高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

風土を歩く

2007-08-24 09:57:25 | 日記


昨日は東京から黒松内を訪ねていらした設計家をぶな林へご案内しました。残暑厳しい東京からいらして涼しい森にホッとしてらっしゃいました。黒松内中学校のエコ改修事業の建物を見学に来られたようです。 自分の町で自慢ができるものがあるっていいことです。

昔、私は貿易屋だった頃があります。30前後です。バイヤーだったので北欧に出張に行かせてもらっていました。であるので、若造なのにノルウエーやスウエーデンのメイカーの営業マンが接待してくれるんですね・・・。しかし、日本のように歓楽街・ススキノ(札幌)へ行って「飲ます」だけではありません・・。元々、そんな場所がほとんどありませんが・・・。 ホテルで食事をした後に、たいてい・・・「私のまちを案内する」ということがありました。

車で40も50分も郊外へ連れてゆかれました。冬のことが多かったのですが、当然もう夜です。 でも 木立の中の住宅・・ちょっと小高い場所にある小さなスキー場、そして温水プールなどがある素敵な場所ばかりでした。 家もけっして大きくありませんでした。石造りの100年ももつようなこじんまりとしたものです。 家に入ると暖炉や薪ストーブがやさしく燃えていました。(実は、私、北欧から鋳物の薪ストーブを輸入販売する担当を2,3年やっておりました)

自分の住んでいるところを自慢できるって とても素敵なことだと感じたものです。あれから20年以上たちますが、自分の中でこの思い出・体験が今とても重要な価値観となってあります。

この町・黒松内へ移住して7年がたちました。この町のことを自分自身がもっとよく知ろう、そして来訪者ややってくる若手に地域素材を発見する手立てを提供しようと、「風土を歩く」という小冊子・田舎歩きの旅の手引書を 三木さんや間村さん、そして檜山さんと一緒に作りました。

                  

私達の黒松内自慢がつまっております。
ご来訪の折、ぜひご覧ください・・・(お買い求めしてくださいな・・)

コメント (2)
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