたモノとしています。
マウンテンマンスタイルの流れを汲み、日本でもメジャーなナイフビルダーがダニエル.ウインクラー氏かと。
で、“トレイル”は
●PROTO 1・・・とりあえずウインクラーナイフをパクった→大人は習作という
●PROTO 2前型・・・ブレード形状、小ディティール変更(私物がコレ)
●PROTO 2後型・・・ハンドルに角を付ける等、実用方向に重点を置く
●決定案・・・バランスを取りつつ外形の決定
決定案が今回のモデルで、比較に私物と並べてみました。
イメージは変えず、触った感じが違う似て非なるモノになれば、ひとまず成功かと。


ブレードは5インチ、バナナスキナー的なスタイルとしました。


PROTO 2ではヒルト部が緩やかで手が滑りやすく感じたので立ててみました。


ハンドル長は105mmと115mmを試し、115mmを採用。
ハンドルラインもストレートにして自然な感じで握れる様にしてみました。


ハンドルに角を付けて滑り止め&方向を分かりやすいタイプに。


ハンドル後部のギザギザはランダムにて。


機能的に私風を盛り込み、脱ウインクラーコピーを狙いつつ、マウンテンマンスタイルのモダンタクティカル化を目論んだTRAIL。
コレもいろいろ試して深化させていく予定ですので、長い目で観察して頂ければ幸いです。




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SAKURA-BLADESHOW 7th

2017-04-23 21:01:30 | ナイフショウ
先週、東京は神田にて開催されましたサクラブレードショウに出展して参りました。
まず、ご来場の皆様、出展者の皆様お疲れ様でした。
7回目となりました今回のショウですが、タイミング的なものか参加ビルダーが少なかったせいか2日間通してお客さんの入りはそこそこ。
現状パートビルダーとして、時間的な制約もありますが、もっとお客さんに見てもらえるようなナイフを作らねば・・・
精進せねば・・・
と思った次第でありました。
前述、参加ビルダーが少なかったせいか・・・としましたが、新規参加ビルダーさんも数人おりまして、寂しいという程でもなかったと捕捉しておきます。
そんなわけで、新規参加ビルダー&気になったモノとか紹介しよかと。



〈伊藤亮〉
年鑑ナイフマガジンで紹介されている氏。
J.K.Gナイフコンテストでも受賞された“ガン.グリップ.フォルダー”。
フォルダー/シースナイフ共にファイティング系のスタイルで製作。
聞けば元自衛官だそうです。


〈NIGHT.HAWK.EDGE〉
以前からお客さんとして来場されていた氏。
今回から“コッチ側”の人になりました。
主にマッドドッグスタイルのナイフを製作。
氏のブログでは、いろいろ情報を収集、発信をしており、参考になります。



〈ROCK.EDGE.WORKS〉
たびたび紹介しております。
マルチなカテゴリーのナイフを製作。
人気はオノとカランビット。
私のお気に入りは“ちっちぇーカランビット”。
案の定売れちゃいました。


〈NEMOTO.KNIVES〉
サクラブレードショウ主催であり、言わずと知れたタクティカルナイフのカリスマ。
相変わらずゴーカイです。



〈鉄の城〉
コレクター出展、同人誌“さくっとな”を発行。
実験的なものからナイフがらみのウラ話とか記されていて貴重な情報でもある。

〈謎の鍛冶〉
写真撮り忘れてすいません。
知人のテーブルにてコラボ製作として展示。
本人不在で「この毛抜き誰作った?」「プレゼント品提供の〇〇さんて誰?」とビルダー内で話題となっておりました。

〈な感じで・・・〉
なんだかんだで無事終了。
ビルダー間での話の中で得るものも多い2日間となりました。
その中からのアイデアをいくつか試そうかと思います・・・おいおい。

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またもやTOOL系

2017-04-09 20:52:06 | ツール/アクセサリー/???
4月15、16日に開催されるSAKURA-BLADESHOW 7thに出展します。
会場でお待ちしております。

なんだかんだと時間が過ぎていき、気付けば1週間前。
何てこった!と焦りつつも何とか準備完了・・・小物ばかりですが、ダイジェストで紹介します。



〈エッヂドツール〉
●3mm厚、75mm長、VG-10/ストーンウォッシュ仕上げ
●パラコードOD・・・キリダシ型、片刃
●パラコードCB・・・コンベックス、両刃
W.Tで得たテクノロジーを駆使し製作しました。
E.D.C-Toolシリーズとしてエッヂ系とノンエッヂ系で作る予定です。
W.Tもそろそろ落ち着いてきたので別のモデルを模索中。
その探り第一弾がコレになります。
※合体はしません、今のところ。



〈ペンダント〉
●3mm厚、65mm長、VG-10/ストーンウォッシュ仕上げ
普通にペンダントとして作っ・・・木の棒に差し込んでモリっぽくなるとか?ならないとか?
2年程前から作らないのかね?と、お客さんから問われ、今年は1個完成。
1個失敗。
一応、予約品という事で。



〈W.T-ショウSP〉
通常版からギザギザを変えたバリエーションです。
SPは2辺にファイルワーク加工しています。
今までのショウSPにはコマンドーズカモというカラーを使い、通常版と区別していましたが、ソレが生産中止に(何てこった!買っとけば良かった!気に入ってたのに!)。
ので、アーミーカモに変更になりました。
ストーンウォッシュ仕上げ。



〈E.D.C-SPANNER M36/M58〉
前回、間に合わず紹介が遅れましたブラックモデル。
ミクロデント処理です。




〈C.Q.D-STD〉
完成間に合わず、サンプルとして展示します。
以前からやりたかったストーンウォッシュ仕上げ/タクティカルナイフの目処がたちました。

〈さて・・・〉
だいたい展示品の紹介が出来ました。
業者に祭りだからと無理を言い、ストーンウォッシュの増殖に成功しました。
これからも出来るだけ無理を頼もうかと思います。
という事で、来週は移動中の為、お休みしますので、よろしくお願いします。

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E.D.C-Tool

2017-04-02 20:54:25 | ツール/アクセサリー/???
4月15、16日に開催されるSAKURA-BLADESHOW 7thに出展します。
会場でお待ちしております。
さて、今年の秋頃に完成させる予定でしたE.D.C-Tool。
基本的な設計は終わっていたのでサクラブレードショウに合わせて5本+デモンストレーション用1本の計6本を先行して製作しました。
といっても、2本はミクロデント処理の為、手元に戻っていませんが・・・
けっこうギリギリか?



〈E.D.C-SPANNER M36/M58〉
●3mm厚、90mm長、VG-10/ストーンウォッシュ仕上げ
●ミクロデント処理/酸化処理の追加
M36・・・モデルNoではなく、M3、M6ネジの組み合わせという意味です。
スバナを2段に組み合わせて2種類用意しました。
プロトタイプ1号では、スバナを3段に組み合わせましたが、ナットを挟む長さが無かったので空回りするだけでした。



〈スバナ〉
●M36・・・スバナサイズ5.5(M3)と10(M6)に対応
●M58・・・スバナサイズ8(M5)と13(M8)に対応
という具合です。
M58では、開口部が大きいので、外形に肉増しして強度を確保しました。



〈ビット〉
今回内蔵しているのはトルクスドライバーですが
●ショートビット19~25mm長に対応
ビットは
●Oリング内径8.8mm
で保持しています。
Oリング用溝は区別する為、M36=1、M58=2カ所のインジケーターとしました。


〈-ドライバー〉
先端に-ドライバーを設置。
ホローグラインドで削っています。



〈パラコード〉
飾り要素と回す時の補助としてパラコードを付けています。
パラコードの先に蓄光コードストッパーを付けてみました。
多少、紛失しにくくなるかと。



〈あとがき〉
何とかE.D.Cノンエッヂツールが完成となりました。
この手のオシャレなヤツは6/4チタンを使っていたりします。
コレはナイフ用鋼材を使い、焼き入れをして強度を確保したので、コンパクトにまとめる事が出来たかと思います。
今後もノンエッヂツールも展開していく予定です。

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