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浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「御垂訓」

2022-12-08 00:05:21 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「講演集」より


           講演集、 二

       愛によって相手が救われた時の喜び

「法」とは有難いものです。
一昨日、二十歳前後の兄弟の弟さんのほうが来てくれました。
そのお兄さんのほうは家庭の破壊者だったのです。
気に入らないと、物はぶつける、お膳はひっくり返すと、
手に負えなかったのですが、以前こられた時、
僅か半時間か四十分お話させてもらっただけで
帰り際の靴をはくところから
もう変わってきたのですね。

変われるというのは、ご本人の魂がもともと高かったからです。
ただ道を知らない為にそういう過ちを犯しておられたのが、
一旦道が示されますと、
即もう百八十度の転回となったのです。
お母さんも、息子を恐いものに触れるように、
ハラハラした生活をしておられたのですが、
あまりの変貌ぶりにびっくりされ、また周りの方も驚かれたのです。

これが機縁でヘソ曲がりの弟さんもここに見えて、
それ以来いい子になってくれました。
高橋信次先生の「心」についての本を買って帰られて、
その本を夢中になって読み、
ある朝澄まして起きてきて、
「私はゴータマ・ブッダだよ」と言って、まあ、
えらく感動してしまったのですね。


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