高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

工作

2008-11-17 18:48:52 | 日記
本日もヤギ小屋増設作業。天気が下り坂ということ、材料がなくなり廃材を調達したりで、途中よりスタッフ総出となりました。夕方3時を過ぎると寒くなり、暗くなるので4時前には終了としました。ほんと昼間が短くなりました。あとは、扉ふたつと内側の仕切りを残すのみですが、一日かかりそうです。

子どもの頃から工作は嫌いなわけではありませんでした。
しかし、構造物の成り立ち具合というか、3次元の空間設計をすることが苦手なのです。思考回路が、AゆえにB,しかるにCであるといった三段論法向きでなく、AゆえにB、しかるにCでもDにでもなる、そもそもAゆえにBということもないだろう・・と考えてしまう性質(たち)なので、設計組立のように土台から順番に工程をこなすこと自体が苦手なようです。 形あるものつくってゆくイメージが乏しいのです。しかし、人が関わるシステム(仕組み)のような形のないソフトの組み立ては得意な方なのですが・・・。

さらに、人様に比べて不器用でもあります。子どもの頃はプラモデルとか夏休みの工作などいろいろと作ろうとしました。セメダインを少々つけることができなかったり、寸法取りがうまくできなくて何度も切ったり穴をあけたりしたものです。親が割と器用で、私が作っていると手出しをするか、「へたくそ」とけなされたりしていました。これは結構、トラウマになっていると思います。

そんなわけで、とりかかりに腰を上げるのは遅いのですか、やりはじめると「下手の横好き」の典型で、切り損ねて失敗しながらも、あれこれ試行錯誤しながら工作することに楽しさを感じております。

先週は出張していましたので、柱や梁を建て屋根を取り付けたのは、HSYとATSの二人でした。おかげで頑丈な立派な小屋になっています。この初期工事に参画できなかったのは残念でした。でも、今年は石窯作りとやんちゃっこ池の再生もできました。これを契機に来春からは、大きなテラスや鶏小屋の新築、裏の小川へのアプローチなどを手掛けたいと思います。

人が集うために居心地の良い空間を自然学校に作ってゆきたいです。子どもたちがやってきて、特別にプログラムがなくても、自分たちで勝手に遊べるような、好奇心を刺激する「手作りな空間作り」が目標です。
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3 コメント

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見える物…見えない物 (よしみつ)
2008-11-17 22:55:02
考え方は一緒だと思います。
人の「つながり=ネットワーク」も
建物「居住空間=構造物(ストラクチャー)」も
共通点は「基礎」だと思います。
ただ違うのは「その目的」ではないのでしょうか。居住となると「土台が大切で壊れない家」が優先されるでしょうし、「人」となると「信頼こそが基礎」でありその関係が成立すると「柔軟性」が生まれてくる。と思います。

色即是空、空即是色…

基礎はどちらも変わらない…と思います。
「大工仕事」は楽しいです。

未だに「模型」にはまっている私…母親は「いつまでたっても子供だねぇ~」と笑いながら喋っております。プラモデルは…プラモデルで楽しい「構造体」
装飾するエアブラシ(塗装道具)は、勝手の良い道具であり「表現出来る道具」としては、私の好きな道具の一つであります。

空間造形の道具…
1墨壷(切り所を付ける道具)
2差金(尺貫法目盛の定規)
3鉋(かんな)
4鑿(のみ)
5玄翁(げんのう…所謂金槌(かなづち)でありますが。大工さんは玄翁と呼びます(語源は南北朝曹洞宗「玄翁心昭」に辿り着きます)
6のこぎり(縦引きと横引き)
7鑢(やすり)砥石と水糸…「七つ道具」であります。

これを「使いこなす」であります。

言葉も…意志も…伝える事に…
道具こそ違え…同じだと思います。
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裏の小川へのアプローチ (みなさん)
2008-11-18 02:51:01
いいねえ~。裏の小川へのアプローチ。あの木登りトドマツ君のとなりあたりに、小川を覗き込めるテラスがほしいねぇ~。「流水の淡水生態系Watching」・・・。楽しいだろうねぇ~。今度、ハルさんの構想、聞かしてくださいね。今、僕の2009年Action Plan(予定)を、色々構想してるんだ。この構想しているときが一番楽しくて、Sleepingの「夢」にも出てくるんだ。「裏の小川のアプローチ」・・・。楽しそうな夢を見れそうだよ。
来年の予定は12月中旬以降に固めていくのだけど、1/7から13の「黒松内冬の長期村」にボランテアとして参加することも検討していますので、よろしくね。
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神社への道 (takagy)
2008-11-19 00:05:44
何年か前に裏のキャンプフィールドから神社に抜ける道を笹薮を切り開いて造ったんですが、改めてそちらも計画しなおしたいと思ってます。
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