
出して~
例文は「ださせていただいて」と読むのですが、何に「出させて(ださせて)いただいて」かというと、タレントがテレビ番組や映画に「出させて(ださせて)いただいて」です。これ、しょっちゅう聞きますよね。でも、タレントの「~させていただいて」にあまりにも慣れ、これがおかしいということには気づきませんでした。おかしくないかというコメントを頂いて初めて気づいた次第です。
「ださせていただいて」ですから「出す」ですが、テレビ番組や映画に「出る」のであって、「出す」のではないですよね。「顔を出す」という表現はありますが、出演させていただくということを言うのに「顔を出す」はおかしいですね。超大物が「うん、ちょっと(顔を)出させていただいてね( ̄ー ̄)フフン」ということならありえますが、そういうことも今はないでしょう。あるいは、マネジャーが「うちのタレントを出させて(ださせて)いただいて」なら、「タレント」を「出す」ですから、ありえます。でも、タレント本人が言えるセリフではありません。
5月14日に「レギュラーにさせていただいて」について書きました。これを言ったのは「どんだけぇ~」のおかまタレントです。タレント本位の言い方では「レギュラーにならせていただいて」ですが、レギュラーを決める権限を持つ人本位の言い方をすれば「レギュラーにしてくださって」となります・・・と言いたいところですが、「くださる」はほとんど使われませんから、「レギュラーにしていただいて」となります。それがそのまんま「レギュラーにさせていただいて」なのですから、正誤を考えないにも程がありますよ(`н´)。
番組に私を起用していただく、使っていただく、そういう気持ちで「出していただく」と言うのなら分かります。その「だ」がそのまんま「~させていただく」に乗っかって「出させて(ださせて)いただく」になったのでしょうか。う~ん、どうもこの線が濃厚ですねぇ~。そういえば、関係ないけど、監禁された人は「ここから出してぇ~」と叫びますね(^^;)ゞ。
では、どういう言い方が正しいのかというと、「出る」ですから「でさせていただいて」ですが、「でさせて」はちょっと言いにくいですし、一般人は、そもそも「出させて(でさせて)いただく」と言う機会そのものがあまりないですよね。「出る」といって思いつくのは・・・外に出る、会議に出る、「出させて(でさせて)いただく」より、「外出させてもらう」「出席させてもらう」と言いませんか? 「~させていただく」自体が少々くどい言い方ですからね。
多くのタレントは正しい日本語を話すという意識をあまり持っておらず、しかも、「~させていただく」が大好きですから、何も考えず、言いやすい「ださせて」になったのでしょうけれど、ここまで来たらもう・・・( ̄_ ̄)、せめて「出演させていただいて」と言ってほしいところですが。私たちは、「出る」を「出させて(ださせて)いただいて」などと言わないように気をつけましょう。
例文は「ださせていただいて」と読むのですが、何に「出させて(ださせて)いただいて」かというと、タレントがテレビ番組や映画に「出させて(ださせて)いただいて」です。これ、しょっちゅう聞きますよね。でも、タレントの「~させていただいて」にあまりにも慣れ、これがおかしいということには気づきませんでした。おかしくないかというコメントを頂いて初めて気づいた次第です。
「ださせていただいて」ですから「出す」ですが、テレビ番組や映画に「出る」のであって、「出す」のではないですよね。「顔を出す」という表現はありますが、出演させていただくということを言うのに「顔を出す」はおかしいですね。超大物が「うん、ちょっと(顔を)出させていただいてね( ̄ー ̄)フフン」ということならありえますが、そういうことも今はないでしょう。あるいは、マネジャーが「うちのタレントを出させて(ださせて)いただいて」なら、「タレント」を「出す」ですから、ありえます。でも、タレント本人が言えるセリフではありません。
5月14日に「レギュラーにさせていただいて」について書きました。これを言ったのは「どんだけぇ~」のおかまタレントです。タレント本位の言い方では「レギュラーにならせていただいて」ですが、レギュラーを決める権限を持つ人本位の言い方をすれば「レギュラーにしてくださって」となります・・・と言いたいところですが、「くださる」はほとんど使われませんから、「レギュラーにしていただいて」となります。それがそのまんま「レギュラーにさせていただいて」なのですから、正誤を考えないにも程がありますよ(`н´)。
番組に私を起用していただく、使っていただく、そういう気持ちで「出していただく」と言うのなら分かります。その「だ」がそのまんま「~させていただく」に乗っかって「出させて(ださせて)いただく」になったのでしょうか。う~ん、どうもこの線が濃厚ですねぇ~。そういえば、関係ないけど、監禁された人は「ここから出してぇ~」と叫びますね(^^;)ゞ。
では、どういう言い方が正しいのかというと、「出る」ですから「でさせていただいて」ですが、「でさせて」はちょっと言いにくいですし、一般人は、そもそも「出させて(でさせて)いただく」と言う機会そのものがあまりないですよね。「出る」といって思いつくのは・・・外に出る、会議に出る、「出させて(でさせて)いただく」より、「外出させてもらう」「出席させてもらう」と言いませんか? 「~させていただく」自体が少々くどい言い方ですからね。
多くのタレントは正しい日本語を話すという意識をあまり持っておらず、しかも、「~させていただく」が大好きですから、何も考えず、言いやすい「ださせて」になったのでしょうけれど、ここまで来たらもう・・・( ̄_ ̄)、せめて「出演させていただいて」と言ってほしいところですが。私たちは、「出る」を「出させて(ださせて)いただいて」などと言わないように気をつけましょう。
「出させていただく」については、自分でも気になっていたんですが、「問題な日本語」という本にも載っていました。日本語ブームというのがあったらしいのですが、その頃のベストセラーらしいです。続編も出ていて、そちらのほうだったかな? どちらもなかなか面白い本で、おすすめです。
「ださせていただく」は、「出す」側、例えば番組のプロディーサーが、「出す」ことを誰か上の人に許可してもらうときに言う言葉ですよね。動作の主がそもそも違うのに、なんでそういうことを誰も気にしないのでしょうね。
日本ほど自国語を大切にしない国はない、というのをどこかで目にしたことがあります。私は別に、国粋主義者でも日本語を守る会でもなんでもありませんが、言葉がおかしくなると、考え方やコミュニケーションがおかしくなって、社会もおかしくなるのではと心配です。
吉永小百合さんはちゃんと「出していただく」と言っていた記憶があります。こういう、当たり前のことがすばらしく思えてしまうのが、悲しい。
ハムちゃんは散歩するんですか?(^^
日本語を大切にしないというのは、奪われそうになったことがないからでしょうか。
ハムやんは散歩が好きで、毎日散歩します。といっても、居間限定ですが。私の机の下に別荘があるんですよ(^^)。