日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「税金を無駄に使うくせに、国のために何もしない・・・」

2008-09-05 20:06:09 | 徒然
イヤハヤ、自民党の総裁選挙は当初の予想に反し、乱立状態になりつつある。
コレだけ総裁になりたい人がいたなら、1年前に手を挙げて欲しかったものだ。
今回手を挙げた人たちは、少なくとも「ねじれ国会」だということも、年金問題など福田さんが投げ出した諸問題があるということを、十分理解してのことだと信じたい。

海の向こうアメリカでは、マケインさんの大統領候補受諾演説が行われた。
新聞各紙のWEBサイトの記事では、「変革を強く訴える、マケイン氏」程度の紹介になっているのだが、テレビのニュースなどでは「税金を無駄に使うくせに、国のために何もしない・・・」という場面が、幾度か流された(紹介は、Yahooの動画ニュース・NNNより)。

この言葉を聞いた時、「日本国民の多くが、今の政治と官僚に対して思っていることだ!!(よく言った、マケイン!)」と思ってしまった。
アメリカが「変革の時」というコトなら、「日本はもっと迅速な変革をしなくてはならない時なのだ!」と、思ってしまうほど、マケインさんの言葉は力強かった。

自民党総裁選びは、「上げ潮派VS景気対策VS増税派」という様相を、呈してきているらしい。
「上げ潮」といっても、多くの国民はその恩恵に与ることもなく、厳しい生活を強いられた。
「確かに規制緩和なども重要だが、規制緩和に追いつけない業種や規制緩和が出来ない産業がある」ということも、この数年間で十分分かった。
「増税」といっても、論議の中心となっているのは、いわゆる消費税率のアップだ。
所得が増えない状況で、食料品や日用品などの生活必需品にかかる税率が上がるということは、ガソリンの暫定税率復活+原油高騰で買い控えをした生活者の、消費行動を考えれば、消費税の一律税率がベストなのか?という、早急な見直しが必要だということが分かるはずだ。
その論議の前に、「増税ありき」では国民の気持ちはついていかない。
かといって、土建型公共事業による景気対策も「今更ね~」感がある。

自民党の総裁選挙は、党員以外にとっては関係のない話なのだが、本来開かれるはずの国会や、早急に決めなくてはいけないはずの案件などが先送りされてしまう。
その間に使われる税金って、どれほどなのだろう?

与野党+官僚の皆さん「税金を無駄に使うくせに、国のために何もしない」と、言われないようなお仕事を、是非、国民の前に見せてくださいな。