笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

ついにせいちゃんが

2013年09月16日 | テレビ
『ブラマヨとゆかいな仲間たち』
のゲストが
千原兄弟の
千原せいじさんでした。

「千原トーク」
というトークライブのファンだった私としては
せいじさんの
面白さが
どうしてあんまりテレビでは
見れないのだろう
とやきもきしておりました。

弟であるジュニアさんばかりが
フィーチャーされる
そんなことが
ずっとずっと続いているのは
せいじさんも
めっちゃ面白いと思っている私としては
納得いきかねるのでした。

ジュニアさんが
『人志松本のすべらない話』で
とりあげる
「残念な兄」のエピソードは
ひとりで出ていても「千原兄弟」である
というジュニアさんのポリシーを感じる秀逸なものでしたが
同時に世間に「残念」イメージを植え付けたのではないか
という勝手な懸念ももたげておりました。

わたしの
せいじさんのイメージは
スタイリッシュな軽妙でガサツ
だけど
温かくて
とにかく弁が立つ。

この回の『ブラ~』を見て
ついに
そうか
やっと!
せいじさんの
おもしろさが世間に見つかった!
と思った。

『世界の村で発見!こんなところに日本人』
という番組で
せいじさんが
アフリカ54カ国に住む日本人に会いに行く企画をしております。

この企画では
言葉の壁をまったく感じさせない海外ロケを得意としてきた
せいじさんを
大々的に器用し
見事に成功させている。

ちなみにテレビ東京でも
似たようなコンセプトの番組をやっていて
混乱いたします。
どこが最初に始めたのか調べ始めましたが
どの番組も昔からパイロット版をつくっているので
ちょっとどーでもよくなりました。
せいじさんが出ているのは
テレビ朝日(制作は関西朝日放送ね)です。

見るとせいじさんの
コミュニケーション方法は
合理的。
慣習とか立場とかプライドとかいろんなものを
省いた
グローバルなやり方です。

持ち味発揮しまくるせいじさんを見ていて
これはだから
日本のひな壇では
開花しないよな
と納得したのです。

お互いに気を使い、
スタッフや番組の意向を考え

のコミュニケーション法で考える
いわゆる「ひな壇芸」では
難しい。
団体をコンセプトにするので
マイルドで愛嬌があり
さらに総合力がある小器用な芸人が重宝される。

話しそれますが
「ひな壇芸」はもはやもう廃れた
とわたしは解釈しております。
そんでもって
これは
土田・品川に始まり
有吉で
終わった
と思っています。
一時代を築いたうえで
誰も越えられないひとの登場で
これ以上は面白くならないことが分かった。
長くなるので
これはまた次の機会で。(敬称略)

そこへきて
ガサツで
日本人離れした
強力なコミュニケーション能力
という
一点集中した特技だけで
アフリカの広大な自然に暮らす人々と
通じあえるせいじさんは
そんな小器用とか言っているレベルじゃない
まったく
違った方向の笑いを生み出す。

少し前にやっていた放送内容で
印象深いのは
地図で目的地の場所を聞いた町の人に
「教えたんだから金を払え」
と言われたとき
悲しそうに
「あげたいのは山々やねんけど
 …みんな貧乏やねん」
と、スタッフ全員を指さして言ったこと。
すると
その町のおっさんは
「そっか、それならしょうがないな」
とこれまた悲しそうに言った。

わたしならあげてしまうだろう
と思った。
面倒だから。
また
テレビ局なんだから
そのあと100万の飛行機をチャーターしてんだから
ないわけない
のだ。

せいじさんの対応は
とても素早く
みんながなんの嫌な思いもせず
すっと
乗り切れた。
ガサツ一辺倒だったら
きっとこうはいかない
と思うの。
機転がきくなあ
頭いいなあ
って、関心した。
もしかしたら
お金せびられる可能性考えていたのかもしれないけど
おろおろしてたら
つけこまれる場面だ。
すごく堂々としてたな。

もしかして
「ひな壇」が終焉を迎え
ネタ番組が激減し
お笑い現場が冷え冷えしてきた今
個人の強さがモノをいうように
なってきたのかもしれないな
って
せいじさん見ていて思った。
せいじさんが
ちゃんと面白く
みんなに受け入れられるときが
ついにきた
と思って
嬉しかった。

長くなりましたが今日はこのへんで。


最新の画像もっと見る