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都議選の結果は、何を意味するのだろう

2013-06-24 19:55:14 | 徒然

昨日行われた「東京都議選」。
自民圧勝で終わったようだ。
ライバルだったはずの民主党は、第4党へと転落し代わって躍進したのが共産党、と言う結果。

この結果を知ったとき、感じたコトは「アベノミクスで恩恵があったのは、東京だけなのでは?」というコト。
もう一つが「この都議選の結果と来月の参議院選挙と違う結果になるのでは?」というコトだった。

この選挙では、「民主党の自滅、みんなの党と維新の会が、選挙協力をしていれば違った」と言われている。
確かに、今現在の民主党は「これ」と言った、政策も何も見えてこない。
維新の会は、橋下さんの失言(?)によるダメージが大きいだろう。
逆に石原さんの地元・東京で大阪の橋下さんの発言でのダメージが大きい、と言うのは石原さんの求心力の低下、と言うコトも考えらそうだ。

今朝のラジオ番組などを聞いていると、「今回の選挙が、来月の参議院選挙の前哨戦」と見ている政治評論家の方が多いようだ。
確かにこれまでは、その様な傾向が強かったと思う。
だが、果たしてそうだろうか?
と言うのも、この都議選の前にあった地方の首長選挙では、自民党は決して勝った!と言う状況では無いからだ。

地方では、「アベノミクス」による経済効果も感じられず、TPPなどで不安になっている生活者が多いのでは?
それだけでは無く、安倍さんが打ち出した「景気対策・3本の矢」が、地方経済とマッチしているとは思えないからだ。
安倍さんの打ち出した「3本の矢」の内、「女性の活用」という点では、女性の就労率が比較的高い地方では、余り関係が無い。
そして他の政策に関しては、地方は冷遇されたような内容という印象がある。

そう考えると、都議選の結果が参議院選挙に影響する、と言うのは「???」なのだ。
都議選は、あくまでも東京都の議員さんを決める選挙。
参議院選挙は、国政選挙なのだ。
むしろ、原発再稼働に積極的な自民党、地方冷遇の政策が、自民党への投票へと結び付くとは思えないのだが・・・。
既に自民党有利な状況にあるとはいえ、選挙そのものはどの政党も伸び悩むようなきがするのだ。