脳科学の本を読んでいると、想像妊娠についての記述がありました。1700年代には200人に1人の割合で想像妊娠があった由。当時の妻たちの、跡継ぎを産まねば、というプレッシャーがそれだけ高かった、ということらしい。現代では1万人に1人だそう。
想像妊娠するとホルモンに変動をきたし、実際に妊娠したのと同じ状態になる。生理は止まり、つわりが起こり、稀には子宮も拡大するというから、人間の体(脳の働きというべきか)は面白い。
これに関しては昔、高校の同級生(男子)から直接聞いた話が凄いインパクトだった。
彼の大学でのゼミ仲間が、つきあっていたOLの女性を妊娠させてしまったというので、まだ学業中だったが(4年生。就職先は決定済み)、結婚した。
件の我が同級生も結婚式に出たので、おなかの大きな花嫁を見たという。それからまもなく、あれは想像妊娠だったということがわかり、ゼミ内部ではいっとき「女は怖い、気をつけよう」と囁かれたのだとか。
確かに、その想像妊娠がなければ、男性のほうは結婚を急ぎはしなかっただろう。とはいえ女性も騙すために想像妊娠したわけではなく、結婚したい、したい、そのためには赤ちゃんがほしい、ほしい、という思いがそういうことになったのだろう。。。でもやっぱり凄いことは凄いけど。。。
「ハプスブルク12の物語」にも書きましたが、フェリペ2世と結婚したイングランドのメアリ女王も、おなかが膨れてきたので妊娠したと大喜びしたのでしたが、それはけっきょく悪性癌でした。こちらは悲しい結末でした。
でももしふたりの間に子が生まれていたら、イングランドもスコットランドも全てスペイン・ハプスブルク家の領土になったわけで、それはそれでよかったどうか、判断の難しいところですわね。
☆「二代目・青い日記帳」に「イエス・キリストの物語」紹介が載りましたのでお読みくださいませ♪
↓
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3047
☆☆2013年の講演会予定。
1月19日(土)
千葉市朝日カルチャー
2月23日(土)
姫路市立美術館
3月2日(土)
名古屋朝日カルチャー
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2刷になりました♪
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☆「マリー・アントワネット 運命の24時間
~知られざるフランス革命ーヴァレンヌ逃亡」(朝日新聞出版社)
新聞評⇒http://chroniclelibrary.blogspot.jp/2012/04/asahi-shohyo_5455.html
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☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~
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文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら
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http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm
☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)2刷中。
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 8刷中。
☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
15刷中。
☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
「週刊朝日」書評⇒ http://book.asahi.com/reviews/column/2011100300004.html
☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)
☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
sai
想像妊娠するとホルモンに変動をきたし、実際に妊娠したのと同じ状態になる。生理は止まり、つわりが起こり、稀には子宮も拡大するというから、人間の体(脳の働きというべきか)は面白い。
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確かに、その想像妊娠がなければ、男性のほうは結婚を急ぎはしなかっただろう。とはいえ女性も騙すために想像妊娠したわけではなく、結婚したい、したい、そのためには赤ちゃんがほしい、ほしい、という思いがそういうことになったのだろう。。。でもやっぱり凄いことは凄いけど。。。
「ハプスブルク12の物語」にも書きましたが、フェリペ2世と結婚したイングランドのメアリ女王も、おなかが膨れてきたので妊娠したと大喜びしたのでしたが、それはけっきょく悪性癌でした。こちらは悲しい結末でした。
でももしふたりの間に子が生まれていたら、イングランドもスコットランドも全てスペイン・ハプスブルク家の領土になったわけで、それはそれでよかったどうか、判断の難しいところですわね。
☆「二代目・青い日記帳」に「イエス・キリストの物語」紹介が載りましたのでお読みくださいませ♪
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☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」4刷中。
☆「怖い絵」16刷中。
☆「怖い絵2」、9刷中。
☆「怖い絵3」 6刷中。
☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
sai
自然体の親しみやすいお話ぶりに聴き入りました。
海外での展覧会ではお国柄が出ていて、
中国では何日もかけて会場に駆けつけた青年、パリでは来館者が作家そっちのけで作品や会場を占領?して戸惑ったこと、そして感想文のひとつに『美しいものに壊れやすさが加わると より美しく感じる』と・・その彫刻家はブロンズの他テラコッタの彫像があり、これがとても好評で、この言葉にご本人はとても感激された由・・作品を通して自分を表現する側には最高の賞賛と思いました。
それにしても、メアリーにも、続くエリザベス女王にも子供がいないとは何とも皮肉ですね。もし彼女達の血を受け継ぐ子孫がいたら、かなり強烈だったのでは?と想像してしまいますね!
自己主張の強いフランス人らしいエピソードですねえ。ちょっと思い出しましたが、以前、大学生の国際比較を企てた心理学の先生が言っていたことです。ドイツの大学の学生たちは、簡単な心理アンケートに答えるだけでも礼金をもらうのは当然とするので、研究費が足りなくなって困った、と。
AYAさん
もしメアリーが世継ぎをなしていたら、エリザベス一世は歴史に登場できず、全く別の世界になってしまったわけですよね。不思議な感覚。。。
17日にテレビをつけたところ、中野先生がテレビに出演されてたので驚きました。
最近、西洋美術に興味を持ち始めて、「名画の謎」を読見終えた所で、どんな方か気になっていたところでした。
とっても可愛いお顔とキレイな肌の素敵な方ですね。
姫路での講演会絶対行くつもりです。楽しいお話生で聴くのが今からすっごく楽しみです(^O^)/
わあ、そう言っていただけてすご~く嬉しいです♪今回、聖書をいろんな訳で読みましたが、わたしとしてはやはり文語訳が一番良かったです。
しなのさん
ご訪問、ありがとうございます。姫路の講演会へも来ていただけるとのこと、嬉しいです♪
テレビでは、メイクの方が少しでも実物より良くしようと、頑張ってくださいました。。。
「銀座百点」の連載、すごくうれしいです。中身の濃さ、面白さに読む度、さすが銀座!と、無料で読める有難さを感じますし、新たな発表媒体で、美術や歴史と縁が薄い読者にもアピールする事でしょうね。