中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

「ロマノフ家12の物語」連載開始&竹中直人さん

2013年04月16日 | 音楽&美術
 光文社新書「ハプスブルク家12の物語」と「ブルボン王朝12の物語」は、おかげさまで版を重ね続けております。

 ほんとうは上記2冊を姉妹篇として終了のつもりでしたが、レーピン展やエルミタージュ展への関わりからロシアづいているうち、ロマノフ王家も書くことになりました。ただし忙しすぎて書き下ろしは大変なので1年連載の後の書籍化になります。

 「ロマノフ家12の物語」in「小説宝石」。今月末の5月号「序章」からの開始です♪

 「残酷な王と悲しみの王妃」では、イワン雷帝も取り上げました。彼はリューリク朝ですが、血をつなげられなかったのは、誤って息子を殺してしまったからです。この息子の母、つまりイワン最初の、そして最愛の妻がロマノフ家出身。こうしてロマノフ家が台頭してゆくわけです。

 ロシアは必然的に日本との関係が強いし、ロマノフ王朝は共産主義国家ソ連の誕生まで続くので、遠い歴史という気がしません。またヨーロッパと違って、何か底知れない深さと暗さを感じさせられるところが(スペイン・ハプスブルク家とどこか共通するような。。。)、強烈な魅力といえるでしょう。楽しんでいただけますよう!

 話変わって。

 竹中直人さんのラジオ番組「月夜の蟹」(TBS)に二度目の登場をいたします。放送は22日(月)と29日(月)20時からの予定です。お時間ありましたら聴いてくださいね。

 収録は昨晩でした。その後、皆さんと飲みに行き、気がつけば午前1時半(あちゃ~!)。竹中さんに丹波哲郎さんやエクソシストやしまいに悪魔まで乗り移り、笑った、笑った!



☆レンザブロー「はじめてのルーヴル」が更新されました。最終回「モナリザ」です。

http://renzaburo.jp/louvre/

☆☆講演会予定。

4月27日(土)13時50分~(15分)渋谷文化村
映画「ロイヤルアフェア」上演前トークイベント

6月5日(水)
日本電気協会第92回総会講演会in ホテルオークラ
 (関係者のみの御参加です)

7月20日(土)
朝日カルチャー梅田教室 13時半~15時

9月7日(土)13:00-16:00(途中休憩あり)
NHK文化センター名古屋
「怖い絵~名画で西洋史を知る」

☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋) 
2刷になりました♪
産経新聞書評⇒ http://sankei.jp.msn.com/life/news/130120/bks13012008280003-n1.htm 中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇

「弐代目 青い日記帳」さんが取り上げてくださいました⇒ http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3088


☆最新刊「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫)
3刷になりました♪

怖い絵  死と乙女篇 (角川文庫)


☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房)
2刷になりました♪
○藤井フミヤさんがファン会報誌で推薦してくださいました♪
○日経新聞ブログ「丸の内ブック街」でも御勧めしていただいてます♪

http://book.marunouchi-office.jp/recommend/003903.html

名画と読むイエス・キリストの物語



☆「マリー・アントワネット 運命の24時間
    ~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
 新聞評⇒http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
     
マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡

☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)4刷になりました♪
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
6刷になりました♪
     怖い絵 泣く女篇

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋)
5刷になりました♪
 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
(画像をクリックするとアマゾンへゆきます)
文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm

☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 9刷になりました♪

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)

☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫 な 53-1)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史


「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

sai






















コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スターリンジョーク~絵画篇 | トップ | 「注文の多い宗教画」連載開... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (うさこママ)
2013-04-21 11:09:23
「ロマノフ家の物語」新連載、とても楽しみです。ハプスブルク家もブルボン家も、中野さんのおかげで身近になり、歴史の流れと共に美術作品を解説してもらうと、具体的になって、他国との関係や地理的興味も深まり、面白さが増します。ロマノフ家は、地理的に近くても、心理的には遠かったのですが、革命で日本にもロシア系の人達が住むようになった事を間近に感じる機会があり、関心がわきました。
「ロイヤルアフェア」トークショーも、ぜひ伺いたいので、今週中に前売り券を買わなくては。
返信する
Unknown (うさこママさん(kyoko))
2013-04-21 18:01:06
 ありがとうございます♪ロマノフ、楽しんでいただきたいです。白系ロシア人やドン・コサック合唱団、おろしあ国酔夢譚や日露戦争など、ほんとロシアは日本と関わり深いですよね!!
返信する
ロマノフ王朝 (棟梁)
2013-04-21 18:14:00
お久しぶりです。実は、3月31日から実家姫路を離れて奈良県の高校で地歴科の教員として勤務しています。これからもよろしくお願いします。

先生が、ロマノフ王朝と美術品に関する連載と書籍化は、大変興味があります。先日姫路市立美術館で行ったレーピン展からもロマノフ王朝の歴史が垣間見えて面白かったので本当に楽しみです。

ピョートル大帝が、密かにロンドン等に赴き西洋式の軍隊を研究していたり、エカチェリーナ2世が、ウ゛ィジェルブランをフランスから御用画家として招くなど、ロマノフ王朝と西欧との関係性がある一方で、ボロディンのダッタン人の踊りの曲からも分かるように、アジアの文化もロマノフ朝の中には、根付いてるように思います。

これは、ロシアやトルコ等でよく言われることだと思いますが、ヨーロッパとアジアのどちらに属するのかといった議論につながっているように思えます。

その点で、非常に難しい問題ですが、逆に面白いと思います。先生がどのような切り口で、ロマノフ王朝やロシアの歴史を捉えるのかが非常に楽しみです。頑張って下さい。
返信する
Unknown (うさこママ)
2013-04-22 21:46:32
竹中さんのラジオ番組、楽しかったです!最近見るのは邦画が多いのですが、以前は洋画しか見ず、懐かしいタイトルや俳優名が出て来ました。エド・ハリスも「ブリューゲルの動く絵」も「その人は昔」(内藤洋子は、雑誌「りぼん」のモデルから映画「氷点」に主演、一躍人気女優になりました)も、(ウン、そうそう!)と、うれしく同感してましたが、特に「フランティック」は私も大好きで、確かクライマックスはセーヌ中洲の自由の女神の像が見える場所で、その後、パリに行った時、訪ねたのを思い出しました。お2人の映画愛や熱気が伝わり、話に加わりたくなりました。竹中さんが演じる藤田嗣治、見たいですね。その晩の飲み会、さぞ盛り上がったことでしょうね。来週の後半が楽しみです。
返信する
Unknown (棟梁さん&うさこママさん(kyoko))
2013-04-23 08:59:40
棟梁さん
 おめでとうございます♪ 就職が決まり、社会人1年生になったのですね。高校生は難しい年頃でしょうが、頑張ってください!
 ヴィジェ=ルブランのロシアでの活躍については、一昨年NHKの美術番組で話したんですよ♪

うさこママさん
 ラジオ、聴いてくださり、嬉しいです。実はわたしは昨日から風邪で不調。ものすごく早く寝たので聴きそびれてしまいました(あとでCDが届くのでその時を楽しみにしています)
 映画好きの人と話すのはとっても楽しいです。クローネンバーグの「ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス」で盛り上がりました♪
返信する

コメントを投稿

音楽&美術」カテゴリの最新記事