高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

聞き取り

2021-12-06 15:57:31 | いろいろシゴト

地域の古老から聞き取り、聞き書きをして、文章づくりは仕事としてやりましたが、反対に聞き取りを受けています。全体3回で2時間ずつ位で、私のこれまでの人生についてのインタビューを受けていて、今日はその二回目でした。

自然体験活動の普及実践を仕事として30年程続けてきました。実は1990年前後には、自然学校を始めた同世代の連中が多くいます。いわば黎明期、しかし、オレラも70歳に近づいて来て、現場は後進に譲り、今風に言えば、レジェンドなどと名付けられて、神棚に上げられてしまいそうな仏壇入り前のロートルとなりました。

そこで、というか・・、その連中の人生を少しは記録に残しておこうやというプロジェクトが立ち上がって、自然学校の老舗の国際自然学校NOTSの両Sさんが、その時代の連中からの聞き取りを始めています。光栄にも、その対象者のひとりとなって、全3回で2時間ほどずつ、私の子ども時代から今までの人生について聞き取りを受けていて、今日はその2回目でした。

なぜにこのような仕事を始めたのか、その原点的なエポックを探しつつ、おふたりから質問をZoom で受けています。 最初は気恥ずかしくもあったのですが、自分の振り返りともなり、なかなか楽しくインタビューを受けています。

自然に興味をもったきっかけ、影響を与えた人物やできごとを思い出させてもくれて、自分事ながら、「あーそうだったんだぁ!」と、気づかされることも多々あります。

幼児期にたんぼでミズカマキリを捕まえた感動。

始めてだったと思われる鞍馬山でのハイキングのうっそうとした森の思い出、あれは父親とふたりで行ったような気もする・・・

始めてのキャンプは大阪能勢の山中だったと思うが、その時に連れて言ってくれた西村さんという大学生がいた・・、名前は憶えていて、いろいろな思いで出来事があったのだが、彼から相当の影響を受けたが・・・、あれはいったい誰だったんだろうか・・

高校山岳部時代は、北アルプスにゆかずに、関東東北の県境歩きにこだわっていた。

なぜに北海道に移住したのか・・、それは高校生(中学?)時代に放映されていた青春ドラマ「太陽野郎」に感化されたのを思い出した。夏木陽介主演、主題歌はいまだに歌える。

ネパールのトレッキングでみた山奥の住民の貧しくともキラキラとした目。世の中にこんなにもデカいものあるのかと知ったヒマラヤの山々やチベット高原の雄大な広さ・・

商社マン時代の北欧で知った北国の人々の豊かな暮らしと優しさ・・・

などなど。。 自然体験活動を仕事として続けてきた理由、原点を顧みる良い機会となっている。

このインタビューは、他数人にもして、冊子としてカタチにすることになっています。

(写真は、zoom 退出してから撮っただけのもの・・・)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする