当時のNEOSにはまだまだ そんな事務局仕事ができるスタッフがいなかったので、セミナーの裏方をし切ってくれる当時の若者が眩しかったな。 そんな彼らも当時の私のような年代となり、あちらこちらで自然体験活動の担い手、コーディネター、プロデューサーとして油がのって頑張っています。

つい先日、ひとりの若い女性が自然学校の入口で車をおりました。誰だろうなあと出てゆくと・・・、
「子どもの時に、ここの夏休みのプログラム(子ども長期自然体験村)に参加したことがあって、来てみました。2008年のことです」とのこと。
「今は、北大の大学院を卒業して就職も決まり来週には引越しをします。昨日の夜に、帰る前に黒松内に行ってみようと思い立って、突然に来てしまいました」「JRで駅に着いたもののどうしたらいいかと途方にくれていたら、近くにいた人が車で送ってくれたんです」と。 なんとも行動力がある人というか、猪突猛進だなあ・・。
彼女は、2008年夏3週間キャンプでは「まるこ」と呼ばれていました。私も現役体力があったころでしたなあ。 その当時の長期村は3週間活動をしていました。1週目は全員(参加者30人、スタッフ20人)で海や山など同じ場所へ行って同じ体験をし、どんな人がいるのかを知りながら過ごします。2週目は、ワゴン車1台と乗用車1台くらいで移動できるグループを分けをして、それぞれが異なる場所へ日帰りで1泊2日ででかけ、夜にその活動を報告し合います。自然学校の周りにはどんな自然があるのか、自然学校にはどんな道具があるのかを知ります。 そして、3週目は、自分たちがやりたいことを決めてグルーピングし、行動計画、装備計画、食糧計画を作って2泊3日のチャレンジ野外キャンプ活動をしました。
この年、彼女が参加したのは、長万部から八雲への太平洋の砂浜を「夜」歩き、昼間は寝るという子どもならではのチャレンジ計画でした。 このサポートを車に乗って私はしたのですが、夏の暑さを考慮しなかった子らは日差しの中で白目をむいて寝ていたなあ・・。 もちろん安全管理にスタッフも同行するのですが、付添うスタッフにとってもチャレンジでしたな。
彼女は、大学時代も北大だったそうで、なんと北海道を数日後に去る直前に突然に訪ねてくれたのでした。なんだよ・・、在学中に訪ねてくれたらもっと深いお付き合いができたのにな・・・。
とはいえ、嬉しい来訪者でした。 (写真を撮るのを忘れた・・・、残念)
ありがとね。 もう20年来、夏のプログラムの助っ人ディレクターとして7月から8月に黒松内ぶなの森自然学校に滞在して活動してくれる久恒さんが地元富士山麓へ今朝、帰還の旅へ出発(自家用車)。昨年からは息子さんのHAJI君同行です。 昨年よりもすっかりと馴染んでくれて、帰りたくないけれどかえる!って感じで成長を感じたな。 こちらの主催キャンプにも参加しましたが、それ以外は父子でびっしりと過ごすたっぷりの時間があったようで良かったよかった。
私も子育て当時に、夏に母親抜きで釧路川下りや道北の旅を彼らが小学生の時にしましたが、思えば、彼らは楽しかったのだろうかと中途半端なキャンプ旅な記憶があって、その方面へ出張ででかけると、なんだか切なくなるんだなあ・・・。
ところで、親子来校のきっかけは、去年から始めた旧スタッフ家族対象の内輪の「里帰り」キャンプ開催なのですが、こんどは冬の積雪期にも実施しようとの声があがっています。 私としては、擬似親族一同が集まるようで、じいさんの楽しみね。
3年前まで7月から8月の3-4週間は長期の子ども向け主催キャンプを実施していたのですが、私が現場を実質退いてからはやめてしまいました。短期から1週間程度の主催キャンプは実施していますが、日程が開く日が多くなったので、町の事業やら受入キャンプを実施しやすくはなり、ほぼ毎日のように事業活動をしています。
そういった隙間を使って、去年より「身内キャンプ2泊3日」を私の呼びかけで始めました。かつてのぶなの森自然学校のスタッフだった人たちを中心に募集した身内家族キャンプです。下は1歳児から高校生までのお子達。自然体験活動を仕事としていたプロだった子育てパパママ世代の連中ですから、事前無計画であっても臨機応変に楽しくすごしております。
今年からは、中心となるBOH2 とPenちゃんの発案で名称改め、「里帰りキャンプ」となりました。 「新田舎づくり実践研究所所長」としては、嬉しいかぎりのネーミングです。
いつものキャンプとは違ったファミリー一族感が醸し出されて、アタシとMさんは、まさしく、じいちゃん、ばあちゃん状態でありますが、幸せもんであります。 身内なので、夜はもちろんアルコール解禁です。今日はふた夜目の宴であります。
溌剌としてういういしかったなあ・・・
スタッフのチコさんの後輩の女の子がやってきました。なんでも9月からチコさんが卒業したアメリカの大学に進学するそうで(つまり3月に高校を卒業したばかり・・)、彼女にアドバイスをもらいにわざわざ東京と札幌から旅がてらにやってきました。 自然学校の日常や自然環境にとても関心をもってくれて、いろいろと質問、感想を述べてくれました。
未知の世界に不安と大きな期待をもっているふたりを見ているのが眩しかったなあ・・・。 今日はチコさんに北限のブナ森やら寿都の海などを案内してもらった後に、オホーツク方面に旅行にでるとのこと。
元気でね・・。 Msan,写真に撮られるのを嫌がっていたけれど、ちゃんとポーズをとってるじゃん。 こうしてSNSに載っけられるのがいやなんですが、時には元気な姿を見せんとね・・と、アップしてしまいました。