笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

第11回東京03単独公演「正論、異論、口論。」感想

2010年12月21日 | ライブ
先週末で
全公演終了ということでしたので、
一か月以上も前のことを
思い出しながら
ライブの感想を書こうと思います。

ほぼ、覚えてないんですけど…。
メモ見ながら
一生懸命記憶の糸を辿ります。
このまま行くと
1年後は
行ったことさえ忘れている可能性あるもんね。

DVDで楽しむ予定の方は
ぜひ
そちらを見てから
お読みください。
先にネタがバレルと
素晴らしさが
薄れる。
と断言いたしましょう。
だから見ちゃだめです。
もう見たひとと
一生見ないひと用です(←ひどい。見て!東京03最高ですよ)。





では。

1融通
 深夜いつものコンビニへ。
 ジャンプを買いに。
 でもバイトがいつもの兄ちゃんじゃなくて
 新しいバイトの融通が利かないために
 ジャンプを売ってもらえない。
 日常から非日常へグッと引き込まれる。
 オチで一気に非日常。

オープングは
YMOからのインスパイア。
今回も最高格好いいです。 

2お礼させて下さい
 でた。
 またこの子だ。
 本音言っちゃう角田さんだ。
 サラリーマンコントです。
 お世話になった先輩と後輩に
 契約が取れたのでお礼をしたいというが
 今日中にさっさと終わらせようとする。
 最低っぷりがいいです。
 本音がちょいちょい漏れている。そんなひといますよね。
 角田さんはそういう人を演じさせたら
 輝きまくる。
 ポイントは、爪が甘いこと。

3そういうひと
 そういうひととは
 引くほど初対面でこけちゃうひと。
 のことですけど、このコントでは。
 男の本音目線で
 しごく東京03らしいです。
 これが逆にこけているのが男性で
 見ているのが女性だった場合、
 引くほどこけてたら
 絶対笑わないよね。
 笑えないし。というか、笑っているひとを軽蔑するわ。
 だからこの発想は生まれない。
 切り口が悪いひと。
 そこが独特で魅力的です。
 どーでもいいけどトヨミちゃんの動きがツボです。
 ひとことで言うなら
 おっさんくさい。

4課長の趣味
 課長の多彩な趣味につきあわされる部下ふたり。
 課長特性のキーマカレーを食べに行って、
 お土産に木彫りの動物人形を持たされる展開に。
 今回は、ずいぶん頑張っていたよ。
 部下ふたりは。
 ぎりぎりまで本音を言わなかったもんね。
 ジャンケンでバレちゃって。
 負けたほうが持って帰ることにしちゃったから。
 凡ミスだけど、ありそうな自然なミスです。
 持って帰るのも嫌
 嫌々持って帰られるのも嫌
 三人が平等に嫌だから
 部下ふたりにそれぞれ木彫りのプレゼントをする。
 という課長の理屈が、美しかったです。

5入居日
 わたしのベストワン。
 同棲をはじめるカップルに
 彼氏の友達が手伝いにくる。
 いきなり彼氏の友達に告白する彼女。
 この後の展開は
 本当に素晴らしいの一言です。
 身も蓋もない。
 こんなにさらりと自然に
 地獄のようなシチュエーションになるなんて。
 と、大興奮です。
 入居日に告白するかね。
 ここまでのネタ構造は旅館のコントと一緒ですが、
 焦点がずれていることによって
 ぐんと
 このネタをつくった人の腹黒さが出ている。
 いちばん悪くない人が
 いちばんにっちもさっちも行かなくなる。
 最高。

6ゴンとのお別れ
 ペットの霊園ね。
 わたしも経験ありますけど、
 この何とも言えない
 何とも感。
 それを描きたくてこのコントはできたんだろうな。
 私だって芸人ならば
 あれをコントにしているよ。
 ゴンまみれになった角田さんの
 いい匂いがしていた。

7それぞれの災難
 バイト終わりで
 しつこく他のふたりを誘う角田。
 とバイト仲間のつれない感じを
 最後まで会話劇で見せるコント。
 これ、何が楽しいのかと考えると
 三人のわちゃわちゃ感だ。
 このコント以外は
 全部、展開が軸になっているんだけど、
 このコントだけは会話で、
 三人の関係性や特長がイキイキするように
 セリフが考えられている。
 だから好きだし、笑ったのは覚えているけど
 ほぼ忘れている。
 という言い訳。
 スイマセン。
 メモを見ると
 「笹塚のドスケベ、携帯なくす、ドストライク
  コンバット」
 とあります。
 あーはいはい。思い出してきた。
 
私、
東京03はやっぱりすごい
と思います。
表現者として。
何を表現したいのか
はっきり提示している。
ファンなのに、てめぇ。
とお思いでしょうが、
これを考えた人は
性格が悪い
と思います。
決して、優しいいい人ではない。
でもそれを包み隠さない。
もちろん日常で
それをおおっぴらに出すことはしないでしょうけど、
少しでもいいひとに見られたい
っていう気持ちがあったすれば、
こんなコントは書かないと思います。
格好つけたコントはひとつもなく
むしろ
「今、格好つけたでしょ」
って血祭りに上げる。
その方向性で
ネタ作りをして
ブラックでなく
さらりと笑えるように仕上げることは
なかなか出来ることではないと思うんです。
入居日のコントを見ると
あんなドラマチックなのに
あんなテレビドラマは見たことない。
って感動します。

好きだわ東京03。
というか
これをつくったひと。
想像するに飯塚さん。
でもいいの。
それは知らなくても。
笑えればそれで。

それではまた。

最新の画像もっと見る