~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
講演 十一
先の続き・・・
お釈迦様は、
先ずもとの健康な肉体に戻らなくてはいけないと気付かれて、
少女の差し出した乳を「ありがとうございます」と
押し頂いて召し上がられました。
お城の王様の言い付けによって、
お釈迦様の護衛に当たっていた五人の剣の達人、
槍の達人など豪傑ばかりの従者たちは、お釈迦様が乳を飲まれるのを
見て「ああ、ゴータマは修行に耐えかねて、行を捨ててしまった。
もう共に修行は出来ない」と、見切りをつけて去っていきました。
この後、お釈迦様はただ一人になられて、
大きな菩提樹のもとに吉祥草を
敷いてお尻が痛くないようにして坐して、
生まれて以来今日までの徹底的な反省に入られたのです。
そして偉大なる悟りを開かれたのですね。
私たちは反省をするのに、
姿勢などは関係がないと思うかもしれませんが、
背骨を丸くしますと、重りがかかって長時間坐っているのは困難です。
専門のお坊さんは座禅の時、
必ずお尻に円座といって座布団を入れます。
お尻を高くして結跏趺坐、或いは半跏不坐をしますと、
背骨が真っ直ぐになりますが、お尻を高くしないと背骨が曲がります。