KAGI NAWAの加工は一応終わって、ー焼き入れに出すところまで進みました。
次の出番は完成後になります。
という事で、次のオーダー品を手掛ける前に、自主製作品の作業を進めておきます。
ほぼ完成ですが、最終的な仕上がりにはなっていません。
ちょっとネタ切れでもあり、先走り気味ではありますが、ほぼ完成しているという事で・・・
〈ブレード〉
●4.5mm厚、115mm長、SKD-11/ストーンウォッシュ仕上げ
アメリカントラッドな“ケファート”と呼ばれるスタイルを私の定番モデルであるハイカーに落とし込んでみた実験的ナイフ。
本来は2~3mmくらいの鋼厚のユーティリティー(ハードな仕事はオノ)ですが、この個体はサバイバルナイフとして、ハードにも使えるような設定になっています。
〈ハンドル〉
●115mm長、レモンウッドマイカルタ
●赤G-10スペーサー
トラッド感の漂う仕上がりを狙ったものです。
天然木では縮みやすいモノがあるので、ウッドマイカルタを使ってみました。
あっさりした仕上がりになるのかと思いましたが、意外にも味わいを感じています。
トラッド感ついでに赤スペーサーを入れてあります。
〈シース〉
●水平装着型レザーシース
●左右両利き対応
ハイカーバリエーションに対応している中型シース。
ベルト通しにヒモを結べば肩なら吊るす事も出来ます。
状況に応じて工夫出来るシースとして考えました。
〈あとがき〉
ホレス・ソワーズ・ケファート(1832~1931)
アメリカの紀行作家であり司書。
アウトドアの経験を生かした著者の他、国立公園の設立、アパラチアントレイルのルート計画にも尽力した。
・・・wikipediaその他より
その氏がデザインしたとされるのがケファートナイフと呼ばれていますが、今回のモノは忠実な再現をしているわけではありません。
一見モッサリなデザインだったのでスルーしていましたが、ネスマックからの流れで作る事になりました。
調べたり、(ほぼ)完成してみれば結構好みだったりと、また作る気になるナイフです。