高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

合同フォーラム

2024-02-25 16:59:06 | プログラム 研修、講演等
北海道自然体験活動推進協議会(えぞCONE)と環境教育学会北海道支部との合同フォーラムを2月23-24日に札幌で開催しました。コロナ禍もあり、対面リアル開催は3年ぶりでした。 リアル参加者は50名程でネット中継もしたので合計で100名ほどが参集しました。 CONE側が進行する一日目のテーマは、ヒグマと環境教育でした。

現場ガイドや調査活動、行政の専門家による事例報告とパネルディスカッション。北海道では都市部にもヒグマの出没があちらこちらである時節柄、獣害管理からの発表となりがちで、環境教育のプログラムや手法についての言及があまりなかったのは、ちょっと事務局側の事前準備設定が曖昧だったかなとも感じましてたが、研究者や学生も多く、それはそれで現実現場を当事者から聞けたという意義はあったかな。
 
旧NEOS時代にはヒグマプログラムに凝ったことがあり、小学校や寿都高校でもヒグマ授業をしていたことがありました。その時に作った産まれたばかりの大きさも体重も実物と同じというヒグマのぬいぐるみ模型をMRKさんが作ったのですが、今もあちらこちらでプログラムをやっているWSDさんが「まだ現役で使わせてもらっています」と持参してくれました。
重さは4-500gだったかなあ。それが冬の巣穴の中で産まれて春先には40kgほどになる、100倍にもなるのです。「人間でいえば、産まれた赤ちゃんが半年で小錦くらいになるんだ!」なんてヒグマの凄さ不思議さで説明をしていたなあ・・、寿都高校では、いろいろ工夫してヒグマの生態から現状まで理解促進をし、ヒグマが出没するこの近辺では「恐ろしい、居なくなって欲しい」という授業前の感想ばかりだったのに、目の前の男子学生が最後には、一方的に害獣指定されて殺されてしまうヒグマに対して「切ないことだなあ・・」と感想をもらしたことがありました。 野生動物との共生は言葉で言えばたった二文字で済まされてしまいますが、人間とヒグマの関係は、もっと深い感性的な理解が必要なのではないかと改めて思えました。なんて懐かしく思い出していました。
また、ヒグマプログラムを丁寧にやってみたいなと思いました。
 
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