昨日新聞を読んでいたら、目に飛び込んできたある写真。
父の日を前に、百貨店が特別に設置した「マネキン」の写真だった。
朝日新聞: 「薄毛・出っ腹・・・リアルすぎるマネキン 名古屋で父の日PR」
「中年のお父さんの休日」というイメージでのディスプレイと、このマネキンの何とも言えない雰囲気・・・確かに、中年のお父さんという感じがする。
顔を見ると「若い頃は。イケメンでモテたのでしょうね~」と言う感じだが、でっぷりとしたお腹は、現実感が溢れている。
このマネキンがリアルかどうかは別にして、実は百貨店や小売店に置かれているマネキンの多くには、顔が無かったり、顔の表情が判らない様にしてある。
1970年代には、日本人モデル・山口小代子さんの活躍で、日本だけでは無く米国などでも山口さん風のマネキンを多く見かけた。
それが1980年代にはいると、人種的な問題と顔があるコトで、洋服のイメージが固定化されてしまう、と言う懸念があり徐徐に顔のない、または顔の印象が薄いマネキンが主流になっていった。
マネキンと言えども、流行廃りがあるのである。
ところで今の30代のお父さんたちは、この様な体型の方は余りいらっしゃらないだろう。
この様な体型のお父さん年代というと、やはり40代後半以上というコトになると思う。
この年代のお父さんと言うコトを考えると、プレゼン購入を考えるのは中高校生以上のお子さんと奥様というコトになるのだろうか?
果たして、奥様はともかく中高校生のお子さん達が、父の日にプレゼントを用意してくれるのだろうか?
家族のイベントとなる「記念日」の中でも、「父の日」は前月にある「母の日」に比べ、意識度が低いような気がする。
「母の日」の翌月は「父の日」と判っていても、「6月第3週の日曜日」だと覚えているか?となるとどうなのだろう?
新聞の折り込みチラシなどで、「アァァァ~」と気づく人のほうが多いかも知れない。
それにしても、「父の日ギフト」の中心が、お酒・ゴルフ用品と言うのは・・・。
お酒もゴルフも関係のない、お父さんって案外多いのでは?
まして、若いお父さん達はもっと違う趣味や生活習慣がある様な気がするのだが・・・。