「ヨーロッパのエコビレッジから学ぶ循環型のまちづくり」と題した黒松内町主催のセミナーが午後、町内で開催されました。ゲストスピーカーはSJKさん。私もこれまで2度ばかりお会いして、ヨーロッパのエコビレッジと称するコミュニティの話をお聞きしたことがあります。ヨーロッパ各地にあるエコビレッジは、トランジッション運動に連動したものとのことでした。
Transition(移行、変遷)という意味で、石油依存型社会から持続可能な(Sustainable)まちへ衣替えするための市民運動です。依存から自立・共存、部分から全体で解決、分断からつながりへ、トップダウンからボトムアップへ、コントロールから自発性へ、GetからCreateへ、愚痴や恐れから実行へ、を運動の特徴としており、新たなコミュニティの再生運動でもあるようです。 住民が数十人から400人を越えるものまであり、SJKさんはあちらこちらを訪れ、長く滞在経験をしています。
滞在とは・・、来訪者が宿泊滞在しながら循環型社会をどのように創って行くかの学習、農業実習や庭造りなどのお手伝いを有償、無償でするのです。
自然学校でも「大人のワーキングホリディ」と称して1週間ほど滞在するゲストがいます。長期の無償研修生やボランティア滞在者もいれば、山村留学生います。10名以上が仕事、学校と生活が一体となった毎日ですので、小さなビレッジ・・・というよりも家族的な小さなコミュニティを構成していると言ってもいいかもしれません。しかし、トランジッション運動のような、わかりやすい明確なコンセプトがあるわけではありません。
ここ1,2ヶ月、森と風のがっこう、赤目エコリゾート、HOKさんとの話しを始め、今後の自然学校のあり方を模索しています。そして、今日のセミナー。良い機会を得ています。
これから5年間に向けてのわかりやすいコンセプトづくりをしようと思います。
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ヤギ・羊長屋がほぼ完成しました。