先月末になるが、超弩級の映画を見て来た。
アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』(ファン・ホセ・カンパネラ監督)
全てが濃厚で強烈、時間がたつほどに忘れがたくなる、名画のお手本のような作品だった。腐った政治状況のなか、身分違いの恋があり、地獄に落ちて悔いなしという激烈な愛があり、凄まじい復讐があり、にもかかわらず随所にユーモアがちりばめられている。
ミステリとしても仕掛けがあって、2,3度、アッと驚かされる(書きたいけれど、これから観る人にもぜひ驚いてほしいのでナイショ)
作り手の志の高さが伝わってきた。凡百の映画とは雲泥の差だ。伝えたいことがまずあり、それを練りに練った脚本に溶かし込み、力のある役者が演じ、巧みな監督が見事なエンターテインメント作に仕上げた。こうでなくっちゃな~!
山ほど映画を見てくると、めったなことでは感動しなくなるのだけれど、これは終わってから席を立ちがたい一本だった。
詳しくストーリーを書いた解説など、決して読まずに、ぜひご覧になってください!!
☆最新刊 「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書)4刷中。
産経ニュース「話題の本」♪⇒ http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100918/bks1009180748003-n1.htm
他に朝日新聞、赤旗、東京新聞、中日新聞の書評にとりあげられました。
(本書は今年の2月から3月にかけて、NHK教育テレビ「知る楽」で8回、後にNHK/BSで2回に再編集されて再放送された番組のテキストを、加筆・再編集して新書化したものです。絵の数はテキストよりだいぶ増やしました♪33点のカラー図版、10点のモノクロ図版)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」2刷中。
「明大新聞」での、谷川かおる先生(仏文学者・美術評論家)のご紹介が載りました⇒
http://www.meiji.ac.jp/koho/meidaikouhou/20100801/r_book1.html
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)13刷になりました。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。6刷中♪
☆「危険な世界史」(角川書店) 4刷になりました♪
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』(ファン・ホセ・カンパネラ監督)
全てが濃厚で強烈、時間がたつほどに忘れがたくなる、名画のお手本のような作品だった。腐った政治状況のなか、身分違いの恋があり、地獄に落ちて悔いなしという激烈な愛があり、凄まじい復讐があり、にもかかわらず随所にユーモアがちりばめられている。
ミステリとしても仕掛けがあって、2,3度、アッと驚かされる(書きたいけれど、これから観る人にもぜひ驚いてほしいのでナイショ)
作り手の志の高さが伝わってきた。凡百の映画とは雲泥の差だ。伝えたいことがまずあり、それを練りに練った脚本に溶かし込み、力のある役者が演じ、巧みな監督が見事なエンターテインメント作に仕上げた。こうでなくっちゃな~!
山ほど映画を見てくると、めったなことでは感動しなくなるのだけれど、これは終わってから席を立ちがたい一本だった。
詳しくストーリーを書いた解説など、決して読まずに、ぜひご覧になってください!!
☆最新刊 「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書)4刷中。
産経ニュース「話題の本」♪⇒ http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100918/bks1009180748003-n1.htm
他に朝日新聞、赤旗、東京新聞、中日新聞の書評にとりあげられました。
(本書は今年の2月から3月にかけて、NHK教育テレビ「知る楽」で8回、後にNHK/BSで2回に再編集されて再放送された番組のテキストを、加筆・再編集して新書化したものです。絵の数はテキストよりだいぶ増やしました♪33点のカラー図版、10点のモノクロ図版)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」2刷中。
「明大新聞」での、谷川かおる先生(仏文学者・美術評論家)のご紹介が載りました⇒
http://www.meiji.ac.jp/koho/meidaikouhou/20100801/r_book1.html
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)13刷になりました。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」♪ シリーズ完結篇です。6刷中♪
☆「危険な世界史」(角川書店) 4刷になりました♪
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
私は近所の映画館で「午前10時の映画祭」ということで、この夏は「ウエスト・サイド物語」「太陽がいっぱい」「羊たちの沈黙」などテレビでは見たことあるけど、スクリーンで見ると新しい発見と感動を実感。最近では「悪人」…映画を見た後、原作を一気に読んで、映画で泣かずに、本で泣きました。
わたしも本で泣いたので、映画見ようかなあと思っていますが。
妻夫木君はこの映画で、一皮むけた?感じだったし、音楽も九州の舞台も。
映画を見てから、原作を読んだので、私の頭の中では、登場人物など映像化してましたけど。
今日、11月6日 京都文化博物館の「カポディモンテ美術館・記念講演会」の参加券、届きました。京子さんのはお話が聞けるのを楽しみにしています。
忙しくてまだ何を話すか決めていないのですが、アルテミジアにしようかなあとは考えているところです。楽しんでいただけますように!
ミステリーとラブストーリーの両建てで成功しているストーリーですね。
そして冒頭に組み込まれた伏線が粋!
ラスト・シーンでは膝を打ちました。
アカデミー賞は納得です。
長く上映され、多くの人たちに見てほしい名作だと思います。