HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

Mini Bowie

2020-12-27 21:43:59 | トラディショナル



HELLHOUNDを始める前から作っていたのがH.RIVERマークのアメリカントラッドスタイル。
作っていた・・・正確には、まだ作っていますが、時間的に余裕が無いので、今はとりあえずオーダーとついでにしか作っていないという感じです。
まだまだ作っていくつもりはあります。






〈ブレード〉
●6mm厚、104mm、SKD-11/サテン仕上げ
ブレードを含め、ランドールをイメージして作っていますが、モデル名であるミニボウイはオーナーの依頼でネルソン クーパーのイメージです。
6mm厚なので、持ってる感(要するに重い)はかなりあります。






〈ハンドル〉
●105mm長、ブラックリネンマイカルタワッシャー/ナロータング
●ヒルト、装飾・・・ニッケルシルバー
●バットキャップ・・・A7075超々ジュラルミン、ステンレスピン
ランドール的に作り始めたものの、マイカルタワッシャーという構造を活かし








装飾を挟んでみたところ、映えるようになったので、このスタイル(クーパー風)になりました。








〈シース〉
●レザーシース
ランドールスタイルのシースです。
製作は革屋にオーダーしました。
ランドールのシースはかなり薄く感じるので、重ねを多くしています。
ちなみに、厚みがあるので横に立ちます。


〈あとがき〉
時間的(手間的)な都合で、年に1、2本のオーダーで作っています。
和風ランドールとして作り始め、ネルソン クーパーと折衷なスタイルで定着しています・・・今のところ。
話があれば、時にランドール、時にクーパーと答えているのに、自分でも決めかね中。
次に作る時は、H.RIVERマークをやめてHELLにしょうか?とかも考えつつ、近い内にまた作ります。








コメント (4)
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FULL CUSTOM COMBAT

2017-03-19 20:52:44 | トラディショナル
4月15、16日に開催されるSAKURA-BLADE SHOW 7thに出展します。
東京都 千代田区 内神田 1-18-12
内神田東誠ビル フォーラムミカサ エコ 7Fホール
15日(土)13時~18時
16日(日)10時~16時
お待ちしております。



と、告知しておいて何ですが、カスタムオーダーの為、既にオーナーの手元です。
このナイフの原画はオーナーから送られたもので、数回の打ち合わせの後、最終デザインを決めています。
その原型はナム戦時代のSOG ReconBowieとの事、そんな気がしていました。



〈ブレード〉
●6mm厚、180mm長、SKD-11/酸化処理
前述した通りSOG ReconBowieをイメージした初期デザインを踏襲しています。
細かいディテールは打ち合わせで調整。
スエッヂが特徴的で繋ぎが難しかったですが、何とかなりました。




〈ハンドル〉
●120mm長/ブラックリネンマイカルタ(マイカルタは3ピース)
●ニッケルシルバーヒルト/ステンレスパイプ
●ハーフタング構造
ハンドルは初期デザインから打ち合わせで、ハーフタングに変更しました。
参考にしたのはランドールM14。
サイズも合わせてあります。
マイカルタは3ピースで隠しピンを2本注入、パイプでカシメました。
ハンドル構造上、バラバラ中に1度酸化、組み合わせて完成した後、再酸化処理を施してあります。
ハンドルの中もグレーという事です。
ヒルトは酸化処理でツヤ消しになりますが、アクセントに側面だけサテン仕上げとしました。
ナムっぽくなったと思います。



〈シース〉
●レザーシース
やはり、ランドール的なレザーシースでナム戦時代をイメージ。
ストーンポケットは私の判断で着けました。
コンバットナイフっぽいので。
ストラップは右利き用で、ヒルト背中側から掛けますが、ナイフは左右から入れられる様にしました・・・コンバットナイフっぽいので。


〈あとがき〉
60年代後期はタクティカルの原形が匂い出した時代でもあり、ナム戦イメージのコンバットナイフも方向性の再確認出来るモノとなりました。
HELL HOUNDマークはフルタング/タクティカルナイフ専用マークとして付けていますが、それは自主製作としての条件です。
ミリタリーのイメージというのもあったのでHELLマークを入れています。


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Mini Bowie

2016-07-03 20:57:09 | トラディショナル


ネルソン.クーパー風味の古典的ボウイナイフです。
オーダーモデルで4インチブレードを作りました。
ネルソン.クーパーのラインナップからチョイスされたモノで、ダブルヒルトモデルと合わせて3本目の製作になります。



〈ブレード〉
●105mm長、4.5mm厚、STD-11/サテン仕上げ
1号ダブルヒルトモデルを6mm厚で作ったところ、4.5mm厚でシングルヒルトモデルのオーダーをもらいました。
鋼材が薄くなると頭が軽くなります。
4インチとはいえ、このボリュームでハンドル側に重心があると使いにくいのではないか?と確認したところ、問題ないという事だったので製作していきました。
結果的に悪くない重心位置に落ち着きました。



〈ハンドル〉
●110mm長、マイカルタワッシャー
●ヒルト、装飾/ニッケルシルバー
●尻/A7075超々ジュラルミン
ハンドル側に重心が片寄るのではないか?と考えたのはオリジナルより10mm長くしたところにあります。
個人的に、しっかり握るには120mmは欲しいところですが、デザイン的にカッコ悪く感じたのでこの見た目になりました。
尻のA7075も強度と軽量化を考えて採用しています。
クーパーはブラス製。
この感じはランドール的ですね。




〈シース〉
●レザー
イメージ通りのレザーシース。
厚み3.5mm以上のモノを使っているのでシース自体に剛性感があります。
シングルステッチでコンパクトさを狙い、剛性がある分重量があります。
ナイフに重量があるので、バランスが取れて装着時に安定感が出ました。


〈あとがき〉
古典的なランドールやクーパーといったナイフの雰囲気は独特で、今となっては希少か?とか思いきや、アメリカンブッシュクラフトにも“その感じ”が残っていたりします。
この感じを私もブッシュクラフトにも応用してみようかと思っています。
古典的シリーズは時間がかかりますのでおいおいに・・・

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KUKRI

2016-05-01 20:43:28 | トラディショナル


ククリナイフを作りました。
カスタムオーダーで、コレクションナイフとして作っているのでシースはありません。
ナイフ本体も強度的にもろい部分があるので実用に向かないところがあますが、私の大好物の1つです。
過去にも何本か1本のナイフとして作った事がありますが
●ククリ・・・大型ナタ
●カルダ・・・小型汎用ナイフ
●チャクマ・・・タッチアップシャープナー
●火打ち石・・・本当に石
場合によって
●火口となる枯草等
を揃えたサバイバルキットが本来の姿だそうです。
カルダ、チャクマはククリに似せたスタイルをしています。



〈ブレード〉
●205mm長、6.0mm厚、SKE-48/ヘアライン仕上げ
8インチブレードでつくりました。
●ソコソコ手加減したサイズ
とオーダーされたのでイメージ的にやや小さめです。
刃元の“ヨニ”(カウラとかチョーとかとも)と呼ばれる溝は丸型で入れました。



〈ハンドル〉
●120mm長、樹脂含浸木
●ヒルト、装飾/ニッケルシルバー、赤ファイバースペーサー
構造はコンシールドタングで、固定ピンより長く入れてあります。
ハンドル後半の真ん中くらい。
木名は・・・忘れました!
製作途中までシールで貼ってあったんですが・・・
コレはオーナーの持ち込みで、木目が綺麗で色もあまり見ないタイプで感じが良いです。
反面、軽くもろい感じもあります。

〈あとがき〉
写真で見ると何かバランスが悪く見えてしまう・・・
実物はもっとらしくなってます。
自主製作する場合はバックカントリー枠で作ろうかと思います。
カルダはブッシュクラフトか?
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参考までに

2016-04-03 20:47:13 | トラディショナル
来る4月16日、17日
東京都千代田区内神田
内神田東誠ビル フォーラムミカサエコ7Fホール
で開催される
SAKURA-BLADESHOW 6th
に参加します。
16日(土)13時~18時
17日(日)10時~16時
お待ちしております。



以前、お客さんから古典的シリーズを展示してみたら?と言われた事が有りまして、参考までに出してみる事にしました。
この個体は随分前に作ったモノなので参考品扱いとしました。
今は自主製作品としては時間と手間がかかり過ぎてオーダーのみという状況です。



〈ブレード〉
元々、私はランドールナイフが好きでして、実用アウトドアナイフとして真似から始めていましたが、ネルソンクーパーナイフの艶やかさにも惹かれ、合体ナイフとして出現したのがこのタイプです。
●鋼材・・・127mm長、4.5mm厚/AUS-6
この時代は鋼材もランドールにリスペクトすべくランドール/440Aに対してAUS-6を使っていました。
RC硬度55~56程度。
現場で研ぎながら使うタイプのナイフです。



〈ハンドル〉
●ヒルト、装飾材・・・ニッケルシルバー/赤ファイバースペーサー
●ハンドル材・・・ブラックリネンマイカルタワッシャー
●尻材・・・A7075
オーソドックスなスタイルですが、当時はマイカルタブロックを入手する手段を持たなかったので考えた末にマイカルタをリング状にして重ねていく方法を考えました。
この方法で輪切りの間に薄ニッケル等を挟みネルソンクーパー風にする事を思い付きます。
尻材は超超ジュラルミンは6061との選択でしたが、決めては最強という言葉です。
響きがいいですね。



〈シース〉
●カイデックス/ナイロンベルト/右利き仕様
当時は既にカイデックスシースが選択可能で、実用面からカイデックスとしました。
古典的ナイフに対してナイロンベルトにする事で雰囲気を損なわない様に配慮されています。


〈あとがき〉
元々、保管していたモノを引っ張り出して並べます。
アウトラインが不安定と見られるか味と見てもらえるか分かれるところと思いますが、一応値札付けておきます。
よろしければ・・・

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