
昨夜、幸福ホルモンの分泌について考えてからぐっすりと寝たもんだから、私の単純脳は、きっと楽しい夢を見続けたような・・かすかな記憶がある朝です。
なぜ、夢は消えてしまうのか・・・
昼間、外からの刺激で緊張して働いている脳が、夜はリラックスして勝手にがちゃがちゃと動いて、遊んでいるんでしょうね。なんていうか、日中に正しく作動するために、働きの調律をしているのじゃあないかなあ。
この理由も考えたいけれど・・それはさておき、
てな具合で・・・・
おかげ様で、私の脳は、朝起きると同時に正常(?)活動を始めたようで、はたと気づかせてくれたことがあります。
それは、子どもには、身体を大いにつかった遊びが必要な理由です。
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コンピューターゲームは「遊び」の一つでしょう。でも、しかし、とても単純な遊びだと思います。なぜかというと、結局のところ指先だけしか使わない遊びです。 昨日の脳内ホルモンの分泌の考え方からいうと、指先の運動だけで何時間も機械と戯れる状況を苦痛にさせないように幸福感を覚えるエンドルフィンを出していると思われます。つまり、ランナーズハイのような状態になるのですね。 ゲームを始めたら「やめられない」感覚ですね・・・。 そして、対戦に勝つ、行く手を阻む事態を乗り越えるために、ドーパミンを出して集中し、それを達成した時には、セロトニンなんかを脳は、ご褒美に分泌させて、身体に幸福感を与えているのですね・・・。
しかし、所詮、身体活動としては指先だけの遊びです。肉体的に感じているのは、指先だけです。画面はいくらCGが発達したところで、人物の細やかな表情や動作があるわけではありませんし、音声として言葉の微妙なニュアンスが含まれているわけではありませんし、肌でその場の空気を感じているわけでもないし、アイテムと称するご褒美となるものは触れるわけでもありません。
で、あるのに幸福ホルモンが分泌されてしまう・・。 クーラーが効いた一人だけの静かな空間で、それも家庭という安全な「安心の領域」で、画面に向かって、実は遊んでいるのに・・・、指先以外の身体はなんの直接体験をしていないのに、幸福ホルモンが分泌されてしまう・・・。
危険がいっぱいな子どもを取り巻く環境から考えて、それは安全でもあるわけですから、、「いいことなんじゃない?」という意見もあると思いますが・・・、
脳は、現実も非現実(夢)にも対応できる能力を持った存在なので、「やっかい」なんですね。 つまり、身体全体で感受したさまざまな「生身の体験」が伴っていない非現実なのに、幸福ホルモンが分泌される脳の仕組みが「普通」になったら、 これは、子どもの成長において危険ですね。 「ゲーム脳」と言われますが、こういうことなのだと思います。
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ほんとうは、違うことを書こうと思ったのですが、書き始めたら、別のことを書いてしまった・・・・
自分の脳をコントロールできない 私です・・・。