中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

「新 怖い絵」連載開始

2014年10月07日 | 音楽&美術
 月刊誌「野生時代」の11月号(今月発売)から新しい連載がはじまります、

 「新 怖い絵」♪

 3巻でお終いにするつもりでしたが、もう少し続けてほしいという読者の方々のカードに励まされ、あと1巻くらい書こうかなと、ようやく重い腰を上げることにしました。

 気に入っていただけるかどうか、ちょっとドキドキの船出ですが、拙著によって絵画を見る楽しみが増えたと言ってもらえるのが、最高の喜びです。それを目指して頑張ります。20回終えましたらまた単行本で出ますので、ご愛読くださいますよう!

 第一回はレーピンの「思いがけなく」。去年開催されたレーピン展にも来日していたので、見た方も多いと思います。

 「ロマノフ家12の物語」を書こうと思って以来、頭の中はロシアでいっぱいで、CDもいまだロシア音楽一筋。今年はロシア民謡集5巻も入手し、繰り返し聴いています。赤軍合唱団なんていうのが歌っています。この命名!

 もちろん「新 怖い絵」は、さまざまな国のさまざまな画家の、さまざまな主題を扱うつもりです!

☆来週は旅行のため当ブログはお休みです。22日にまた。


☆☆☆今後の講演会予定

・10月15日(水)  集英社主催高校講演。愛媛の高校2校(済美平成中等教育学校&松山東高等学校)


☆最新刊「ヴァレンヌ逃亡 / マリー・アントワネット運命の24時間」(文春文庫)
ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間 (文春文庫 な 58-2)

☆最新刊「名画で読み解く ロマノフ家12の物語」(光文社新書)  2刷になりました♪
名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)

  
☆「印象派のすべて」(宝島社別冊ムック)
印象派のすべて (別冊宝島 2200)

☆「名画に見る 男のファッション」(角川書店)
名画に見る男のファッション (単行本)

☆「橋をめぐる物語」(河出書房)
中野京子が語る 橋をめぐる物語

☆「中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇」(文藝春秋) 2刷になりました♪
中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇

☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社文庫)3刷になりました♪
残酷な王と悲しみの王妃 (集英社文庫)

☆「怖い絵」(角川文庫) 単行本に新しく書き下ろし2作を加え、全22作品です。4刷になりました♪
怖い絵  (角川文庫)

☆「はじめてのルーヴル」(集英社)2刷になりました♪
はじめてのルーヴル (集英社文芸単行本)

☆「名画の謎 旧約・新約聖書篇」(文藝春秋) 4刷になりました♪
中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇

☆「怖い絵 死と乙女篇」(角川文庫) 5刷になりました♪
怖い絵  死と乙女篇 (角川文庫)

☆最新刊「名画と読む/イエス・キリストの物語」(大和書房) 3刷になりました♪
名画と読むイエス・キリストの物語

☆「危険な世界史 運命の女篇」(角川書店) 2刷中。
危険な世界史 運命の女篇

☆「危険な世界史 血族結婚篇」(角川文庫)6刷になりました♪
危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)

☆「怖い絵 泣く女篇」(角川文庫)~「怖い絵2」の文庫化~ 9刷になりました
怖い絵 泣く女篇 (角川文庫)

☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 6刷になりました♪
中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇


☆「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)3刷になりました♪
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)

☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 10刷になりました♪
「怖い絵」で人間を読む 生活人新書


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」 6刷になりました♪
名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書) 18刷になりました♪
名画で読み解く ロマノフ家 12の物語 (光文社新書)

☆「芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)

☆「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
2刷になりました♪
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+α文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。
歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)



☆以下の単行本は絶版です。文庫本をお求めくださいまし~

☆「怖い絵」16刷中。怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。 怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。 怖い絵3

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10 コメント

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嬉しい… (hirokuni)
2014-10-07 20:14:45
怖い絵、また連載が始まるということで…ものすごくものすごく嬉しいです。
正直なところ、あと一回と言わず何回でも書いて欲しいですが…
中野さんの本を読んで、これまでスペインには興味が無かったのに、ベラスケスの作品を見たい為だけに行きたくなったほど。。。
また何処かの連載で、ベラスケスの他の作品も見られたら良いなぁ~
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Unknown (hirokuniさん(kyoko))
2014-10-07 21:45:56
 喜んでいただけて嬉しいです♪
 ベラスケス作品ですが、ちょうど明日くらいから書店に並ぶ月刊「文藝春秋」カラーページでの連載は、「ブレダ開城」です。短いですが、ぜひお読みくださいまし!
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怖い絵 再び! (攻城のマルパス)
2014-10-08 11:12:25
 たびたび失礼いたします。

 怖い絵の4巻目がでるんですね! 出たら絶対読みます! 「ロマノフ家12の物語」はまだ拝読しておりませんが、こちらもあわせて読みたいです。

 私は、大学から読んだ本(「神聖ローマ帝国」「傭兵の2千年史」「戦うハプスブルク家」など菊池良生著)の影響で、「神聖ローマ帝国」ファンです。だから、「ハプスブルク家の12の物語」はとてもとても、楽しく読めました。歴代神聖ローマ帝国皇帝一家の、奮闘と悲劇は、一読者としては、そこに人間のドラマがあって、その営みの深さや、業の深さに胸をうたれます。
 私見としましては、マリー・アントワネットのお母さんのマリア・テレジア女帝が日本でスポットをあびないのは、ちょっと惜しいと思います。初恋の人と結婚できたこと、フリードリヒ大王を相手に一歩も引かなかったことなどなど、偉業はネタにはなるのですが、知名度のせいか、日本でヒロインとして取り上げられる機会が少ないのが残念です。

・ロシアの歌について
 ロシアの民謡や、歌は門外漢なのですが、とあるアニメの影響で「カチューシャ」や、「ロシア愛国歌」に触れる機会がありました。それらを聞きながら執筆されてるのかな、と不届きな邪推をしてしまったこと、お許しいただければ幸いです。
 
 それでは、長文失礼いたしました。
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新 怖い絵~♪ (トクちゃん)
2014-10-08 13:07:01
新 怖い絵・・・嬉しいお知らせで~す。
レーピン展を見に行きましたが、一瞬が写真よりもリアルに伝わる絵に感動しました。あとモデルになっている有名人(こんな言い方で良いのかしら)「さすがロシア」と言うメンツ。
様々な国の様々な画家の様々な主題を取り上げるということで、本当にすごく楽しみです。
季節の変わり目、お体に気をつけてご活躍くださいね。

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わーい(*´∀`) (kic)
2014-10-09 13:14:06
怖い絵♪嬉しいです(*´ω`*)
西洋美術史を専攻していた学生時代よりずっと楽しく情熱的に絵画達と向き合えるようになったのは京子先生のお陰です(*≧∀≦*)なんといっても京子先生が取り上げられる作品に好みのものが多くて
U+2661そしてロシア音楽♪クラシックはロシアものが一番好きです♪そういえば、来週はゲルギエフが来日ですU+2661その次の週はカウフマンがやって来ます♪
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文字化けしましたごめんなさい。 (kic)
2014-10-09 13:17:11
先程のコメントでハートが文字化けしました。ごめんなさーいm(__)m
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Unknown (みなさま(kyoko))
2014-10-09 17:17:06
攻城のマルパスさん
 「怖い絵」が単行本になるのは2年後くらいですが、忘れずにお待ちくださいまし~
 マリア・テレジア人気は今一つですよね。やはりあまり出来すぎた女性は身近に感じられないのかもしれません。アントワネットにせよエリザベートにせよ、はたまたカトリーヌ・ド・メディチにせよ、ある種の悲劇性が無いと興味を惹きにくいのでしょうか。。。

トクちゃんさん
 レーピン展、ほんと良かったですよね!
 なのに入場者数があまり多くなくて、日本ではいかにロシア美術がないがしろにされてきたかということをしみじみ感じました。

kicさん
 先日たまたま独文の冊子で、ゲルギエフが若いころヨーロッパの指揮者コンクールで誰もが圧倒的と感じたにもかかわらず2位に終わった時のエピソードを読みました。そのときの一位は該当者無し。西側による共産国差別ですね。今やそんなことはもうどうでもいいほどの活躍ですけど。
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返信ありがとうございます (攻城のマルパス)
2014-10-10 00:35:49
 ご丁寧な返信ありがとうございます!

 怖い絵、気長に待ってます!

・エリーザベト后妃
 機会があって、フランツ・ヨーゼフ帝の奥さん、「ライザーリン」(シシィにとっては不名誉なあだ名だと思いますが)シシィの写真展を目にする機会がありました。シシィがとても綺麗なのは、中野先生の本で知っていましたが、乗馬を好んだこと、動物が好きで犬に囲まれた写真などが展示されていて、シシィが動物好きだったという別の面が見れてたいへん興味深かったです。

 「ハプスブルク家の女たち」(江村洋著)では、「皇帝と后妃は離れながらもお互い愛し合っていた」と書かれていますが、先に中野先生の本を読んでしまっていたので、どうにも懐疑的でした。
 加えて、写真展では、シシィ一人を撮った写真が多かったです(記憶が正しければですが)。
 后妃という高い身分に上り、贅沢をしてなお女性的に幸福だったのか― 今考えても複雑な思いを抱きます。

 
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嬉しい (高橋りか)
2014-10-18 19:52:46
待ってました!!先生のロマノフ朝の本も読み終わって次はどんな作品かと楽しみにしていたので、しかも怖い絵シリーズ!!!嬉し過ぎておもわずガッツポーズ!楽しみにしてます!
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Unknown (高橋りかさん(kyoko))
2014-10-21 09:36:13
 ロマノフもさっそく読んでいただけたのですね、うれしいです♪ガッツポーズもありがと~
 「新 怖い絵」はこれから20か月かけて、一つ一つ積み上げてゆく予定です。
 
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