事務所に入ると、チコちゃんが、驚くばかりに大きな声で「おはようございます!!」と迎えてくれて、机につくと、パソコンが花盛り!!
そう、今日は我が命の生誕67回目の記念日でありました。 「もう67か」と思うか、「まだ67か」と思うかで随分と違うよ、実の娘たちからは「お父さんは自分で年寄りによりすぎる」なんて、批判とも励ましともつかぬことを言われたりしとりますが・・・。 小学生の頃(とはいうもののそれは半世紀以上昔のことなのだなあ・・)に夏の高校野球球児の活躍を見て、随分と大人だなと感嘆したものでした。高校生になると大学生が随分と大人に感じ、30,40代の頃は60代はけっこう年寄りに見えたもんだが、いざその年代になると、やっぱり老齢大人になりきれてないなあと、感じているのです。
FacebookやTVのバラエティ取材番組で70,80代の元気に働く、山間地でひとり暮らしをするお年寄りが紹介されて、凄いなあ、私にはできんなあと感嘆したりしています。国は人生100年、死ぬまで働いて自助を喧伝し、保険会社は盛んに保険の見直しを進めていますが、厚労省正式発表の平均年齢は確か80歳代だと思うんですが・・、すると、アタシの余命もあと10数年だなあ・・。
そもそも私の人生は10年スパンくらいに変化してきました。私はタスク型人間なので、目標を持つことで生きて来ました。なので「人生未来年表」なるものも作っています。最期に作ったのは、30代中半だったかな。それは、机の引き出しの中に今もあると思います。その年表はBack-Castingになっています。しかし、65歳までしかなくて、あとは生きていれば儲けものという作りとなっています。なので、すでにおまけの空白を生きていることになります。そして、65歳までのその目標は70%くらいは達成できたかなと自負しております。
残りの30%は、実は・・「高齢者福祉的な自然学校・福祉施設」設立だったのですが・・。
しかし、なにかひとつの仕事をそれなりにカタチづくるには10年はかかると考えて生きてきたので、今から10年をゼロから立ち上げるのはしんどいのであります・・。
でもね・・、65歳以上の空白時間帯にやりたいことは、ないことはないのです。 実は、こんな名刺を持っています。
My田舎づくり実践研究所 所長なるものです。なにも組織だったものではない、研究所といっても、ひとり事務所です。事務所といってもなんの事務も研究仕事も予算も収入もありませんがね・・。 この動機は、半農半X(はんのうはんエックス)を提唱している塩見さんから、「何か自分の興味を持っていることを研究所にしてしまえば、楽しいよ。高木さんだったら、半自然学校半Xで、そのエックスを何か決めればいいんじゃない」とのアドバイスで、「田舎」をキーワードエックスにしたのでした。
黒松内に移住した大きな目的のひとつは、
私は、都会生まれ、40歳近くまでは都会生活者(幼少期はここ黒松内のような田園地帯の神社の境内脇に住んでましたが・・、急速に都市化されました)で、父方母方の祖父母もみな同じ地域に住んでいましたので、私にはいわゆる「田舎」というものがありませんでした。なので、自分で田舎を創るしかないな、そして、そこに居る爺ちゃん、婆ちゃん(カミさんはそこまで考えていないと思うが。。。)になり、人が帰って来れる居場所になろうという決意でした。
と、いうことで・・、そういう意味では、余白の部分を埋め始めているのかもしれないな。
当面の目標は死ぬまで、黒松内に住んでいようと考えているのです。 私自身は、何ができるわけなく、連れ合いのMRKさんに会い彼女の作ったごはんが食べたくて訪ねてくる人が多いので、彼女に先立たれては、MY田舎づくり実践も途絶えてしまうかもしれませんがね・・・。 まあ、死ぬまでここで存在していることが、実践だなと思う、誕生日の朝。