経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

アウトサイド・インとインサイド・アウト

2006-12-13 | イベント・セミナー
 明日14日、特許流通シンポジウム2006in名古屋のパネルディスカッション「我が社の知財戦略」でモデレータを務めさせていただきます。アイシン精機、豊田合成、本多電子3社の知財部門のトップの皆様にパネリストとしてご登壇いただく予定です。
 アイシン精機さん、豊田合成さんは言わずと知れた中部地区を代表する、自動車関連の大企業です。本多電子さんは、超音波技術に特化したハイテク企業ですが、先の2社と比べると、知財戦略の考え方も少し違う部分があるのではないかと想像しています。
 アイシン精機さん、豊田合成さんは、自動車関連で圧倒的にシェアの高い分野を有しているので、まずは自社の優位性を固めなければならない分野があって、そこで攻めと守りをバランスよく実行する知財戦略が求められるのではないかと思います。「アウトサイド・イン」、「製品分野からのアプローチ」とでもいった感じでしょうか。それに対して、本多電子さんは、まずコア技術ありきで、その技術を活かして様々な分野に展開しているので、基礎技術の優位性を固めることが知財戦略についても最も重要になると思います。こちらは「インサイド・アウト」、「技術からのアプローチ」とでも言えるでしょうか。
 これらはあくまで私の仮説ですが、当日はどのようなお話が伺えるのか、とても楽しみです。


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