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1リットルが10リットル?-ボルヴィックとユニセフ-

2007-07-07 17:47:38 | CMウォッチ
しばらく前から気になっているテレビCMがある。
それが、ボルヴィックの「1L for10Lプログラム」のテレビCMだ。

ユニセフの活動の一つとして、子供たちの健康のためのプログラムがある。
その一つとして、今回の「命をくれる水、命をうばう水」というキャンペーンが組まれたのだ。
そのキャンペーンに賛同・協力というカタチで、ボルヴィックが井戸の提供及びメンテナンス費用を提供するという内容だ。

このテレビCMとは別に、もう一つ子供たちを救済するテレビCMがある。
それが世界食糧計画の「学校給食プログラム」だ。
テレビCMでは、マラソンのポール・テルガド選手が登場するので、ご存知の方も多いだろう。

この二つのテレビCMが、伝えたいことは「子供たちの未来への投資」というコトなのではないだろうか?
「貧しいさ食事も満足に食べられず、学校にもいけない」コトを解消し、学校教育を受けさせる機会を設けることが目的の「学校給食プログラム」。
それ以前に、生命の危機に瀕している子供たちに衛生的環境を与え、生き延びるためのプログラムが「1リットルfor10リットルプログラム」キャンペーンということになる。
まずは、1リットルのミネラルウォーターを買うところから、はじめる支援もステキだ。
ボルヴィックが、このキャンペーンをするのは「ミネラル・ウォーターのメーカー」という、社会的責任があるからだろう。
であれば、様々な企業が負っている「社会的責任」において、その輪が広がりこのようなプログラムに賛同し、参加してくれることを願いたい。

ところで・・・ユニセフのHPをみていたら、とても気になるコンテンツがあった。
それが「カード&ギフト」だ。
ミッフィーのカードは、お誕生日会などに活躍しそうな「名札たて」にもなる優れもの。
他にも、インド製のストールなど、フェアートレード商品とは一味違った魅力的な商品が並ぶ。
このような商品を買うことも、ユニセフをサポートすることになるとすれば、それもステキなコトなのではないだろうか?