先週末の朝日新聞beには、故・越路吹雪(宝塚の男役を経て歌手・舞台女優となった大スター)と長年交流のあった岩谷時子氏の詩が載っていた。
彼女は越路吹雪の歌うシャンソンなどを翻訳し、作詞家としても名高い人。ふたりの「友情」は、越路の夫君から嫉妬されたほどだった。
越路の死後、彼女は「眠られぬ夜の長恨歌」と題する詩を書いた。これが凄い!
四十年近い友情は
月日と共に昇華され、
あなたは今
私の胎内に宿る
愛し子になった
(中略)
おんなに生まれながら
まだ知らぬ陣痛を
私に起こせ」
女と生まれたことが、あるいは相手が女であったことが、無念でならなかったのだろうか?それとも異性愛のみを正しい愛とする世界を恨んだのだろうか?
この世で十全には叶えられなかった思いを来世に託すのだ、という強い念に圧倒される。。。
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毎日新聞での紹介⇒ http://mainichi.jp/enta/book/shinkan/news/20080903ddm015070149000c.html
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☆「怖い絵2」、5刷中。
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☆『怖い絵』、10刷になりました。ありがとうございます♪
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