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高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

小さな幸せ

2007-03-14 21:46:33 | 日記
◆いろいろ動き始めている
道庁でのインタビューが終わってから、札幌市商工会と打ち合わせというか、意見交換の面談。

なにやら・・いろいろ私なりに考えてきたことが、もっと大きなスケールで動き出したという予感がしました。 同時に、それを実質的にプログラムとして稼動させるのは、やはり最終的にはジモティ(地元の人)の力だと思えました。 企業性と地域住民性も融合してゆかないと次のステップに・・社会は到達しないかもなあ・・。

いずれにしても、「都市」ではいろいろな新たな地域コミュニティの再生への胎動があるなあ・・(ちょっとおおげさかな)と感じました。

◆小さな幸せ その1
で・・・ひとり勝手にいい気分で、とある回転寿司屋の初の「回転しない寿司屋」へ行って来ました。

回転寿司よりちょっと高めであります。お客は、たぶん、その店が回転寿司屋チェーンがメインであることを知っていて、回転する寿司屋に行かない私のような人が客なわけですから(ややこしいなあ・・)、注文が多くて、握りをさばく連携がうまくできているとは思えませんでした。握る人はたくさんいるんですが・・・。

最初、むっつりしたおじさんに、二種類頼んだのですが、ゆっくりガリが出てきた後、「ちょっとお待ちください」と言って、なかなか作ってくれないんですね・・。 座らなければよかったと、私はビール飲んでました。しばらくして、出てきたんですけどね・・。

しばらく、つまんだ後、小腹が満たされない私が最後に頼んだのは、カッパ。
それを受けた兄さんが、後ろの別の兄さんに大声で伝言したら・・・、なんと、
「無理・・・」と、私にも聞こえるような声で言ったんですねえ。

そんな安い注文、忙しい中しょうがないなあ・・と成り行きを見てたんですが、いつまでたっても、出てこない。そのまま切り捨てらました・・・。

帰るかあ・・とちょっと動いた瞬間。
私の前で、刺身を一生懸命作っていた、最初のおじさんが、
「カッパまだでしたよね・・・」と言ってくれたんですよね。

この人、職人 だと思った!!

そう 思えた私は、何か 幸せを感じました。

◆ 小さな幸せ その2
その後、ほろ酔い加減を引きずって、常宿の近くの焼酎をキープしている焼き鳥屋に寄りました。ひとりの時は、ここでのカウンターでスポーツ新聞を読むのが好きなんですね。

ところが、スポーツ新聞がなくなってました。店長に聞いてみると・・、
「売り上げ上がらないので切られました・・」と、申し訳なさそうに言いました。
「ここで、スポーツ新聞読みながら、焼き鳥と焼酎飲むの楽しみだったんだよなあ」と私・・・。
 それから ちょっと所在なげに ぼけっと焼き鳥焼いているのを見ておりました・・・・

しばらくして、
店の若いのが・・・真新しいスポーツ新聞を持ってきました。
「買ってきたの!」
「はあ、僕等も読みたかったんで・・、」
うれしかったなあ・・・

帰りがけに、店長に 
「いくつなの?」と聞くと
「私ですか?  22です」と応えてくれました。
「すごいなあ、きみぃ!」


どう見ても、若い連中4人だけでやっている店です。 ここもチェーン店ですが、
この兄さんも プロ だな と感じました。

と ほろ酔い加減の おじさんは ご機嫌になったのでした。
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北海道総合計画

2007-03-14 21:01:13 | 日記
今日も吹雪模様の黒松内でした。 午前中のJRで札幌へ移動。午後からの道庁のグループインタビューに参加。

北海道の第四次長期総合計画(平成20年度からおおむね10年)が19年度中に策定されます。知事選の変わり目の年ですね・・。 国のさまざなな基本法(国の法律、上位法)に住民参加のプロセスが必要であると読み込まれるようになりました。都道府県も市町村の施策決定も、かつてアリバイづくりと酷評された「住民参加型会議」では徐々に済まされなくなりつつあります。(でしょう・・)

その点から言えば、長期総合計画の策定のプロセスも、10年前よりは、少しずつ実質的にはなって来ているなあとは感じています。(一応の評価なり)

今日は、基本構想専門委員会のS先生をモデレーター(この意味がよくわからないのですが、インタビュアー、総合議論促進役?、進行役というのでしょうか)に、
環境、子育て、住民自治関係のお仕事をしているNPOや会社、自治組織の5人がインタビューを受ける立場でした。

主インタビューテーマは、
「住民、NPO,企業など多様な主体による持続可能な地域をどのようにつくりあげたらよいか」そして、「少子高齢化社会において、子育て支援を地域でどのように進めてゆくか」でした。

 市民の社会参加を目指している立ち位置の異なる人達との会合でしたから、私も勉強になりました。 総じて、みなさんが思っていることは、「活動領域を超えた連携の必要性」だと感じました。 今日の2時間半あまりの論議が基本構想にどのように影響があるのかわかりませんが・・・ 私は、人口3400人の本当に小さな自治体領域からの意見だったと思います。

強く感じているのは、
 情報、教育、福祉、第一次産業などなど やはり 人口の多い地域と少ない地域とのさまざまな格差です。 格差是正で求めているものは、国土すべてを均一化する公共、民間サービスではありません。地域の特性を生かした暮らし方への公的支援です。

ここで書くと長くなるので・・・・ またの機会にしますが・・・、

国土全体の均一化はできません。小さな地域の磨けば光る特徴をいかに伸ばしてゆくか、北海道や国の支援も地域性を加味したものにしてゆかねばならないと、強く思っております。
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