HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

CAMPER鉄板編

2020-06-28 22:01:54 | 製作



ブッシュクラフトシリーズを、どのように編成しようかと考えて、とりあえず大中小の3種類を揃えてみる事になりました。
初めに作ったのが、大中小の中にあたるハイカー。
4.5インチブレードをフィールドナイフとして切る、叩く、コジるのバランスを取ってオノやノコギリがなくても(ある程度)こなせるようなコンセプトで作りました。
小と大は同時期から開発を始めていますが、先に完成したのが、ランブラー。
最近紹介しています。
で、今回の本題で、大にあたるのがキャンパー。
形になり始めたので紹介しようかと思いますが、例によって鉄板状態からの紹介となります。
プロトタイプ1号はずいぶん前にプロトタイプを作っています。
もっと早くシリーズが完成しているハズでしたが、今ようやくといった具合です。

基本的にはプロトタイプ1号と同じタイプのバナナスキナータイプのグリーンリバーナイフをイメージしています。
ブレード長5.5インチ。
長めですが、フルハイトのフラットグラインドの予定で、スライサーとしての設定ですので、打撃用のオノ、ナタ等の携行は前提となります。



ハンドル長は4.5インチ。
通常では十分なサイズかと思いますが、ハンドル前にギザギザ入れようか吟味中。
この個体もプロトタイプの範疇になるので、ハンドル材(ナチュラルリネンマイカルタ)にスペーサーにブラックG-10を挟んであります。





握ったところ。
未完成がキャンパー、黒ハンドルがランブラー。
もう1つは私が使っているトレイルで、シリーズのハイカーではありません。



手持ちの3本でサイズ比較してみました。
シリーズ編成とは関係ないナイフ(真ん中のトレイル)が混じっていますが、使っているナイフなので参考になるかもとか、ならないかもとか・・・






コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Combat.Survival.-Folder

2020-06-21 21:58:36 | タクティカル



2週続けてフォルダーです。
今回はフルオーダーで、従来型より大型になっています。
ブレードラインはフィクスドブレードのC.S.のを踏襲という事で、C.S.のフォルダーという事になりました。
ベースデザインを決めてから、オーナーと打ち合わせ。
ディテールの変更をして製作に入ります。
で・・・



〈ブレード〉
●3.5mm厚、100mm長、SPG-2
●ミクロデント/酸化処理、カモフラージュ仕上げ
前述の通りブレードラインはC.Sを踏襲。
従来型のオレンジとサイズ比較して、かなり違って見えるかと思います。
長さ的に10mmしか違わないのですが・・・
グラインドの立ち上がりはオーナーさんの希望で根元から、
本来はチョイルが少し長く、立ち上がりもやや、前方からとなっていました。










〈ハンドル〉
●120mmくらい長、ブラックG-10
●ライナー×2、クリップ・・・焼き入れ420J2
ハンドルは左利き用となっているので、他のライナーロック(市場のナイフ含む)とかなり感覚が違ってきます。
クリップは削り出し、左利き用としてコチラ側に付けてあります。
背骨パーツは前から後まで一体型で、ブレードストッパーも兼ねています。
このパーツはハンドル剛性アップの役も兼ねていますが、ライナー自体が2mm厚の焼き入れ材なので、やり過ぎですかね?
背骨尻にはスクレーパー。
最初はスパイク系のデザインでした。
オーナーさんのアイデアで 、-ドライバー兼スクレーパーに変更です。
スクレーパーは両側グラインド。

〈あとがき〉
大型フォルダーは予定だけ(本当に予定だけ)でしたが、今回のオーダーで着手する事のなりました。
アイデアと材料の手配から、約1年かかりました。
サイズ的に少し大きくなっただけですが、各パーツにかかる負担は違ってきます。
従来サイズと同じ感覚で組み立ててはいけない部分があるので、まだまだ勉強になるとケンゾーウラベぎ申しておりました。
●基本デザイン、材料手配/加工、ちょっと手助け、仕上げ=私
●製図、製作、細かい説明=ケンゾー


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

HELLフォルダー・ケンゾーmod

2020-06-14 22:07:29 | タクティカル



(やはり)ずいぶん前になりますが、何本かフォルダーを作った時に、もっとデザイン的にケンゾー比率を高めたモデルを作ろうかという事になっていました。
旧型ではHELL:ケンゾー比率50:50くらいなのに対し、今回のは20:80くらいの濃度で作ってみました。
というわけで・・・







〈ブレード〉
●3mm厚、90mm長、VG-10/エイジング酸化処理
長さ的には普通くらいですが、幅があるので、やや大きく見えるかと。
平面は南部鉄器をイメージしたもので、それを酸化&エイジングで使い古した感じにしてあります。
酸化処理も私がしたモノよりかなり濃い色合いですね。









〈ハンドル〉
●115mm長、G-10
●ライナー、背骨、420J2
※ライナー表側は焼き入れ無しのステンレス
旧型よりカクカクなスタイルに。
旧型より軽量なハンドルにしたかったので、背骨の前方をカット。
旧型はブレード辺りまで延びています。
ライナーは表裏とも2mm厚ですが、表側はバネにならないので焼き入れ出来ないステンレスです。
クリップも420J2。
仕上げはヘアラインです。

〈あとがき〉
フォルダーは構造的に制約が多く、デザインが限られてしまいますが、ディテールの変更でイメージが変わります。
今回はケンゾー色を前面に出した仕上げにしてみました。
トラッドな感じで、今までのモノとは違う印象になったかと思います。
シースナイフと違い、パーツげ多い分、改案の余地があるので、地道にしていきたいと思います。


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しばらくぶりの・・・

2020-06-07 22:03:16 | 製作

しばらくぶりにCombat.Survivalを製作しています。
実は、ブレードを下げて“くの字”にしてほしいと要望がありまして、安易に請け負ったところデザインバランスご取れない。
どれだけスケッチを重ねてもカッコ悪い・・・というのもありまして、ようやくバランスが整ったしだい。
片方がSTDタイプとなりますが、アウトラインは同じです。


ブレードは6.5インチ。





ハンドルのギザギザとマイカルタの削り方を変えてみました。
マイカルタが削ってない方がSTDタイプ。
フラットな削り方で、ある程度の手のサイズに関係なく、同じようなフィーリングになるようにしてあります。
マイカルタまでギザギザなのがショウSP。
秋のナイフショウに展示予定です。
コチラはコークボトルに削りました。
この手のハンドルは手のサイズを選びますが、カーブは緩やかなので、悪くはないかと。
カーブの分だけハンドルは小さく感じます。
ギザギザは途中なので、もう少し変わる予定。

自家用ナイフと比べて、長さ的に変わらない感じ?(5インチ/6.5インチ)ですが、幅があるので、ボリューム感は違ってきます。

ハンドルもサイズに合わせてボリュームを持たせてあります。
人差し指で引っ掛かるようなスタイルです。

今年はC.S以上のサイズのナイフに替える予定でした。
いつになる事やら・・・
サバイバルとブッシュクラフトは道具の有無だと聞いた事があります。
確かに災害(とか)は、いつ起こるかは分かりませんが、災害は多く大規模になってきた時代では“準備されたサバイバル”もあり得ます。
サバイバルとブッシュクラフトは使う技術は同じといいますが、ストレスの違いによる使用感の違いを考えるべきではないか?と思います。
そのあたりで、サバイバルナイフとブッシュクラフトナイフの違いを出せればと考えています。





コメント (11)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする