中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

おとなのための「オペラ」入門ーー新刊♪

2009年04月21日 | 
 講談社+α文庫からオペラの本が出ました。

 『おとなのためのオペラ入門』!

 実はこれは以前さえら書房から中・高校生向けに書いた「オペラでたのしむ名作文学」の文庫化です。初めてオペラを見る中学生の男の子が、大学生のお姉さんにいろいろ教えてもらう、という設定を、新入社員男子が先輩女史に教えを乞うという形に書き換え、全体に「おとなっぽく」?いたしました。

 でも「全くの初心者」「生まれて初めてオペラを見る人」向けなのは変わりません。もともと原本も、なぜか子どもより大人の読者が多かったので、楽しんでもらえるんじゃないかな~と思っています。

 音楽より原作から入ってみよう、というコンセプトなので、とりあげた作品も、

 「チェネレントラ(シンデレラ)」(ロッシーニ)
 「椿姫」(ヴェルディ)
 「ホフマン物語」(オッフェンバック)
 「ファウスト」(グノー)
 「カルメン」(ビゼー)

 と、思いっきり偏っています。いろんなミニ情報も入れましたので、読み物として気楽にたのしみながら、オペラへの関心を持ってもらえたらと願っています。

 偶然ですが、6月には東京の第二国で「チェネレントラ」が上演されます。そのパンフレットにもエッセーを書きましたので、そちらとあわせて読んでいただけたら幸せです。

 ロッシーニの弾むような音楽は、まさしく世の憂さを晴らしてくれますので、オペラにも足をお運びくださいね!

 ひでかずさんのご紹介はこちら⇒ http://www33.ocn.ne.jp/~hidekazu/page033.html
 
おとなのための「オペラ」入門 (講談社+アルファ文庫 D 61-1)
☆今後の講演など

 5月23日(土) JTBカルチャー新宿で、「怖い絵」関連のレクチャー(朝日カルチャーセンターでの講義とは別ヴァージョンです)。⇒ http://jtbculture.com/search/detail.php?seq=3&ge=1&se=

 6月12日(金)は銀座の国際フォーラムで、日本呼吸器学会の基調講演。これはお医者様の学会員のみの参加になります。⇒ http://www.jrs.or.jp/jrs49/convocation.html


☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。<愛のフェア>本の一冊ですので、帯の写真は松山ケンイチさん♪「女の恋は 激しく、哀しい」がキャッチコピーです。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫 な 50-1)


☆最新刊「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)、6刷になりました♪

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)


☆最新刊「危険な世界史」(角川書店)
毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html

危険な世界史

☆「怖い絵2」、5刷中。
月刊誌『美術の窓』最新号で紹介されました。ごらんください。

怖い絵2


☆『怖い絵』、11刷になりました。ありがとうございます♪ 「ほぼ日」での紹介。再録⇒ http://www.1101.com/editor/2007-11-13.html

怖い絵
怖い絵
posted with amazlet on 07.07.14
中野京子 朝日出版社 (2007/07/18)



コメント (4)
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