経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

インタビュー記事掲載のお知らせ(その2)

2012-10-03 | お知らせ
 先般このブログでもお知らせした月刊「発明」のインタビュー記事ですが、10月号に後編が掲載されました。
  中小企業の知的財産でニッポンを再生! Vol.2
 インタビュー記事のPDFファイルを下記リンクに公開しました。
  http://www.ipv.jp/images/archives/invention1210.pdf

 このブログにも何度か書いてきた内容ですが、中小企業の知財を考える場合、「売り上げを意識する」というところが非常に重要なポイントであると思います。
 大きな組織であれば専らディフェンシブという立ち位置もあり得るでしょうが、中小企業だとやはり一人一人が前を向いてボールを受け、得点=売り上げを狙っていかなければならない。たとえ自分自身はシュートを打たなくても、FWがシュートを打ちやすくするためにどういうボールを出せばよいかを意識することが必要です。例えば、最前線で戦う営業マンに、「特許取れたよ、やっぱりうちの商品はライバルより進んでいるから、自信を持って売り込んできて!」と背中を押す、そういうスタンスで取り組まないと、知財は中小企業の日常的な活動と同期しないというか、中小企業の仕事にうまく溶け込んでいかないように思います。
 昨日も、ある中小企業の社長に、
「会社を元気にするためには、お客さんに喜んでいただいていると社員が実感することが必要。お客さんに支持されるということは、商品が受け入れられているということであり、売り上げがあがるということです。つまり、商品を売ってお客さんに喜んでいただくこと、これが何より重要です」、
といった趣旨のお話を伺いましたが、こういうことをよく理解した上で、もう一度自分の頭を使って、知財でできることを考えていく。「知財とはこういうものだ」、と囚われてしまわないことが肝心です。

THE INVENTION (ザ インベンション) 発明 2012年 10月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
発明協会




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