日経新聞のWEBサイトに、スティール、日本株売却 08年累計700億円、運用成績が悪化 という記事が掲載されていた。
日本企業の運用実績悪化に伴い、売却を急いでいるようだ。
トコロでこの記事を読まれて、どう思われただろう?
よく言われる「ニッポン売りが始まった」と、見る方もいらっしゃると思う。
「日本企業が魅力がない」と、思われる方もいらっしゃるかもしれない。
私は「ニッポン売りが始まった」というよりも、「本来の株主の姿が求められるようになってきた」と、感じたのだ。
というのも、昨年の株主総会での話題は「スティール一色」という感じで始まった。
スティール側の言い分は「株主に対する利益を多くする事」ばかりだったような感じだった。
ファンド会社なのだから、安い株を買って高値で売り抜ければ、それが利益となる。
そのためには「株主にとって魅力的な会社であれ=高配当」という考えばかりを主張していた印象があるのだ。
確かに「高配当」は、株主にとって魅力的なコトだが、それだけが企業の魅力なのか?といえば、そうではない。
その企業の考える社会貢献や、地域との関わり方、何よりも一番大切なことはお客様を大切にしている、というコトのほうが大きいのではないだろうか?
昨年、話題になった人たちがいた。
それが「デイトレーダー」と呼ばれた、素人さんがネット上で、株を証券会社のトレーダーのように、売買をして儲けていた人たちだ。
今年に入り、「デイトレーダー」と呼ばれる人たちの話を、聞かなくなった。
実際、どれだけの「デイトレーダー」が儲けたのかは知らないが、おそらく多くの方たちは、儲けよりも損の方が多かったのではないだろうか?
そんな人たちにとって、株価は気になっても企業のあり方は関係がなかった。
だからこそ、スティールのような発想の企業に共感していたのかもしれない。
ところが、サブプライム問題など次々とアメリカ発の経済問題が噴出し、スティール自体も大変厳しい状況になってきているのではないだろうか?と、勝手に想像しているのだ。
だからこそ、長期的成長でしか期待できない日本の企業を手放し、短期的に儲けられそうなトコロへと転換しているのではないだろうか?
あくまでも私の想像なのだが・・・。
今のような経済状況だからこそ、社会貢献意識の高く、お客様中心(=生活者中心)の企業への投資ができるような気がしている。
その様な企業の株は短期的利益は出せないかもしれないが、将来に渡ってそれなりの株主利益を提供できるように思うのだ。
ファンド会社の日本企業離れは、「ニッポン売り」のようにも思える。
だが、「短期間で売り買いをし、儲ける」というあり方そのものが、今の企業投資に合わなくなってきている、というだけなのではないだろうか?
日本企業の運用実績悪化に伴い、売却を急いでいるようだ。
トコロでこの記事を読まれて、どう思われただろう?
よく言われる「ニッポン売りが始まった」と、見る方もいらっしゃると思う。
「日本企業が魅力がない」と、思われる方もいらっしゃるかもしれない。
私は「ニッポン売りが始まった」というよりも、「本来の株主の姿が求められるようになってきた」と、感じたのだ。
というのも、昨年の株主総会での話題は「スティール一色」という感じで始まった。
スティール側の言い分は「株主に対する利益を多くする事」ばかりだったような感じだった。
ファンド会社なのだから、安い株を買って高値で売り抜ければ、それが利益となる。
そのためには「株主にとって魅力的な会社であれ=高配当」という考えばかりを主張していた印象があるのだ。
確かに「高配当」は、株主にとって魅力的なコトだが、それだけが企業の魅力なのか?といえば、そうではない。
その企業の考える社会貢献や、地域との関わり方、何よりも一番大切なことはお客様を大切にしている、というコトのほうが大きいのではないだろうか?
昨年、話題になった人たちがいた。
それが「デイトレーダー」と呼ばれた、素人さんがネット上で、株を証券会社のトレーダーのように、売買をして儲けていた人たちだ。
今年に入り、「デイトレーダー」と呼ばれる人たちの話を、聞かなくなった。
実際、どれだけの「デイトレーダー」が儲けたのかは知らないが、おそらく多くの方たちは、儲けよりも損の方が多かったのではないだろうか?
そんな人たちにとって、株価は気になっても企業のあり方は関係がなかった。
だからこそ、スティールのような発想の企業に共感していたのかもしれない。
ところが、サブプライム問題など次々とアメリカ発の経済問題が噴出し、スティール自体も大変厳しい状況になってきているのではないだろうか?と、勝手に想像しているのだ。
だからこそ、長期的成長でしか期待できない日本の企業を手放し、短期的に儲けられそうなトコロへと転換しているのではないだろうか?
あくまでも私の想像なのだが・・・。
今のような経済状況だからこそ、社会貢献意識の高く、お客様中心(=生活者中心)の企業への投資ができるような気がしている。
その様な企業の株は短期的利益は出せないかもしれないが、将来に渡ってそれなりの株主利益を提供できるように思うのだ。
ファンド会社の日本企業離れは、「ニッポン売り」のようにも思える。
だが、「短期間で売り買いをし、儲ける」というあり方そのものが、今の企業投資に合わなくなってきている、というだけなのではないだろうか?